
文字通りの大団円
報道によればこの試合を最後にシティに移籍するセメンヨ。10月26日以来のリーグ戦勝利をはなむけに新天地に旅立ちたいところだろう。
序盤から目立ったのは縦に縦にという両チームのスタンス。ガンガン前からプレスに来るトッテナムに対して、左サイドのトリュフォーが縦に進むことでボーンマスが先にアクセントをつける。
しかし、先制したのはトッテナム。同じく左サイドを縦に進んだところからカットインからゴールを見せたのはテル。ミドルシュートからいきなり試合を動かす。
ハイプレスに出ていくボーンマスに対して、トッテナムはベンタンクールが列を落とすことで試合をコントロール。ボーンマスにハイプレスのきっかけを作らせない。
それでも基本的にはオープンな流れなので中盤にはスペースができる状況ではあった。ボーンマスはヒメネスのドリブルなど、スペースがある状態からの打開策を探しながら敵陣に進んでいく。
両チームとも縦に勢いがある状態からスコアを動かしたのはボーンマス。タヴァニア→エヴァニウソンのクロスから同点。トッテナムのCB陣はタヴァニアの鋭いクロスに対してリアクションをすることができなかった。
失点したことで少しずつリズムを失うトッテナム。シモンズの強引な反転でのロストや。左サイドのユニットの機能不全など主に保持面から危ういシーンが出てくる。
逆にリズムをつかんだボーンマスはまたしてもタヴァニアのクロスからスコアを動かす。セットプレーの二次攻撃からファーのセネシの折り返しからクルーピが押し込んでゴール。前半終了間際にリードを奪う。
後半、トッテナムは左サイドのワンツーなどボールを動かしながらの前進。ボーンマスのプレスは後追いに。相手のミスに付け込んでのシュートラッシュなど少しずつチャンスを作っていく。
交代で入ったリシャルリソンでさらに勢いをつけたトッテナム。早々に決定機からチャンスを作り出していく。ファン・デ・フェンのキャリーからPKを獲得したシーンもあったが、これはOFRで取り消しとなった。
それでも押し込む局面を続けるトッテナムはパリーニャの豪快なシュートから同点。アクロバティックな形から試合を振り出しに戻す。
追いつかれたボーンマスに待っていたのは文字通りの大団円のフィナーレ。後半追加タイムに勝ち越しゴールを決めたのはセメンヨ。ラストゲーム、3か月弱ぶりの勝利などあまりにも要素が乗りすぎている劇的なゴールを決めてトッテナムを下す。ミュージカルの最後のような幕切れでボーンマスは久々の勝利を手にした。
ひとこと
セメンヨ、行ってらっしゃい。
試合結果
2026.1.7
プレミアリーグ 第21節
ボーンマス 3-2 トッテナム
ヴァイタリティ・スタジアム
【得点者】
BOU:22‘ エヴァニウソン, 36’ クルーピ, 90+5‘ セメンヨ
TOT:5′ テル, 78’ パリーニャ
主審:ダレン・イングランド
