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「Catch up Premier League」~2021.12.16 プレミアリーグ 第17節 リバプール×ニューカッスル ハイライト

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アクシデントとつまらぬミスが先制点を帳消しに

 ボーンマス時代からエディ・ハウのフォーメーションといえば4-4-2がおなじみの形。保持に傾倒しているものの、フォーメーションは4-4-2をベースに変形していくというのが彼のチームの特徴である。

だが、ニューカッスルにおいて直面しているのは保持に傾倒する際のCHの組み合わせだと非保持の時の強度不足が出てきてしまうということ。そのため、ジョエリントンが中盤に降りていく即興の4-3-3が組まれることが多かった。

 なので、この試合のニューカッスルは初めから4-3-3で構える形に変更。相手がリバプールということもあり、初めからジョエリントンは中盤に組み込まれる形で試合に臨んだ。

 ということでニューカッスルの前線のプレス隊はたったの1枚。リバプールはゴールの手前までは簡単にボールを持ち運ぶことができ、ニューカッスルを押し込む。今のリバプールでストロングなのは右サイド。サラーとアレクサンダー=アーノルドのコンビネーションで大外からの打開を狙っていく。

 ニューカッスルにもロングカウンターから迎撃のチャンスはあった。この日はリバプールのポゼッションの要であるチアゴのパスがズレたり、周りの状況認知が不用意なケースが多くカウンターの温床になっており、ポゼッションは不安定。劣勢が予想される中でシェルビーがミドルを突き刺すまでは完璧なゲームプランを遂行していたといえるだろう。

 だが、ニューカッスルの誤算はここから。リバプールの同点弾は思わぬ形。PA内で味方同士の接触で倒れたシェアだったが、これを気に留めずリバプールの面々がプレーを続けると最後はジョッタが仕留めて同点に追いつく。ニューカッスル側は頭部の負傷を主張していたが、マイク・ディーンはゴールを認める判断を下した。

 悪い連鎖は続くニューカッスル。チアゴ以上に不用意なバックパスのミスを犯してしまったのは先制点を決めたシェルビーだった。古巣への決定機の献上はサラーの逆転の一撃を呼び、試合はホームチームがリードする。

 すると、後半は落ち着くながらゲームを進めることが出来たリバプール。60分過ぎからニューカッスルも徐々に反撃ムードを漂わせる形も見せてはいたが、サン=マクシマンの負傷は再びムードは下火に。

 もう一度リバプールが押し込み始めると最後はアレクサンダー=アーノルドが豪快なミドルで試合を締めての完勝。アクシデントとつまらないミスで先制点をフイにしてしまったニューカッスルにとっては悔いの残るゲームマネジメントとなってしまった。

試合結果
2021.12.16
プレミアリーグ 第17節
リバプール 3-1 ニューカッスル
アンフィールド
【得点者】
LIV:21′ ジョッタ, 25′ サラー, 87′ アレクサンダー=アーノルド
NEW:7′ シェルビー
主審:マイク・ディーン

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