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「Catch up League 1」~2024.9.27 リーグアン 第6節 パリ・サンジェルマン×レンヌ ハイライト

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CL連勝に向けて会心の勝利

 CL前恒例の金曜開催のリーグアン。ロンドン遠征を控えるパリはレンヌとのホームゲームに臨む。

 日程はCLを考慮したものではあったが、パリを喰いたいレンヌは強度全開。パリにとって厄介になりそうな強度の立ち上がりだった。マンツー気味にプレスにくるレンヌに対して、右サイドにボールを集めて、プレスを誘引しつつ前線にボールを当てての脱出を狙う。

 この日インパクトを残したのは9番起用となったガンインだろう。9番と言っても動きは縦横無尽。右のデンベレと位置を入れ替えたり、あるいはSBのところまで下がった顔を出したりなどフリーロールで縦パスのレシーバーとしての役割を模索する。その一方で普通の9番として相手をきっちりと背負ってのポストからフリーマンを作ったという事実も見逃せない。

 ハイプレスの筋は結構良かったように思えたレンヌだが、パリのプレス回避は安定。ひっくり返すことで敵陣に入り込み、WGを軸とした攻略に移行することができていた。

 レンヌもタフなチームであった。自陣深くまで押し下げられても奪った直後には縦に素早く進めるルートがないかを模索する姿勢を見せていた。より落ち着いた保持に回ると、CBの中央に立つウーがアンカー役として列を上げてのポゼッションも。高い位置まで押し上げることができれば、再びハイプレスに移行する。前半の中盤にはラインを下げさせられる場面も目立ったが、バックパスに対してはきっちりとラインを上げるなどできることはきっちりとやっていた。

 拮抗した試合となったが、30分にパリが先制。レンヌの繋ぐ意識を逆手に取ってデンベレとガンインでウーの潰しに成功。ショートカウンターをバルコラが仕留めてリードを奪う。

 レンヌはリードを奪われたことでなるべく高いラインを保ちたかったが、シンプルな前線の裏抜けにより押し下げられる。それまで以上に前進にコストがかかる展開ではあったが、WGの背後からのキャリーなど引き続き押し返す手段を探すことはサボらなかったレンヌであった。

 後半頭、レンヌは高い位置からのプレスでスタート。パリはこれを回避するという前半と同様のスタート。勝負は明確にパリが優勢だったと言っていいだろう。プレスを回避したところからの加速も十分。3トップを中心とした素早い攻めでレンヌのゴールを脅かしていく。

 レンヌも根性のデュエルでなんとか前に陣地回復を図るが、ゴールを奪ったのはパリ。プレスを交わしてのファストブレイクでガンインがゴールを奪ってリードを広げる。

 ゴールを奪ってさらにカウンターの勢いを増すパリ。バルコラの左サイドの突破からさらなる追加点を狙う。3点目もレンヌのハイライン破りから。デンベレの旋回からハキミのオーバーラップという綺麗な形でレンヌの最終ラインを置き去りにすると、最後はバルコラが押し込んだ。

 レンヌはハンドのPKから一点を返すが、それが精一杯。CL連勝に向けてパリが弾みをつける勝利を手にした。

ひとこと

 ガンインの1トップも悪くなかったし、これまで予習でみた2試合に比べてもこの試合のパリは割とシャープだったように思える。

試合結果

2024.9.27
リーグアン
第6節
パリ・サンジェルマン 3-1 レンヌ
パルク・デ・フランス
【得点者】
PSG:30‘ 68′ バルコラ, 58′ ガンイン
REN:75′(PK) カリムエンド=ムインガ
主審:ハキム・ベン・ハジ

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