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「Catch up Serie A」~2024.2.28 セリエA 第21節 サッスオーロ×ナポリ ハイライト

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ミスを重ねるサッスオーロを尻目に大量得点のナポリ

 試合は立ち上がりからほとんど間を空けない状態でナポリの保持で落ち着く形。一方的にボールを持つことを許された立ち上がりとなった。

 保持側となったナポリが探るのはサイドへのクリーンな展開である。本来であれば4-5-1の非保持側が慎重な入りを見せたということを踏まえると、アンカーは1トップに管理されている形になるのだが、この試合においてはトップのピナモンティが鈍重であり、あまり守備での動き直しをしない。

 というわけでナポリのアンカーのロボツカは少し左右にズレたポジションをとれば簡単にフリーの立ち位置を取ることができていた。ここからサイドにボールをつける展開を狙うナポリ。しかしながら、SBが高い位置を取るタイミングが少し遅いからか、思ったよりも押し込むことができていない。

 かつ、サッスオーロが保持に回ると逆にサイドから押し込むことに成功。WGの背後からSBがオーバーラップする形に対してナポリは後手に回った。すると、大外→大外でボックス内にくぎ付けになったところをラシッチがミドルで打ち抜き先制。サッスオーロがリードを奪う。

 先制したサッスオーロは素早くコンパクトなミドルブロックに移行。手堅い試合運びを狙う。だが、ナポリはあっさりと同点。ハーフスペースの奥を取ったアンギサが深さを作ると攻撃参加したアフラニがミドルを仕留めて試合は振り出しに。なお、直後に入った逆転ゴールも全く同じ形。ポリターノが右の奥から裏に侵入→オシムヘンへの折り返しという形だった。

 さらにサッスオーロはここでミスが出てしまう。出す場所がなくなってしまったエンリケのロストからオシムヘンが瞬く間に3点目。あっという間に試合はナポリに傾いてしまう。

 後半も反撃に出たいサッスオーロの心を折るように速攻でナポリが追加点。またしても致命的なロストでサッスオーロは自分たちの首を絞めてしまった。

 反撃に出たいサッスオーロだが、ナポリはその出鼻を挫く後半の立ち上がり。パスカットからオシムヘンが再びゴールを決めてハットトリックを達成する。

 左右から押し下げることはできるサッスオーロを押し返すようにナポリはさらに5点目をゲット。クワラツヘリアのキャリーがスピード豊かなのはわかるし、インサイドにフリーランしていた選手がいるのもわかるが、枚数が空いている状況でそのままホルダーを離してミドルを打たれるという守備はあまりにも切ない。

 以降はナポリはロボツカのサリーで3バックになった時間を作っていく。さらにはセットプレーで6点目をクワラツヘリアが仕留めて試合は終了。大量6ゴールでの逆転勝利でサッスオーロを下した。

ひとこと

 ちょっとミスが多すぎたサッスオーロ。これじゃ試合に勝てない。

試合結果

2024.2.28
セリエA
第21節
サッスオーロ 1-6 ナポリ
スタディオ・チッタ・デル・トリコローレ
【得点者】
SAS:17′ ラシッチ
NAP:29′ ラフマニ, 31′ 41′ 47′ オシムヘン, 51′ 75′ クワラツヘリア
主審:ダニエレ・チフィ

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