先制点を手に首尾よく逃げきり
前にはチェルシー、後ろにはアーセナル。国内の日程が厳しくなってきたリバプールにとっては真価を問われるフェーズ。そうした中でライプツィヒとのアウェイゲームを迎える。対するライプツィヒもここまで勝ち点を取ることはできず、正念場でのホームゲームとなる。
リバプールは厳しい日程の中でも高い位置からのプレスに積極的に出ていくスタート。ライプツィヒのポゼッションに対して、ボールを奪うアクションを行うことで自らのポゼッションの機会を掴む。ボールを持つ際は開くバックラインでライプツィヒの2トップの脇を取る。ここから外のWGと追い越すSBを活かしてのサイド攻撃でゴールに近づいていく。
先制点もこの形から。サイドから抜け出したところからの折り返しをヌニェスが決めてリバプールがゴールを奪う。
以降もペースを握ったのはリバプール。左サイドを軸に抜け出す選手を作り、右サイドはショボスライやサラーがボックスに飛び込むという形を徹底。グラーチのファインセーブがなければおそらく状況はさらに悪くなっていたことだろう。
ライプツィヒはボールを奪ったところからカウンターを狙っていきたいところだが、そうした機会は少ないし、あったとしても攻め切れない。
前半は完全にリバプールのペース。主導権を握り、先制点を確保した状態でハーフタイムを迎える。
後半はライプツィヒがボールを持つトライに着手。3バックに変形する形でボールを持つが、リバプールは機能的なプレスで相手に自由を与えず。ポゼッションこそ渡すが、主導権は渡さない。
それでもライプツィヒは左サイドで抵抗。こちらのサイドのシモンズのタメでSBのオーバーラップを促したり、シモンズにマークが集まる分、オペンダがアレクサンダー=アーノルドの背後を突くアクションを見せたりする。
逆にカウンターからリバプールはチャンスメイク。中盤の動き出しの鋭さを生かしてゴールに迫っていく。時間の経過と共に保持成分を増やしていきながら軟着陸をさせるのもさすが。シモンズの負傷交代により徐々に勢いを失うライプツィヒをコントロールし続ける。
試合は結局そのまま終了。先制点を奪ったリバプールが首尾よく試合を運び、アウェイでの3ポイントを手にした。
ひとこと
ライプツィヒはこれで3連敗。そこまで悪い内容には思えないが、少なくともリバプール相手にゴールを奪う決め手はなかった。
試合結果
2024.10.23
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第3節
ライプツィヒ 0-1 リバプール
シュタディオン・ライプツィヒ
【得点者】
LIV:27′ ヌニェス
主審:サンドロ・シェーラー