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「Catch up Premier League」~2024.10.6 プレミアリーグ 第7節 ブライトン×トッテナム ハイライト

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交代選手を活かしたスリリングな逆転劇

 中断期間前の最後のリーグ戦。この試合を持って順位は確定する。ブライトンとトッテナムは勝てば6位に浮上する試合である。

 ペースを掴んだのはトッテナム。ボールを持つことを許されたトッテナムのバックスから中盤の開いた選手んパスを出していく。特に捕まえづらかったのはクルゼフスキだろう。柔軟に動いてはターンができるスペースを確保し、攻撃を促進。愚直に相手の背中をとるアタッカーにラストパスを送り続けた。

 チェルシー戦と同じく、ブライトンはかなりバタバタした印象。同じ形の繰り返しに対応することができず、背中を取られ放題。ボックス内での危険な対応は相当に多かった。

 序盤は決定機ミスやオフサイドで許してもらったが、オフサイドで許してもらった直後についに失点。ジョンソンのゴールでトッテナムは前に出る。

 ブライトンも中央でポイントを作って縦に速い攻撃をしたかったところだが、中盤でオープンな選手を作るのに苦労。左サイドからの三笘を軸としたキャリーで反撃に出ること以外は有効となる前進の手段が見つからなかった。

 先制点を喫した直後は押し込む時間を作り、ウェルベックは決定機を迎えたが沈めることはできないブライトン。逆に、トッテナムは前半の終盤にマディソンが素晴らしいミドルを仕留めてリードをさらに広げてハーフタイムを迎えることとなった。

 2点を追いかけるブライトンは高い位置からのチェイシングをスタートし、試合の流れを強引に持っていこうとする。後半の最初にチャンスを作ったトッテナムが前半の続きの物語を始める予感もしたが、先にスコアに手をかけたのはブライトン。右サイドのミンテがヴィカーリオの守るゴールを破り追撃弾のスイッチを入れる。

 トッテナムのパスワークは前半と同じくスピーディーなものであったが、サイドの縦を破るルートにフォーカスされており、そこにはブライトンのDFが待ち構えるというケースが出てくるように。単一ルート故の単調さが見えた分、前半以上の有効打になったかは怪しいという流れ。バレバがあらゆるところに顔を出してホルダーにプレッシャーをかけることで試合のテンポアップを強制的に促していたのも単調さの要因といえるだろう。

 そんなトッテナムを尻目にブライトンは同点ゴールをゲット。後半頭から入ったエストゥピニャンが大外からジョンソンを置いていく形でオーバーラップを仕掛けると、三笘→ラターと難しいボールをつなぎながらのゴールで試合を振り出しに戻す。

 ここから逆転ゴールまではあっという間。ウェルベックのゴールで完全にアメックスは着火することに。

 初手の組合では手ごたえがあったものの、控えメンバーが若手有望株中心のトッテナムは交代選手が機能したブライトン相手に徐々に後手をふむように。ひっくり返された後半にすべてを失ったトッテナムが手痛い逆転負けを喫した。

ひとこと

 ブライトンの同点弾は難しいプレーの連続。相手と味方がどこにいるかを把握したうえで正確にゴールまでのルートをつないだ三笘とラターはどちらもすばらしかった。もちろん、ゲームチェンジャーとなったエストゥピニャンも見事であった。

試合結果

2024.10.6
プレミアリーグ 第7節
ブライトン 3-2 トッテナム
アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BHA:48’ ミンテ, 58‘ ラター, 66’ ウェルベック
TOT:23‘ ジョンソン, 37’ マディソン
主審:デビッド・クート

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