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「兆しをはさむ作業」~2026.1.14 カラバオカップ 準決勝 1st leg チェルシー×アーセナル プレビュー

目次

Fixture

カラバオカップ
準決勝 1st leg
2026.1.14
チェルシー
×
アーセナル
@スタンフォード・ブリッジ

戦績

過去の対戦成績

 過去5年間の対戦でチェルシーの2勝、アーセナルの8勝、引き分けが4つ。

チェルシーホームでの戦績

 直近10試合でチェルシーの1勝、アーセナルの3勝、引き分けが6つ。

スカッド情報

Chelsea
  • マロ・グスト
  • コール・パーマー
  • リース・ジェームズ
  • ミハイロ・ムドリク(出場停止)
  • モイゼス・カイセド(出場停止)
  • ロメオ・ラヴィア(腿)
  • レヴィ・コルウィル(膝)
Arsenal
  • リカルド・カラフィオーリ(?)
  • クリスティアン・モスケラ(脚)
  • ピエロ・インカピエ(腿)
  • マックス・ダウマン(脚)

予習

FA杯 3回戦 チャールトン戦

今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望

未知数部分が多いロシニアーの色

 致し方ないという状況でのターンオーバーでFA杯の勝利を挙げたアーセナル。カップ戦連戦の後編となる試合はカラバオカップの準決勝。チェルシーとの2レグ制はスタンフォード・ブリッジでの前半戦を迎える。

 ご存知の通り、チェルシーは監督の交代の直後。一方的な解任というよりはどことなく真っ向から喧嘩してマレスカが去った後、就任したのはロシニアー。ストラスブールからやってきた指揮官にとって、アーセナル戦はホームでの初陣ということになる。

 正直なところ、分析するための材料が少ないなというのは認めざるを得ない。単純な数の面でも少ないし、限られた試合の相手も悪い。ロシニアーのチェルシーが初戦でぶつかったのはチャールトン。リトリート主体の戦い方はアーセナルとは極端にカラーが違うものだと言えるだろう。

 それでもあえて違いを探っていこうと思う。チェルシーの保持はマレスカの際と変わらない3-2-5。サントスとカイセドでスタートしたCHは固定されていた。その代わり、左のSBのハトが高い位置に入り、トップ下のブオナノッテと左右対称のポジションを取っていく。

 ただ、これが普遍的な形なのか例えばハトがSBに入る時の特異的な形なのかは判別がつかない。CHにエンソが入ればまた変わってくるとかもあるかもしれない。

 チャールトン戦の放送席は「SBは外側のレーンで使う」とストラスブール時代のロシニアーを評していたので、もしかするとよりSBが香車型なら違うのかもしれない。もっとも、チェルシーで一番の香車型のククレジャすら今季はインサイドでもプレーするので、この状況に当てはまるプロファイルのSBはいないかもしれないが。

 高い位置においてはWGに対するサポートが増えた感があった。大外に対して、CHが積極的につながる姿勢を見せていたのは印象的。チャールトン戦では特に右の大外のギッテンスに対してCHがいったんボールを受けて背後を取るアクションを作るなど、変化をつけてみせた。

 これも人によるのかもしれないけどもそういった傾向が見えたのはチャールトン戦の戦い方のイメージ。後方のポゼッションも結構やり直しが増えていたので、保持の局面ではチーム全体で重心を押し上げていく意識は前任者よりも高いのかもしれない。

 チャールトンは保持において何かしてくるチームではなかったので正直なところ、守備の特徴は見えてこなかった。前から捕まえにいく時はFW-MFの間が開いてしまい、なかなかここをコンパクトに維持するのに苦労していた印象。これはマレスカ時代のチェルシーにも認められた傾向なので、もしかするとメスを入れる前なのかもしれない。

 この試合は未知数の部分が多く、アルテタをはじめとするアーセナルのスタッフ陣もスカウティングには苦労するはず。手探り要素の強い一戦になるはずだ。

求められる2つの側面

 アーセナルはFA杯で大幅なターンオーバーを敢行。短期的な話ではあるものの、余裕を持ってプレータイム管理ができている状況でこの試合に臨むことができる。ダウマンを除けば残されている怪我人はそこまで長い期間の離脱は予定されておらず、後半戦に向けてベンチ入り争いが激化するほどの状況になってきている。

 一旦チェルシーという相手をおいておけば、この試合はFA杯で得られた成果と主力を掛け合わせる作業。ヌワネリ、ハヴァーツといった兆しをみせた面々を主力組に入れ込むことでどういった化学反応を見せていくことができれば上々だ。

 期待したいのは既存のレギュラーの持っている能力を同じように出せるか?という側面と、新しいものをもたらすことができるか?という側面。

 ハヴァーツは非常にこの点では期待が持てる。保持の面での滑らかさはギョケレシュにはないものだし、奥行きをもたらせる機動力はメリーノが持ち合わせているものではない。ポーツマス戦で見せた30分の動きは既存戦力にないものをハヴァーツが提供できる可能性を感じるものだった。いきなりフルスロットルは難しくとも、調整しながらCL再開時にはきっちりと戦力として組み込みたい。幸い今は焦る必要のない質と量の戦力が前線にはいる。

 ヌワネリがポーツマス戦でもたらしたものはどちらかといえばビルドアップ的に降りるアクションを見せるというウーデゴールの負荷を減らせる可能性だ。彼の復帰後にエゼの出番が極端に減ったことを踏まえると、ある程度中盤にはビルドアップに絡めることを求めているのかもしれない。今は動きを見せながら前進に侵入ができるスビメンディがアンカーなので、そういう面で降りて受ける動きに一定の成果を出せる選手の方が好ましいと考えている可能性はあるだろう。

 もちろん、フリーで前を向けば見せられるものに関してヌワネリにはウーデゴールの代役には収まらないクオリティがある。ただ、そうした部分はポーツマス戦では据え置き。カテゴリーが上の相手でも通用するかはきっちりとこの1ヶ月で試す機会を求めたい。

 チェルシー対策という点では材料は少ないのは正直なところだが、ビルドアップにおいて自陣に相手を引き出すアクションはきっちりと行っていきたいところ。カイセドが出場停止でいない状態であることを踏まえると、CHがカバーできる範囲は限られてくるはず。

 FWを手前に引き出してFW-MF間を開けるアクションを行うことでまずはこのエリアでフリーで持てる選手を作りたい。さすがにスビメンティには対策を打ってくると思うので、残りの中盤2枚かSBがこの役割を担いたいところだろう。

 非保持においてはCBのスライドも含めた局所的なサイド封鎖はそれなりにできると思うで、やはり陣地回復によって押し込まれる状況を回避する能動的手段が備わっているかどうかをテストしたい。リードしている時はまだしも、リバプール戦のように負けている時にポゼッションで割り切られるという展開はアーセナル側にメリットがない。

 ブロック内に籠城することに関してはワンミスがゴールにつながる旨みもあるし、ハンドという事故やアーセナルの得意なセットプレーにつながる可能性もある。こちらは相手にやられることに関してはまだメリットがある方の割り切りだと思う。メリットがない割り切りの手段をなくすことは後半のアーセナルの大いなるテーマと言えるだろう。

【参考】
https://www.bbc.com/sport/football/premier-league

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