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「Catch up Premier League」~2024.12.4 プレミアリーグ 第14節 アストンビラ×ブレントフォード ハイライト

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構図をひっくり返すビラの猛攻

 序盤から非常にコントラストがはっきりしていた試合だと言えるだろう。ハイプレスに出て行ったアストンビラはブレントフォードのバックラインにボールを持たせるつもりはなし。一方のブレントフォードの4-4-2は2トップが中盤を守備のスタート地点として様子見の構えであった。

 このままいけば、押し込むアストンビラがブレントフォードのブロックを動かすトライと、ブレントフォードのカウンターという構図になりそうな一戦。だが、ブレントフォードは機を見て敵陣ではハイプレスに出ていく構えを見せる。

 自陣では徹底したリトリート、敵陣では思い切ったハイプレスの二段構えを見せるようになったブレントフォードだが、時間の経過とともに前者のカラーが強くなるように。そうなった理由はアストンビラがきっちりとブレントフォードのプレスを外しての前進ができたからだろう。ブレントフォードのプレスバックが間に合わず、リトリートの局面が消滅したことがブロック守備が見られなくなった原因と考えられる。

 特にブレントフォードが苦戦していたのはアストンビラの前線の反転。とにかくロジャーズとワトキンスの両者を止めることができなかった。先制点を奪ったロジャーズは久しぶりの会心のミドル。2得点目はピノックを完全に置き去りにしたワトキンスが奪ったPKを自ら仕留めてさらにゴールを決める。

 トランジッションの出来がバッチリだと、後方の攻め上がりも積極的になるという好循環はあるある。攻め上がったキャッシュのゴールで前半のうちに3点目を奪い取ってみせる。

 ブレントフォードは3-2-5の保持から少しずつ反撃に打って出たいところだが、カウンターからの反撃で劣勢は継続。前半はほぼアストンビラのワンサイドで試合が進んでいく。

 3点のビハインドで苦しむブレントフォードだが、後半もハイプレスで継続。そのハイプレスから好調のダムスゴーが1点を返す。しかしながら、以降はビラがゲームを支配。後半はカウンターベースで試合を進めることでブレントフォードの保持とプレスをひっくり返していく。

 チアゴ、カルバーリョと前線を思い切って入れ替えていくブレントフォードだが、最後まで反撃のきっかけは掴めず。試合の波風を立たせることができないままタイムアップ。ホームのビラが前半の3得点でのアドバンテージを活かして勝ち点3を手にした。

ひとこと

 シティの陰に隠れて実は苦しんでいたビラ。この勝利から上向くか。

試合結果

2024.12.4
プレミアリーグ 第14節
アストンビラ 3-1 ブレントフォード
ビラ・パーク
【得点者】
AVL:21′ ロジャーズ, 28′(PK) ワトキンス, 34′ キャッシュ
BRE:54′ ダムスゴー
主審:ルイス・スミス

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