
優勢をフイにしてしまう後半頭のミス
冬の移籍市場閉幕によるクーニャの移籍の噂の沈静化あたりからようやくエンジンがかかってきた感のあるウルブス。暦の移り変わりとは裏腹に春はまだ遠そうな昇格組がモタモタしているうちに残留争いにさよならを告げたいところだろう。
しかし、そんなウルブスの願いを打ち砕くように先制点を決めたのはフラム。開始直後から際立っていたアンデルセンの組み立てから攻撃を組むと、あっという間に抜け出したセセニョンからゴールをゲット。1分もかからずにフラムはゴールを奪う。ウルブスはCHの脇がやたら空いてしまうという序盤の構造の欠陥を修正することができなかった。
先制点を奪ったこともあり、フラムのプレスは沈静化。押し込む機会が増えたウルブスはサイドの突破力とセットプレーからチャンスメイク。守備に回ると相手の横断を制御できないのはフラムも同じということだった。18分にはファーで待ち構えていたジョアン・ゴメスが同点ゴールを奪い取る。
以降も押し込む機会を掴んだのはウルブス。同点ゴールの流れから左右のWGを生かした突破力で攻撃に打って出る。フラムはカウンターに打って出るが、なかなか反撃に出ることができない。ルキッチが警告でサスペンションを受けるなどこの試合だけでない負債も貯まっていく展開となる。
しかし、停滞感のあるフラムは後半早々にゴールを生み出す。中盤で前を向いたイウォビから背後に走り出したムニスが抜け出してゴールをゲット。前節は勝ち点獲得に大いに貢献したジョゼ・サだったが、この場面では不要な飛び出しで失点に絡んでしまった。まぁ、この波こそが彼らしいと言えばそうなのかもしれないけども。
このゴールでフラムはだいぶ落ち着いた感がある。5枚で構えるボックスの守備の安定感は増加。さらには保持に回った時の落ち着きがそこに重なり、フラムが少しずつ試合を掌握するように。
最後は4バックにシフトしたウルブス。前線の枚数を増やして攻撃に打って出るが、効果の方は限定的。むしろ、カウンターからゴールに向かうことができていたフラムの方が得点の可能性という意味では高かったかもしれない。
試合はそのままフラムが逃げ切りで勝利。後半頭のワンミスから流れを手放してしまったウルブスにとっては勝ち点0という結果は厳しいものとなった。
ひとこと
1つのミスをきっちり逃さず勝ち点を積んだフラムの強かさが際立つ展開だった。
試合結果
2025.2.25
プレミアリーグ 第27節
ウォルバーハンプトン 1-2 フラム
モリニュー・スタジアム
【得点者】
WOL:18′ ゴメス
FUL:1′ セセニョン, 47′ ムニス
主審:ピーター・バンクス