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「Catch up Premier League」~2022.10.14 プレミアリーグ 第11節 ブレントフォード×ブライトン ハイライト

■「らしい」ブレントフォードが3試合未勝利をストップ

 リバプール、トッテナムと就任直後から強豪との試合が多いデ・ゼルビ。今節も難所であるブレントフォードのホームに乗り込んでの試合になる。メンバーは前節と同じである一方で、フォーメーションはマーチを前に押し出す4-4-2になっていた。

 ブレントフォードの今季は高い位置まで出ることができれば比較的やれる。しかし、実際にはブロックを組むことが多く、持ち味が出にくくなってしまっている試合が多い印象だ。

 この試合のブレントフォードは高い位置からブライトンを捕まえる意識が強かった。ブライトンはアンフィールドで善戦したにもかかわらず、トッテナムに苦戦した理由は縦パスを刺す場所をことごとく封じられていたからである。よって、ブライトンにとってはブレントフォードによって前節の課題を突きつけられている形になる。立ち上がりはイェンセン、オンエカというブレントフォードのインサイドハーフの潰しが好調。ブライトンはなかなか前進することができなかった。

 15分経つとなんとか前進ができるようになったブライトン。左サイドからエストゥピニャン、トロサールを軸にエリア内に迫っていく。

 しかし、先にサイドの崩しで結果を出したのはブレントフォード。右の大外からムベウモがマークを外し、オンエカが奥をとる。マイナスのクロスをおしゃれに決めたトニーが先制点を奪う。ブライトンとしては左サイドのエストゥピニャンが簡単にムベウモを外してしまったのが手痛かった。

 ここからはしばらく一進一退。ボールを持ち続けるブライトンに必死に食らいつくブレントフォードの構図は延々と続く。ブレントフォードのリードに風穴を開けそうだったセットプレーからのフェルトマンの決定機はラヤのファインセーブに阻まれる。

 後半、ブライトンは三笘を投入。今節は右サイドでの投入となった。ワイドから縦に進んでクロスという点では左サイドと遜色はないのだが、内側に入り込んできてからの凄みというのは若干右サイドに比べると劣る感じがする。最後は三笘は左に戻ったけども。

 個人的には少し1on1で強い選手に解決策を依存している感じがブライトンらしくないかなと思う。三笘、マーチあたりに後半は負荷がかかっていて、ララーナやグロスあたりが消えてしまうのが切ないところ。三笘のプレータイムが増えているのは個人的には嬉しいけども、ブライトンが苦しんでいる裏返しのような気もしないでもない。

 最後までファイティングポーズを下げずに勇敢に戦ったブレントフォード。「らしく」戦えたのはこの試合では彼らの方。小競り合いのあったトニー×フェルトマンのマッチアップからPKを得て追加点を奪うと、最後は5バックにしてクローズに成功。前節不振だったラヤもスーパーセーブ連発でシャットアウトに貢献。就任3試合勝ちなしとなったブライトン相手にブレントフォードが4試合ぶりの勝利を挙げた。

試合結果
2022.10.14
プレミアリーグ 第11節
ブレントフォード 2-0 ブライトン
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:27′ 64′(PK) トニー
主審:マイケル・サリスベリー

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