
またしても不思議な逆転負け
第21節の幕開けは残留のボーダーを挟む両チームの一戦。勝ち点が開きつつある18位と17位の関係性を考えれば、ヌーノにとってこの試合は古巣対決以上の意味を持つ試合だといえるだろう。
フォレストは4-4-2のミドルブロックからスタート。ゆったりとボールを持つウェストハムは2トップ脇に起点を作っていく。2トップ脇に顔を出すフェルナンデスで後方の4-4ブロックにちょっかいをかけると、その間に顔を出すパケタがつなぎ目となって前進していく。
押し込む機会を早々に作ったウェストハムはセットプレーから先制。CKからムリージョのオウンゴールを誘い試合を動かす。
一方のフォレストのポゼッションはアンダーソンが動き回りながら陣形を変えつつ後方の2CB+2CHで試合を組み立てていく形。フォレストはサイドからの進撃を試みるが、ウェストハムは低い位置に下がり、フォレストに守備の枚数を合わせる対応を敢行。簡単にはサイドで浮く選手を作らせない。
こうした押し込まれてしまう状態はサンドバックになる危険性もあるが、ウェストハムにはロングカウンターという武器もある。ボーウェンやサマーフィルによる陣地回復から一気に前に進んでいく。
サイドで枚数を合わせられる状況を打開するには目の前の相手を倒す選手を作るしかない。そういう意味でフォレストにおいて最も頼りになるのはハドソン・オドイ。カットインからのシュートでゴールに迫っていく。
後半も展開は似た形。押し込むフォレストに対して、ウェストハムはサイドの枚数を合わせながらカウンター。サマーフィルの見事なフィニッシュで終わった一連の攻撃は見事であったが、その過程で惜しくもオフサイド。ゴールは認められない。
すると、今度はフォレストがネットを揺らす。セットプレーから押し込んだのはドミンゲス。驚きの角度でのバックヘッドで試合は同点となる。
フォレストは以降も押し込む局面を継続したい姿勢を見せるが、ウェストハムは馬力で勝負したいところ。交代で右サイドに入ったパブロがさらに推進力を注入し、サイドから縦に速く進んでいく。
少しずつ開けた展開において対応が後手になっていたのはフォレスト。このままウェストハムが押し切れそうに見えたが、わずかなきっかけで流れを失ってしまうのが今の彼ら。ハドソン・オドイの根性の前進からFKを確保すると、飛び出しが遅れたアレオラのパンチがファウルを取られてPKを献上してしまう。
ギブス=ホワイトのPKによる決勝点はウェストハムファンの帰宅の号令に。ファンにあきらめられたウェストハム。17位との勝ち点差はさらに広がることとなった。
ひとこと
勝ち筋がはっきり見えたのはウェストハムに見えたけども。
試合結果
2026.1.6
プレミアリーグ 第21節
ウェストハム 1-2 ノッティンガム・フォレスト
ロンドン・スタジアム
【得点者】
WHU:13‘ ムリージョ(OG)
NFO:55’ ドミンゲス, 89‘(PK) ギブス=ホワイト
主審:トニー・ハリントン
