MENU
アーカイブ
カテゴリー

「継続性を見極める」~2026.3.22 J1百年構想リーグ 第8節 川崎フロンターレ×横浜F・マリノス プレビュー

目次

Fixture

明治安田 J1百年構想リーグ 第8節
2026.3.22
川崎フロンターレ(6位/2勝2分2敗/勝ち点10/得点10/失点8)
×
横浜F・マリノス(8位/2勝0分5敗/勝ち点6/得点7/失点12)
@MUFGスタジアム

戦績

近年の対戦成績

直近5年間の対戦で川崎は4勝、横浜FMの3勝、引き分けが3つ。

川崎ホームでの戦績

過去10戦で川崎の6勝、横浜FMの3勝、引き分けが1つ。

Head-to-head

Head-to-head
  • 直近5試合の横浜FM戦で川崎は1敗のみ(W2,D2)
  • しかし、直近3試合の川崎のホームゲームに限れば横浜FMが無敗(W2,D1)
  • 6試合連続でホームチームは未勝利でアウェイチームが4勝しているカード。
  • 直近5試合の川崎戦において横浜FMは無得点か3得点のいずれかのスコアしか記録していない。

スカッド情報

川崎フロンターレ
  • 長璃喜(恥骨結合炎)
  • 谷口栄斗(ハムストリング)
  • 佐々木旭(左ハムストリング肉離れ)
  • 大関友翔(左足関節捻挫)
  • 山市秀翔(右鎖骨下静脈血栓症、右胸郭出口症候群)
横浜F・マリノス
  • 角田涼太朗
  • 喜田拓也
  • パク・イルギュ
  • 渡邊泰基
  • 鈴木冬一
  • 松原健
  • 樋口有斗
  • 浅田大翔

予想スタメン

Match facts

川崎フロンターレ
  • 今季ここまで2試合続けて前節と同じ勝敗になったことがない。
  • 前節はクリーンシートでの勝利だが、ホームでのリーグ戦では15試合連続でクリーンシートはなし。最後のクリーンシートは2025年5月のC大阪戦。
  • 今季勝利した2試合はいずれも先制した試合であり、それ以外の4試合では先制点は奪えていない。
  • 脇坂泰斗は横浜FM戦では13試合の出場で無得点。無得点の対戦相手の中で最も試合数が多いチーム。
  • エリソンは今季ここまで5得点でリーグトップ。
    • 横浜FM戦では3試合の出場で2得点。
  • 今季ここまで勝利した試合は脇坂泰斗とエリソンがいずれも得点をとっている。
横浜F・マリノス
  • 今季ここまでPK戦を経験していない東地区唯一のチーム。
  • アウェイゲームでは4連敗中。
  • 直近3試合の敗戦は全て無得点。
  • 勝利した試合は全て先制した試合であり、ビハインドに陥った5試合では全て負けている。
  • 遠野大弥は横浜FM移籍後、リーグ戦で8得点を挙げており、あと2得点を挙げれば川崎在籍時に挙げたリーグ戦のゴール数に並ぶ。
  • 今季ここまで勝利した試合は遠野大弥と谷村海那がいずれも得点をとっている。

予習

第5節 FC東京戦

第6節 千葉戦

第7節 水戸戦

準備中

展望

ミドルシュートへの警戒は高めたい

 ここまで両チーム合わせて勝利は4つ。神奈川に2つとなったJ1チームは共にここまで苦しんでいるという評価でいいだろう。なかなか上向かないチームの雰囲気をダービーでなんとかしたい一戦だ。

 横浜FMは昨季途中就任の大島監督を続投。大幅に選手を入れ替えながら新しいチームづくりをさらに進めていく最中という印象である。

 基本的なフォーメーションは4-2-3-1。センターラインを中心に徐々に序列は固まってきた印象。水戸戦でのターンオーバーが機能しなかったこともあり、素直に川崎戦ではなく勝利した千葉戦に回帰したメンバーを並べてくることが予想される。

 非保持においては4-4-2。2トップは縦関係にならず、フラットに横に並ぶケースが多い。プレスのスイッチ役となるのはSHであり、この動きに後方が連動することでプレスのスイッチが入る。よくない試合においてはこのSHの前方へのスライドが見られず、4-4-2がただただ動けない光景が見られる。3-0で完敗したFC東京戦などはこの典型であり、2トップの脇に好き放題起点を作られる。

 出ていくケースでもハマらないパターンはある。SHの前に出ていくアクションに対して後方が連動せず、SBやCBの背後やライン間などクリティカルなスペースにパスを差し込まれて出し抜かれてしまうケースである。

 走力自体はあるチームなのだが、スイッチが入るきっかけが噛み合わなければズルズルと下がってしまい受けに回る。非保持からリズムを作ることはあまり得意ではなく、攻撃に出ていけたタイミングで波に乗っての即時奪回という形で強引に噛み合わせていくようなスタイルが今の横浜FMの特徴となっている。

 保持においてはCFの谷村へのロングボールや、左サイドからキャリーする角田→オナイウへの展開で左サイドからアタックをかけるなど、前線の特徴を活かす形を模索する。ただ、試合ごとに攻め筋が一辺倒に偏っている感もあり、プランAが刺さらなかった時の修正には時間がかかる。ジリジリとした展開の中でお互いが膠着するというパターンも少なくはない。

 選手個々のシュート意識はとても高く、特にバイタル付近からのミドルレンジのシュートは得点につながっている。最もフィーリングが良さそうなのは古巣対戦となる遠野。千葉戦では左足でも見事なショットを決めており、ミッドウィークは休養十分。マークを空けてしまえば、自信を持って足を振ってくるだろう。

引き出すか?起点にするか?

 なかなか順位が上がってこないチームということで攻略の糸口はそれなりにある。ボール保持のところはまずは相手の出方をうかがうところから。2トップの脇に人を置き、SHが前にスライドするかどうかをチェックしたいところ。あえてSBが高い位置を取りながらSHをピン留めするようなアクションをしても面白い。

 SBが低い位置を取り、相手のSHを手前に引き出す場合は横浜FMのSHの矢印の根元を狙いたい。素直にSHがそのスペースを使う形でも対面のSBのリアクションは遅れることがあるので、まずは試してみるのがいい。

 スペースができた場合
 1. 遅れて出てくるSBの裏
 2. CB-SBの裏
 3. 両CBの間
 4. DF-MF間のスペース

 のどれかを狙えば良い。

 優先順位づけは相手の出方に加えてこちらの前線の特性を掛け合わせればOK。エリソンなら背後多め、ロマニッチならライン間多め、といったイメージである。

 基本的に相手のSHをピン留めするか引き出すかの2択によって攻略のイメージは変わってくる。どちらのルートでも大事なのは、必ず1人のCHは横浜FMの2トップの間で背中を取ることで立ち位置を守ること。FC東京戦が顕著だったが、この1人がいることによって相手の2トップの守備の可動範囲は大きく下がる。4-4-2ブロック攻略から4-4攻略に移行できれば負荷は下がる。

 この位置には大島か山本のようなボールプレイヤーを入れて、いざマークが甘くなったときには自ら反転してフリーで怖さを出せるようにしておきたい。相手の2トップの守備関与を減らすことが第一で、その上で保持面で機能性を発揮できたら万々歳。最悪、この位置に立つ選手は多少消えても相手を牽制できれば問題ないと思っている。

 もう1つはMFのボールタッチを生かしていきたいところ。悪い日の横浜FMの守備はマーカーが近くまで寄るにもかかわらず、取り切る動きや誘導が見えず主体性に欠けるプレスになっている場合がある。脇坂や大島であればこういう相手をターンで剥がすことはできるはず。相手の守備からすればマークできているはずのところを逃すのが一番ダメージが大きいはずなので、コントロールで相手の逆を取れる選手はどんどんトライしていいと思う。

 ただし、雑なトライとしていきなりCFにボールを当てると勝ち筋が薄いのは注意しておきたい。キニョーネスが出てきた場合、簡単なロングボールはあっさりと跳ね返される可能性はある。きっちりと相手の前の守備を乱す下ごしらえをしてから長いパスを入れることを心がけたい。

 非保持においてはその日の横浜FMの攻め筋のルートを掴みたいところ。基本的には谷村とオナイウのどちらかを主体とした攻めをしてくる。展開次第だが、無理にプレスに行くよりは相手に持たせながら無理をさせて跳ね返したところからのカウンターを狙いたい。

 遠野が焦れて中盤まで降りてくれれば儲けもの。ゴールから遠ざかってくれればくれるほど助かる選手なので、締め出すことを優先して相手がなかなか前線にボールが入らない状況を作り、焦りを誘発したいところ。

 2試合続けてあらゆるメンバーを使い、バラツキはあれどプレスとインサイドを閉じるバランスは見えてきた感がある。どんな相手でも週が変わっても継続できるか。1〜2試合で逆戻りというパターンも見てきただけに、ここ2、3試合の積み上げが本物かどうかを見極めることになるダービーになるだろう。

 

【参考】
transfermarkt(
https://www.transfermarkt.co.uk/)
soccer D.B.(
https://soccer-db.net/)
Football LAB(
http://www.football-lab.jp/)
Jリーグ データサイト(
https://data.j-league.or.jp/SFTP01/)
FBref.com(
https://fbref.com/en/)
日刊スポーツ(
https://www.nikkansports.com/soccer/)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次