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「Catch up UEFA Champions League」~2023.10.4 UEFAチャンピオンズリーグ グループG 第2節 ライプツィヒ×マンチェスター・シティ~

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正しく強く殴り続けて難所攻略

 ロドリの出場停止の影響もありプレミアリーグでは足踏みをしてしまったマンチェスター・シティ。ロドリが何も問題なくプレーできるCLでは結果を出したいところだろう。舞台はライプツィヒのアウェイゲーム。グループステージで最も難所と言える試合だ。

 ボールを持つのはマンチェスター・シティ。バックラインからアカンジが列を上げる3-2型からゲームを組み立てる。

 右のIHのような位置に立つリコ・ルイスは組み立てとアタッキングサードの両面で顔を出す役割を果たしている。右の大外のベルナルドはボールを預ければタメを作ることができるため、彼にボールが入ればリコ・ルイスはハーフスペースを抜けていく。この日はロドリが先発だが、収めて止まって攻め上がりを促せるという点を考えると、ロドリとセットになりがちなウォーカーのWGと異なり、ベルナルドのWGは単品でも成立する起用だなという感じだった。

 シティはこの右サイドの攻撃から先制点をゲット。抜け出すルイスから折り返しをフォーデンが仕留めて試合を動かしていく。

 ライプツィヒの攻撃がうまく行っていたのはシティの縦パスをカットしてのカウンターに移行できた時。やや強引かなという縦パスをきっちり仕留め、スピーディに敵陣に入れればチャンスはありそうだった。

 ライプツィヒの自陣からのポゼッションも手応えがないわけではない。3トップのプレスを誘引しつつ、ロングボールで一気に前に進め、セカンドボールを拾ったところから縦への長いパスで進撃を仕掛ける形は有効ではあったが、いかんせん機会の少なさが問題だった。

 後半、ライプツィヒはロングカウンターから反撃。グリーリッシュのパスミスからカウンターを起動し、オペンダのゴールで試合を振り出しに戻す。

 グリーリッシュはこのシーンに限らず、前半からややおとなしめのパフォーマンス。負傷明けの影響からか独力でゴリゴリは難しそうで、フォーデンやハーランドのサポートが光る展開となった。

 右サイドもベルナルドとルイスのどちらもインサイドレーンを取りながら、ウォーカーの大外のオーバーラップを促すなどの味変もちらほら。追いつかれてからなかなかスコアが動かなかったが、サイドできっちりラインブレイクをしながらインサイドを揺さぶるなど、得点できない時間帯もゴールの扉を叩くことができていた。ライプツィヒは64分のシーンを除けば、カウンターから反撃に出ることもままならず、シティのワンサイドゲームとなっていたと言えるだろう。

 押し込む展開の決め手になったのは途中交代のアルバレスとドク。複数枚を引きつけたドクからスペースをもらったアルバレスが技ありのシュートで勝ち越し。またしてもゴラッソでチームに重要な得点をもたらす。

 反撃に出るライプツィヒを尻目に後半追加タイムにはドクがカウンターから追加点をゲット。抵抗するライプツィヒを正論の嵐で殴り切ったシティが難所攻略に成功し、CLでの連勝スタートを決めた。

ひとこと

 シティ、正しく強くブロック守備を殴り続けてこじ開けるのはさすがという感じ。

試合結果

2023.10.4
UEFAチャンピオンズリーグ
Group G 第2節
ライプツィヒ 1-3 マンチェスター・シティ
RBアレナ
【得点者】
RBL:48′ オベンダ
Man City:25‘ フォーデン, 84′ アルバレス, 90+2′ ドク
主審:アルトゥール・ディアス

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