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「Catch up J1 League」~2025.8.16 J1 第26節 FC町田ゼルビア×セレッソ大阪 ハイライト

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連勝の勢い感じるハイパフォーマンス

 ここにきて連勝を重ねている町田。4試合連続クリーンシートで、神戸や鹿島といった順位争いのライバルにも勝利し、優勝に向けて邁進している。

 その勢いは今節でも止まらなかった印象だ。前からプレスに行くことをせず、むしろWBに噛み合わせるようにラインを下げたC大阪に対して、序盤から一方的に押し込んでいく展開を作り出していく。

 C大阪としては相手の攻撃を止めたところからポゼッションでの回復を目論んでいたが、町田のプレスに苦戦。藤尾の同サイドへの圧縮から一気に追い込む形にあまり抵抗できず。初めはルーカスの裏抜けでなんとかしようという気概は見えたが、町田は時間経過とともにそこしかないんだなという確信を深めてここを徹底マーク。徐々に効果は下がっていった。

 保持においては主役となったのは昌子。バックスにプレスをかけてこないC大阪に対して、対角の望月へのパスと中央への楔のパスを使い分けながら組み立てに貢献。中央に縦パスを刺す形で7分にはネットを揺らしたが、これはオフサイド。それでも42分の林の追加点のシーンでは実際に縦パスが得点に繋がった。

 1点目となったゴールはサイドの粘りが主役。相馬の仕掛けで押し下げたスペースを利用したサンホの見事なミドル。望月、相馬と異なる深さを作れる選手とパンチ力のあるシュートを持っている選手の特性を掛け合わせたゴールだった。

 後半、2点のリードを得た町田は前半よりはプレスがマイルドに。C大阪は保持の展開を増やしていく。町田はボールを奪ったら望月へのロングボールを使う形で無理のない陣地回復を図っていく。

 押し込む機会が出てきたC大阪は徐々にボックス内で前線のコンビネーションが見えるように。瞬間的なボールコントロールでシュートやラストパスの隙間を作ることができるハットンを軸に少しずつ細かいスペースを作ってのシュートシーンを作り出していく。それでも1人外された時にCBがカバーができる町田の守備に苦戦している状況を脱することができない。

 町田は飲水タイムと選手交代で少しずつハイプレスが復活。C大阪を再び高い位置から咎めていく。すると78分には相馬のクロスからセフン。相馬らしい視野の広いプレーからダメ押しゴールを決める。

 香川、ハットン主導の狭いスペース攻略も悪くはなかったが、この日はシャープな町田を上回ることができず。連勝の勢いを感じる町田がさらに勝ち点を重ねることとなった。

ひとこと

 町田、強いな。

試合結果

2025.8.16
J1リーグ
第26節
FC町田ゼルビア 3-0 セレッソ大阪
町田GIONスタジアム
【得点者】
町田:22′ ナ・サンホ, 42′ 林幸多郎, 78′ オ・セフン
主審:笠原寛貴

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