Fixture
プレミアリーグ 第25節
2026.2.7
アーセナル(1位/16勝5分3敗/勝ち点53/得点46 失点17)
×
サンダーランド(8位/9勝9分6敗/勝ち点36/得点27 失点26)
@エミレーツ・スタジアム
戦績
過去の対戦成績

過去10回の対戦でアーセナルの7勝、引き分けが3つ。
アーセナルホームでの戦績

過去10回の対戦でアーセナルの7勝、引き分けが3つ。
Match facts from BBC sport
- アーセナルは直近18試合のホームのサンダーランドとのリーグ戦で負けなし(W13,D5)。最後の敗戦は1983年11月のハイバリーでの1-2。
- サンダーランドは直近28回のプレミアでのアーセナル戦で1勝のみ(D10,L17)。唯一の勝利は2009年11月のホームでの勝利。
- サンダーランドは16回のプレミアでのアウェイアーセナル戦で未勝利(D5,L11)。より多くサンダーランドがアウェイで勝てていないのは17試合のリバプールのみ。
- アーセナルは直近のリーグ戦のホームゲームであるユナイテッド戦に敗戦。連敗となれば2022年4月以降初めてとなる。しかし、プレミアにおける昇格組相手のホームでの無敗記録を43試合(W38,D5)連続であり、2001-15年のチェルシーに並んでプレミア史に並ぶ記録。
- サンダーランドは10月のチェルシー戦の勝利以降、直近7試合のプレミアでのアウェイゲームで勝ちがない(D3,L4)。プレミアにおいて昇格組がアーセナルとチェルシーのホームで両方勝利を挙げたことはかつてない。
- サンダーランドは今季のプレミアで3番目に多い337本のシュートを浴びているが、失点数はリーグで3番目に少ない26。シュートに対する失点率は7.7%でありリーグ最少。シングルシーズンでの記録としては2018-19のリバプール(7.2%)以降、最も低い数字。
- アーセナルはCKからの得点が今季最多(14)。1シーズンにおける最多記録からも2少ないだけ(1992-93のオールダム、2016-17のウェストブロム、2023-24のアーセナル)。
- ヴィクトル・ギョケレシュの今季のプレミアの6得点のうち、4得点は昇格組相手(リーズ×3、バーンリー×1)のもの。この4得点は6本のシュートから生まれており、決定率は67%。それ以外の相手に対しては29本のシュートから2本しか決まっておらず、決定率は7%にとどまる。
- ダン・バラードとブライアン・ブロビーは今季のホームでのアーセナル戦で得点を決めている。リーグのホームとアウェイのアーセナル戦に同一シーズンでゴールを決めた最後のサンダーランドの選手は1953-54のトミー・ライト。
- ロビン・レフスは今季のプレミアにおいてセーブ数が3位(76)、セーブ率が2位(74.3%)、クリーンシート数が5位(8)。クリーンシート数が今季のレフスより多い昇格組のGKは20-21が最後(イラン・メリエ:11、アルフォンソ・アレオラ:9)
スカッド情報
- ブカヨ・サカ(臀部)
- マルティン・ウーデゴール(?)
- ユリエン・ティンバー(?)
- ミケル・メリーノ(脚)
- マックス・ダウマン(脚)
- グラニト・ジャカ(足首)
- アルトゥール・マスアク(足首)
- ジョセリン・タ・ビ(足首)
- ベルトランド・トラオレ(膝)
予習
第22節 クリスタル・パレス戦

第23節 ウェストハム戦

第24節 バーンリー戦

今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望
縦横の幅を担保するジャカの存在
カラバオカップではチェルシーを破り、今季初のタイトルに王手をかけたアーセナル。休む間もなく戦いの場は国内リーグに。ホームでのリーグ連敗を何としても避けなければいけない今節はサンダーランドを相手に回しての一戦に挑む。
サンダーランドも直近の対戦相手であるリーズと同じくホームとアウェイでの勝ち点の差が激しいチーム。36ポイントのうち、26ポイントをホームで稼いでいる。これはアーセナルとシティに次いで多い数字。かつ、今季のプレミアの中で20チームの中で唯一ホームでの負けがないチームである。すでにシティもアーセナルもホームでは消化済みということで、シーズン最後まで走り切る可能性もある。
上にも書いたが、アウェイでの最後の勝利は10月のチェルシー戦。稼いだ勝ち点も10であり、ホームでの半分もアウェイで稼ぐことができていないということになる。これより少ないのはリーズ、バーンリー、ウルブスの3チームだけだ。
よって、アウェイで首位のチームに乗り込むというのがこの日のサンダーランドの厄介ごとの1つ。もう1つは本来ならばエミレーツへの帰還を果たすはずだったジャカの不在だろう。
基本的にはサンダーランドのスタイルはジャカがいてもいなくても変わらない。4局面いずれも高いクオリティで、どの局面もサボることなく欠点が少ないチームだ。保持においては左右に揺さぶってピッチを広く使うところと縦に鋭く差し込むことを使い分けながらボールを動かしていく。
この土壌の部分がジャカの不在によって物足りなさが出てきてしまう。相手の守備が片側サイドに圧縮しようとしてきたところを、で逃がして逆サイドに進む工程のスピーディーさに欠ける。。
かつ縦に差し込むところも物足りない部分がある。ジャカの場合はライン間に鋭く差し込むとか、ゴールに向かうようなアシストにつながる一撃必殺のスルーパスをすることは少ないのだけども、左右のハーフスペースの背後の走り出しを見逃さずにそこに合わせるパスを出すのがうまい。
いわば、「アシストのアシスト」のパスといえばいいだろうか。折り返すだけでアシストになるような状況を作るようなパス。そうしたパスが減ったことは紛れもなくジャカ不在の影響だろう。
非保持においてはアーセナルを5バックで最も効果的に封じたチームの内の1つであり、正直スタジアム・オブ・ライトでは2得点ができた自分たちのチームをほめてもいいなと思ったくらい。おそらくは5バックベースで組みながら前進の方策を探って抵抗するような試合運びになるのではないか。
奥行きづくりとダブルチーム
まずはアーセナル相手にサンダーランドが前進手段を見つけることができるかどうかが重要。ポイントになるのはブロビーへのロングボールになるだろう。縦方向の奥行きに関しては彼のポストプレーで深さを作れるかが重要。ズリズリと相手のラインを下げながら、ボールをキープするスタイルは独特であり、ジャカのサイドの裏へのパスの要素を疑似的に代替しているといえるだろう。
前回対戦の際にもブロビーへのロングボールは効いていたが、この試合では負けている状態で2トップに移行するという捨て身の状態であったことは気に留めておきたい。右のSHにFWカラーの選手を入れる疑似的な2トップで来る可能性もあるが、基本的には試合の頭はターゲット1枚でスタートする可能性は高いはず。前回のスクランブルな対応とは少しテイストは変わる可能性がある。アーセナルとしてはガブリエウとサリバの連携からブロビーにラインを下げさせられない展開を作りたい。
ロングボールで言えばスターターの布陣でよりカジュアルに再現可能なのは実際にスタジアム・オブ・ライトでバラードのゴールにつながった縦関係で奥行きを作る形である。

この得点シーンがそうだったようにセットプレーなどでDFが上がっているのであれば、空中戦に強いターゲットは簡単に前線に送り込むことができる。屈強なDFが揃っているサンダーランドであれば、条件が整えばより刺さりやすい形になる。
ウルブス戦、ユナイテッド戦などここ最近の終盤の失点はセンターラインでのギャップをパスワークで突っつかれるチーム相手に喫したものが多い。スタジアム・オブ・ライトで決められた失点はよりパワープレー重視。そうした馬力で解決されるケースは近頃少ないが、サンダーランドであればリソース的にも怖さがある。複数点差で終盤戦を迎えることでなるべく安全に着地をさせたい。
保持においてはサイド攻撃の構築が重要になる。アーセナルの右のサイドのユニットは今週の練習を揃って欠場しており、この試合への復帰は不透明ということになる。よくオーガナイズされたサンダーランドの守備網を壊すためには当然右サイドからの突破は大事にしたい。
スタジアム・オブ・ライトでの対戦ではサカに対してのダブルチームは抜かれることを前提とした縦関係で対応した。下の図のイメージである。

個人的にはより縦突破に特化したマドゥエケであればサンダーランドも対応の仕方を変えてくる可能性もあるように思う。縦方向を1人が完全にふさぎ、もう1人で内側に誘導。3人目がスライドして出てきやすい形を作ってくるかもしれない。なぜならば、縦突破を優先的に封じることはアーセナルの得点源でもあるCKを予防することにもつながるからだ。

アーセナルとしては3人目、4人目が崩しに絡むことができるかが指標の一つ。ダブルチームに来るということはどこかが必ず空くはずなので、パスを回しながらそこを探りたい。WBの背中をワイドのCBがケアできない状態でハーフスペースに突撃するのが理想である。

もしくは近頃はあまり効力を発揮していない左サイドからの崩しを強化するか。それであればこの試合ではスターターのSBをカラフィオーリにするという一手もあるだろう。右にこだわらずに済むようになれば、相手の守備対応も難しくなる。
アウェイでの戦績はよくないとはいえ、ブロック守備の強度に関しては自信があるチーム。早い時間のゴールから心を折って、相手にリスクを強いるような展開に持ち込みたい。
