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「Catch up UEFA Champions League」~2025.1.22 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第7節 ミラン×ジローナ ハイライトレビュー~

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視野に入ったストレートインの可能性を残す

 ストレートインはまだまだ視野に入れることが出来ているミラン。対するジローナはすでに連勝をしてもプレーオフ入りはなかなかに難しい情勢。少し試合に対するコンペティティブさには差がある両チームだ。

 ボールを持つスタートとなったのはミラン。2人のCBと2人のCHがビルドアップの軸。フォファナがサリーで時折3-1になる場面も。ポゼッションは大外とライン間を並行で走らせながら解決方法を模索。ジローナに対して、外と中を効果的に揺さぶりながら勝負を仕掛けていく。

 ジローナは序盤こそカウンターでのブライアン・ヒルを使いながらのカウンターに出て行くことが多かったが、徐々に3-2-5へのポゼッション重視のスタイルにシフト。直近の試合とは異なり、ミラン相手に少しずつボールを持つ時間も作れるようになっていく。

 一方的に押し込まれる展開は回避することが出来たジローナだが、ミランはスピードに乗ったカウンターからも反撃の手段を作り出すことができる。押し込まれている時のライン間の管理の甘さも含めてジローナの劣勢は解消されなかった印象だ。

 ライン間から抜け出しを見せるファン・デ・ベークなど、ジローナはチャンスを迎える場面も。後方からのブリントのフィードが刺さりかけるところもあった。だが、先制したのはミラン。やはりカウンターで猛威を振るっているレオンの先制点。ロングカウンターから仕留めた一撃には市場価値の違いを感じざるを得ないパワーがあった。

 ジローナはゆったりとしたポゼッションからボールを動かしていくスタート。ハイプレスでの即時奪回からサイクルを回していきたいところだが、ミランのロングカウンターに苦戦。自陣からの手軽な前進も難しい情勢だ。

 それでもサイドからブライアン・ヒルがなんとかこじ開けるが、これは足先の分だけオフサイド。同点ゴールは認められない。

 後半は手ごたえのある反撃を見せたジローナだったが、ミランは最後には5バックにシフトすることで後方をクローズする。結局、アタッキングサードの迫力に欠けてしまうジローナはこのミランの5バック化に屈してしまった感がある。

 ストレートインの可能性を見事に残し、ミランはホーム最終戦を勝利で飾ることに。対照的にジローナは敗退が決定となる一敗を喫することとなった。

ひとこと

 ロングカウンターの精度にはクラブの規模の違いを感じた。

試合結果

2025.1.22
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第7節
ミラン 1-0 ジローナ
サン・シーロ
【得点者】
MIL:37‘ レオン
主審:トビアス・スチュイラー

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