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「Catch up UEFA Champions League」~2024.9.18 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第1節 パリ・サンジェルマン×ジローナ ハイライトレビュー~

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開幕戦は水際の勝ち点3スタート

 昨季、リーグ戦で旋風を巻き起こしたジローナ。彼らを待ち受ける欧州の旅路の初陣は手練であるパリ・サンジェルマン。多くの激戦を演じてきたパルク・デ・フランスからスタートする。

 試合はパリのポゼッションからスタート。オーソドックスな4-3-3のポゼッションから中盤のケアを優先するジローナの4-4-2を揺さぶっていく。

 ギャップを作るのはIHの移動から。EUROでもみられた大外へのファビアン・ルイスに流れる動きも見られたし、前線にはガンインの飛び出しで縦に非常にコンパクトなジローナの守備をいろんな手段で引き延ばしにかかる。

 押し下げて攻撃が終わったタイミングでは即時奪回を狙うパリ。前線の誘導と中盤で連動して、狭いサイドに押さえにかかる。パリのプレスはCHとDFラインの連動が甘くこの間のスペースが空きやすいのが特徴。ここにボールを届けられるかがキーになる。序盤は高い位置で奪い切ることでパリがプレスの収支を合わせていた。

 ジローナとしてなんとか攻めるポイントを作りたいところ。序盤は左サイドのブライアン・ヒルにボールを預けてミゲルのオーバーラップまでなんとか時間を作ってもらうという流れだったが、徐々にバックスも含めた旋回からフリーマンを作ったり、あるいはパリのプレスの誘導を外して中盤の背後にマルティンやツィガンコフを置いて、パリのプレスを背走させるようになる。プレス回避は時間の経過とともに安定した。

 後半、パリは再びボールを持って動かすことからスタート。ジローナは前半同様に隙があれば押し込もうとするムーブを見せていたが、デンベレのカウンターから反撃を喰らうこともしばしば。押し込んでもカウンターでもつくづく厄介な存在と言えるだろう。

 少しずつ4-4-2が撤退を強いられるようになったジローナ。終盤はカウンターの道筋を敷くことができず防戦一方の展開となる。

 押し込むことに成功したパリは外から地道に削っていくことでジローナの守備強度を試す展開。なかなかブレイクスルーは見つからなかったが、90分になったところでメンデスのクロスをガッサニーガが処理しきれずにゴールイン。このゴールが決勝点となり、パリは開幕節で水際の勝ち点3を手にした。

ひとこと

 ジローナ、なんとか勝ち点1のパリ土産を持ち帰りたかったが。

試合結果

2024.9.18
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第1節
パリ・サンジェルマン 1-0 ジローナ
パルク・デ・フランス
【得点者】
PSG:90′ メンデス
主審:ダニエル・シーベルト

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