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「Catch up UEFA Champions League」~2025.2.12 UEFAチャンピオンズリーグ プレーオフ 1st leg クラブ・ブルッヘ×アタランタ ハイライトレビュー~

目次

諦めないハイプレスでアドバンテージを確保

 最終節にシティに敗れたもののプレーオフの切符を勝ち取ったブルッヘ。対するは惜しくもストレートインのチャンスを逃したアタランタである。

 アタランタはお馴染みのマンツーマン。ブルッヘはわかっているアタランタの高い位置からのプレッシャーに対して落ち着いて対応。バックラインのメンバーを入れ替えながらのポゼッションでアタランタのマンツーで相手を剥がしにいく。

 ブルッヘのポジションチェンジに対して、アタランタはついていききれず。ミドルゾーンまでの前進は許してしまっていた。

 アタランタの保持に対してブルッヘは二段構えの攻防。高い位置からマンツーで捕まえにいく姿勢を敵陣では見せつつ、自陣では4-4-2のローブロックを構築。

 ブルッヘのプレス回避に加えて、プレスの押し引きに対してアタランタはなかなか手応えを掴むことができず。すると、アタランタは自陣でのミスを連発。2つ目のヒエンのパスミスをユトクラが仕留めて先制点を奪う。

 得点後もブルッヘのスタンスは変わらず。押し引きのプレスでアタランタを揺さぶっていく。アタランタは少しずつハイラインに対抗できるようになるが、レテギがらしくないコントロールでチャンスミスをするなど、なかなか流れに乗ることができない。失点を帳消しにしようと頑張るヒエンのボール奪取からのチャンスも決めたかったところだろう。

 それでもハイプレスから徐々に刺していくと、アタランタは前半終了間際に同点。左サイドからのクロスをパシャリッチが仕留めて追いつく。

 後半は前半の頭に試合の展開が戻った感。再びブルッヘが保持から試合を動かしていく。ヴァナケンをターゲットにしてユトグラが抜け出すなど、左サイドのローテはかなり光っていた印象。ただし、仕上げがもう一味足りない。

 時間の経過と共に保持のテンポをアタランタが取り戻すのも前半と同じ。サマルジッチ、クアドラードなど中央とサイドの入れ替えた選手から反撃を狙う。この時間帯あたりから少しずつ両チームとも疲れが見えてくる展開に。押し込みながら違いを作り出せるのは誰かを探っていく。

 先にチャンスを迎えたのはアタランタ。デ・ケテラエルの強烈なシュートはミニョレに防がれてしまいゴールにならず。

 すると終盤にチャンスを迎えたのはブルッヘ。ハイプレスを諦めなかった流れでヒエンからPKを奪取することに成功。猛抗議するアタランタの面々をよそに、ニルソンが決勝点となるPKを決める。

 試合は終了間際にブルッヘのゴールで決着。先勝で敵地に乗り込むこととなった。

ひとこと

 ブルッヘ、以前も思ったけどもいいチームだよね。

試合結果

2025.2.12
UEFAチャンピオンズリーグ
プレーオフ 1st leg
クラブ・ブルッヘ 2-1 アタランタ
ヤン・ブレイデルスタディオン
【得点者】
BRU:15‘ ユトクラ, 90+5′(PK) ニルソン
ATA:41‘ パシャリッチ
主審:ハリル・ウムト・メレル

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