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「Catch up Premier League」~2024.9.28 プレミアリーグ 第6節 ブレントフォード×ウェストハム ハイライト

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手打ちが報われるロンドン・ダービー

 前節と同じくロンドン・ダービーに挑むブレントフォードは前節を踏襲するスタート。開始1分でのムベウモのゴールは1週間前と全く同じ光景であった。

 ボールを持つ側になったブレントフォード。ウェストハムは2列目の守備の陣形がかなりナローで、外を回していけば押し下げること自体はそこまで難しくはない立ち上がりだった。

 ウェストハムはサイドからボーウェンのカウンターがベスト。ブレントフォードは即時奪回に出て行けそうな時はハイプレスで敵陣からの阻害を図り、間に合わないと判断した時は自陣でブロックを組むという非常にメリハリのある対応を見せた。

 ウェストハムはサイドからクロスをあげるのに苦戦。ブレントフォードのリトリートが間に合ってしまった場合、きっかけを作ることが出来ず。パケタのスペースに落とすパスや、アントニオの体を張ったキープなど、個人のスキルを活かしたチャンスメイクに終始する。

 だが、チャンスメイクはブレントフォードの方が上手。奪ったら素早く縦に進むブレントフォードは前線のポイント作りが非常に巧み。特にムベウモが前を向くとチームは簡単に前に進むルートを見つけることが出来る。

 ウェストハムはそれでも強引な中央突破を選択。決定機というまでにはいかないが、押し下げて敵陣のボックス内に入っていく頻度は少しずつ増えていく。ブレントフォードはサイドからボール運びでのカウンターは効いており、セットプレーでのチャンスメイクもできていたが、流れの中からゴールを脅かす状況を作るまでには至らなかった。

 後半、ガラッと守備のスタンスを変えたのはウェストハム。2枚交代を皮切りに覚悟を決めたハイプレスでオールコートマンツー気味にプレッシャーをかけていく。

 ブレントフォードも高い位置からのプレスをやり返すが、圧力という点ではさすがにウェストハムの方が上。押し込むフェーズが徐々に増えていくと、中央をゴリゴリのコンビネーションで強引に突破したウェストハムが同点に追いつく。

 得点後も対角のパスを使いながら堅実にブレントフォードを押し下げていくウェストハム。非保持に回ってもプレスからブレントフォードを苦しめる。

 60分が過ぎたところでブレントフォードは選手交代を敢行。3-5-2のシフトチェンジで微妙にウェストハムのかみ合わせをずらすと、今度は一気に押し込む時間を増やしていく。

 押し返す手段が見つからないウェストハムに対して、一方的にエリアに迫っていくブレントフォード。ピノック、ジャネルトなど何人か怪しい倒され方をしたが、PK判定はなし。フォーメーション変更によりスピーディーに主導権が入れ替わった試合はドローで決着することとなった。

ひとこと

 ウェストハムのマンツーハイプレスもブレントフォードの噛み合わせずらしもどちらも有効な変更。手を打った方が報われるという展開だった。

試合結果

2024.9.28
プレミアリーグ 第6節
ブレントフォード 1-1 ウェストハム
Gtechコミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:1’ ムベウモ
WHU:54‘ ソーチェク
主審:サイモン・フーパー

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