Fixture
プレミアリーグ 第31節
2025.2.18
ウォルバーハンプトン(20位/1勝6分19敗/勝ち点9/得点16 失点48)
×
アーセナル(1位/17勝6分3敗/勝ち点57/得点50 失点18)
@モリニュー・スタジアム
戦績
過去の対戦成績

過去5年間の対戦でウルブスの2勝、アーセナルの9勝。
ウルブスホームでの成績

過去10回の対戦でウルブスの2勝、アーセナルの8勝。
Match facts from BBC sport
- 20-21のダブル以降、ウルブスは直近9試合のアーセナルとのプレミアで全敗中。
- アーセナルは直近11試合のウルブスとのアウェイゲームで9勝(L2)。10試合以上対戦しているアウェイでの勝率の中で最も高い数字(92%)をマークしている。
- アーセナルは直近36試合の公式戦でのウルブスとの対戦で連続で得点を記録。英国史において、これよりも多く連続得点をしているのは1929年~1961年のダーリントンに対するレクサムの49試合のみ。
- 前半戦のエミレーツでの対戦はアーセナルが2-1での勝利。この2つのゴールはどちらもオウンゴール。同一シーズンで3つのオウンゴールを同じ相手に決めたのは過去3例あり、02-03のサンダーランド相手のチャールトン、02-03のサウサンプトン相手のアーセナル、14-15のサンダーランド相手のサウサンプトン。
- アーセナルは直近14試合の降格圏相手のプレミアで全勝。AGGは40-4。ボトム3(1994-95はボトム4)相手の対戦成績としてはコンペティション記録。
- アーセナルは今季水曜日にプレーした9試合の公式戦で全勝。1年を通して特定の曜日に全勝している記録は20-21にシティが水曜日に全勝(15/15)しているというのが最後。
- ウルブスは直近20試合のその日の初めに首位にいるチームとのプレミアで16敗(W3,D1)。3勝は2004年1月と2011年2月のユナイテッド、2023年9月のシティ相手に記録している。しかし、そのうちユナイテッド相手の2勝は最下位にいるときに記録している。
- ウルブスは今季のプレミアでホーム13試合で10敗(W1,D2)。これより少ない試合数で10敗に到達したのは昨季のサウサンプトン(12)だけ。ウルブスはトップリーグで今季より多くホームで敗れているのは1964-65(11)と2011-12(13)の2回だけ。
- ウルブスは今季のプレミアで最も多く無得点(14)を記録しているチーム。一方でアーセナルはもっとも多くクリーンシート(13)を達成しているチームでもある。
- ノニ・マドゥエケは直近2試合のアウェイでのリーグ戦で得点中。マドゥエケはウルブスが最も多くのリーグのゴール(4)を記録している相手であり、彼のキャリア通算のリーグのゴール数の27%(4/15)を記録している。
スカッド情報
- ファン・ヒチャン(ふくらはぎ)
- トティ・ゴメス(腿)
- リカルド・カラフィオーリ(?)
- ベン・ホワイト(?)
- マルティン・ウーデゴール(膝)
- カイ・ハヴァーツ(筋肉系)
- マックス・ダウマン(脚)
- ミケル・メリーノ(脚)
予習
第24節 ボーンマス戦

第25節 チェルシー戦

第26節 ノッティンガム・フォレスト戦

FA杯 4回戦 グリムズビー・タウン戦
準備中
今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望
引き分けに意味はない
FA杯ではウィガンに快勝。ウォームアップ中に今季2回目の負傷を経験したリカルド・カラフィオーリの離脱は余計だったが、前半を待たずして試合を決めることで強度をコントロールするなど、結果と負荷のマネジメントの両立に成功している。
負荷マネジメントが重要だったのはミッドウィーク唯一のプレミア開催を控えているから。ウォルバーハンプトンを付き合わせる形でカラバオカップ決勝進出に伴う代替開催を戦うことになる。このミッドウィークに試合があるチームは我々を除けばニューカッスルとクリスタル・パレスだけだ。
ウルブスは週末のFAカップでグリムズビー・タウンとの対戦。今、ちょうど試合を見ているところなのだが、非常にタフな試合だったのは間違いない。なにしろ、ピッチは泥んこで満足にボールが進まない。そういう状況で90分プレーしたのだからノーダメージというわけにいかないだろう。
かつ、FAカップでは軒並み主力を投入。残留が厳しくなったプレミアリーグをどのようにとらえているかがわからないが、FAカップは大事にしていることを感じさせるメンバー構成ではあった。
そのプレミアリーグは残り12試合を全勝したとしても合計勝ち点は45。残留ボーダーが仮に40だとするのであれば、10勝1分1敗でようやく到達するペースとなる。1試合平均勝ち点は2.58となり、今季ここまでのアーセナルを上回る勝ち点で推移しないと残留のチャンスはかなり絞られるということを頭に入れておく必要がある。
通常、アーセナル相手であればまずはきっちりと引くチームが多い。だが、今のウルブスにとって引き分け狙いがなんの意味もないことは火を見るよりも明らか。この試合の彼らの目標は勝利以外の何物でもない。
エドワーズになってから少しずつチームの骨格は見えてきた。5-3-2ベースで陣形を組みながら勝負をかけるポイントを探していく。ストロングになりそうなのは左サイドのユニット。大外のウーゴ・ブエノのオーバーラップを使いながらライン間からカットインシュートを狙うマネが後半戦のチームの中心となる。
左に流れることの多いファン・ヒチャンも含めてこの左サイド側のユニットは彼らの強みでもある。奥行きを取れる選手たちの助けを借りながら、カットインするマネを最大化していく形で相手を切り崩していく。
サイドを攻撃の完結役にするという意味ではアロコダレも重要。エミレーツでは得点を取ったストライカーは文字通りの素材枠。それでも強引なキープからゴールに持ち込むことができる馬力は魅力であり、一気に敵陣に侵入することができる武器である。
守備においては状況ほどアグレッシブではなく、撤退守備を余儀なくされた場合はきっちりとラインを下げて受ける。逆にネガトラの部分では攻撃的なWBの背後を取られてしまい、一気にピンチに見舞われるケースもある。この辺りは仕方ないという割り切りもあるかもしれないが、相手にとっては狙い目の部分でもあるだろう。
ワイドCBのキャパを問う形が理想
カラバオカップ決勝開催に伴うシティ側の代替日程はまだ決定していない。これは対戦相手となるクリスタル・パレスがECLのプレーオフに回っている影響である。つまり、ここからこの代替日程が開催されるまでの間はアーセナルがシティよりも1試合多い計算で日程が進むことになる。シティとパレスともに欧州カップ戦を順調に勝ち上がれば4月中旬までは日程に空きが出ない可能性がある。
つまりは2か月ほど試合数が異なるタイトルレースを強いられる可能性があるということ。この試合に直接関係あるわけではないが、ここからは不均衡な状況で日程が進むことは念頭に入れておきたい。
単純にウルブス相手に得点の可能性を高めようと考えた時に狙っていきたいのはやはりサイドのトランジッション。WBの戻りが送れるカウンター局面で一気に勝負を決めていきたい。ウルブスのワイドのCBの守備はカバーする範囲が広くなればなるほどプレーが雑になる。
ジェズスにちょっかいをかける方のモスケラは特にその傾向が強い。マリーシア的な挑発による狡猾さというよりは、シンプルに状況に対して適切なプレーをすることがうまくなく、その点でやりすぎてしまう選手というのがここまで見た感想である。よって、そうしたCB陣の判断の裁量が多くなる状況を作るのがアーセナルの活路になる。
ただ、これはある程度攻められてしまうという前提が必要となる。無理にそういう状況を作る必要はないので、やはり基本的には押し込んで5バックを攻略するケースをまじめに考えたいところ。
やはり、ローブロック攻略におけるエゼの働きは気になるところだろう。FA杯ではより低い位置からスルーパスの使い手として活躍したが、プレミアであの役割を再現するのは少し難しい気がする。高い位置を取りながら得点とサイド攻撃にバランスよく関与することが求められるだろう。そのチューニングができているかをふたたびリーグ戦でチェックする必要がある。
相手の守備に対しては左のハーフスペースが定位置のマネ、前線のアロコダレをどのように抑えるかは重要。深さを作らせてしまうと、マネへの落としや左右への揺さぶりからウルブスはよりスムーズに敵陣に入っていくことができる。そういう展開は避けたいところだ。
ここからのリーグ戦でシティに対して一歩先に踏み出す側になったのはアーセナル側。一歩先に進むことが焦りからの自らの重圧になるのか、勝ち点差を広げて相手の重圧になるのか。注目したいところだ。
