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「Catch up Premier League」~2025.1.5 プレミアリーグ 第20節 フラム×イプスウィッチ ハイライト

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PK狂想曲に勝者はなし

 ともにフォーメーションは5-4-1にチャレンジ中。4バックから5バックへのシフトチェンジを狙っているかもしれない両チームの激突だ。

 序盤にボールを持ったのはフラム。イプスウィッチのハイプレスをGKを絡めたビルドアップで抑え込む。イプスウィッチは自陣でのリトリートと敵陣でのプレスのメリハリがはっきり。アーセナル戦などと比べると、マイナスのパスに対してラインを上げる隙を伺うなどのマイナーチェンジは感じる出来だった。

 一方のイプスウィッチはファストブレイク中心。前線に素早く当てる形である。ただし、フラムはリトリートが早いので、結果としてボールを持って解決策を探る形に強制的に持っていかれるケースも少なくなかった。

 時間の経過とともに優位に立ったのはフラム。ライン間への楔やサイドでのダブルチームのぶち抜きなど徐々にイプスウィッチのブロック守備の危うい部分を露呈させていく。中でもヒメネスとウィルソンから作り出したチャンスは相手のファウルに止められてしまったもののクリティカルなものだった。

 しかし、そんな優位な状況でも先制点を手にできるとは限らないのでサッカーは難しい。先制点はイプスウィッチ。左サイドからのクロスに対してフラムは処理をしきれず。最終的にはスモディクスが押し込み先行。やや意外な形でイプスウィッチがリードを奪い、試合はハーフタイムを迎える。

 後半、フラムは選手交代を敢行。ディオプに代えてスミス・ロウを入れる。4バック移行のようにも見えたが、ワイドには少し高い負荷の守備をお願いしていたし、保持でも大外のレーンはロビンソンとウィルソンに固定する。

 展開としてはややフラムはイプスウィッチに絡め取られそう感も。ゆったりとしたペースに巻き込まれてしまい、出力を出せないというフラムのあるあるパターンにハマり、少しずつ試合のテンポを落とされていく。

 しかしながら、ここからなんとか試合を動かすフラム。69分にOFRからPKを獲得し、このPKをヒメネスが仕留める。さぁ、ここから逆転!としたいフラムだったが直後にカスターニュがPKを献上。すぐさまイプスウィッチがリードを取り返す。

 そして、後半ATにはこの試合で3つ目のPK。こちらは文句なしのコンタクト。デイビスがPKを献上してフラムは同点に追いつくことに。

 PK狂想曲となっていた後半。勝者は生まれず、勝ち点1を分け合う結果となった。

ひとこと

 5バックの位置付けも含めて全体的にどっちのチームもポジティブな要素は少ないように見えた。

試合結果

2025.1.5
プレミアリーグ 第20節
フラム 2-2 イプスウィッチ
クレイブン・コテージ
【得点者】
FUL:69′(PK) 90+1′(PK) ヒメネス
IPS:38′ スモディクス, 71′(PK) デラップ
主審:ダレン・ボンド

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