
いちごなしの完勝
16年ぶりのJ1復帰戦は雨のフクアリから。浦和をホームに迎えて千葉の百年構想リーグは開幕する。
雪という特殊な天候もあり、序盤は両チームとも感覚を確かめ合うようにロングボールの応酬。非保持においてはある程度相手に持たせて良いというスタンスの浦和よりも千葉の方が前からのプレスをきっちりやっていこうという傾向が見えた。
そういう状況の中で絶対に避けたいのはミスを犯してしまうこと。やってしまったのは千葉。連携ミスからロングボールの対応の流れの中で若原が松尾を倒してPKを献上。5分に浦和が先制点を奪う。
展開がシンプルな分、試合はユニット同士の力の差がきっちりと出る展開。この試合の中で力の差が顕著だったのは浦和の左と千葉の右。特にトップから左に流れる松尾のスピードに千葉の右サイドはかなりやられていた。イサカ・ゼインと高橋の縦関係が前から相手を制限できず、松尾の対応で後手に回った久保庭が足を滑らせてしまい、浦和は早い時間に追加点を決める。
リードを奪ったということで浦和はボールを落ち着けたいところだが、プレスをやめない千葉に対して、ショートパスで速いテンポで繋ぐにはリスクがある環境。浦和がきっちりボールを捨てる選択をすることもあったため、千葉にはボールを持つ機会がそれなりに与えられることとなった。
千葉はサイドにボールを揺さぶりながらボールをキャリー。特に日高が金子の背後を取ることができれば満足にボールを運べる形。31分のカルリーニョス→イサカ・ゼインのルートのようにサイドからチャンスを掴むことはできていたが、アバウトなインサイドへの縦パスはミスになることが多かった。
浦和は引き続き左サイドの裏から決定機を迎えると、そこからのハイプレスでもテンポを掴む展開に。リードをキープしたままハーフタイムを迎える。
後半、千葉はボールを動かしていくスタートだが、なかなか敵陣に差し込む隙を見つけることはできず。むしろ、浦和のショートパスからのビルドアップを咎める方が有望な展開だった。
前半よりはオープンな展開となった後半。千葉は速い展開の中で十分浦和と渡り合うことができていた。ボックスの中のアプローチはハイボールではなく鋭いクロスが多く、これであれば味方に通るというプレーを選ぶことはできていた。浦和は最後のところで体を投げ出すプレーが成功しており、GK以外もゴールマウスを守る機会がそれなりにあった。
先に浦和のサイドのプレスの圧力が下がり、千葉がチャンスを多く迎えるが、浦和がキワキワを守って耐えると、終盤は再び浦和が押し込む展開に。照内がネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイド。ケーキにイチゴは乗らなかったが、前半のリードを守り切った浦和が開幕戦の勝利を飾った。
ひとこと
千葉、明らかに試合の入りに失敗。奮闘するも2点は取り返すには大きな差だった。
試合結果
2026.2.7
J1百年構想リーグ
第1節
ジェフユナイテッド千葉 0-2 浦和レッズ
フクダ電子アリーナ
【得点者】
浦和:5‘(PK) 松尾佑介, 12’ 肥田野蓮治
主審:木村博之
