
上げ潮を退場で鎮火
序盤はレバークーゼンの敵陣まで深追いするマンツーをフランクフルトがどのように捌くのかがポイントになる試合だった。解決策になりそうだったのは右サイド。大外に流れる堂安がボールを引き出すと、そこから背後を取るクリスチャンセンとの連携からチャンスを作っていく。
中央のカリムエンド=ムインガはどうやらこの試合が初スタメンとのこと。堂安との連携は序盤こそ結構ぎこちなかったが、時間の経過とともになじんできたのは非常に面白かった。
いずれにしても序盤は右サイドからのプレス回避がフランクフルトの主軸。縦に抜ける形から圧力を逃がすことでレバークーゼンのプレスを回避していく。
レバークーゼンの保持に対してフランクフルトはゆったりとしたプレス。カリムエンド=ムインガは無理にCBにプレスをかけることはせずに中盤をケアする。CHのガルシアはそんなカリムエンド=ムインガの守備基準を乱すようにサリーして最終ラインに下がるアクションを見せる。
基本的には外循環を優先しつつ、コファネなどインサイドが縦パスを受けるために左右を動くアクションをする。守備でも徐々にフランクフルトの右サイドへの対応にアンドリッヒがスライドするなどサイドへの圧縮も成功していくように。
徐々にリズムを引き寄せたレバークーゼンは先制点をゲット。右サイドまで顔を出したグリマルドのアシストを受けて、サイドの突破に成功したアルトゥールがそのままゴールまで。流れるようなワンツーの抜け出しから得点を奪う。
このグリマルドにはかなり苦戦したフランクフルト。2失点目では横断から正位置である左の大外の駆け上がりを許すと、ファーのコファネから遅れて入ってきたティルマンがゴール。リードを奪う。保持でもなかなかテンポを奪い返せず、失点して以降は厳しくなったフランクフルトだった。
後半、フランクフルトは堂安を中心に右サイドの連携からチャンスメイク。先に述べたようにカリムエンド=ムインガを絡めた連携がスムーズになってから前進。セットプレーからの二次攻撃をコッホが仕留めてリードを縮める。
このゴールでフランクフルトはさらに勢いが出てくるように。堂安とクリステンセンから右サイドで奥行きを作るプレーを連発していく。
しかし、スキリの退場によってフランクフルトは数的不利に。リスクを負って前からのプレスにも出ていくフランクフルトだが、逆にレバークーゼンがカウンターから数的優位の状況から簡単に決定機を作るように。
終盤は左右のクロスからゴールに迫るシーンもあったフランクフルトだが、チャンスをつかめず。すると試合終盤にガルシアがボックスに侵入し、角度のある所からゴール。3点目を決めて試合は完全決着。一時期は冷や汗をかいたが、数的優位からさらに突き放すことに成功しての完勝を成し遂げた。
ひとこと
上げ潮の中でもあまりにももったいない退場だった。
試合結果
2026.1.31
ブンデスリーガ
第20節
フランクフルト 1-3 レバークーゼン
ドイチェ・バンク・パルク
【得点者】
SGE:50′ コッホ
B04:26′ アルトゥール,33′ ティルマン, 90+3′ ガルシア
主審:ロベルト・シュローダー
