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「Catch up Premier League」~2025.4.1 プレミアリーグ 第30節 ボーンマス×イプスウィッチ ハイライト

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前線のポストから始まるパターン攻撃が刺さる

 ともに縦への鋭さで勝負をかけていく両チーム。序盤はロングボールの応酬で探っていく展開だったが、時間の経過とともに主導権を握ったのはボーンマス。相手のバックラインに無理にプレスに行かないイプスウィッチに対して、ボーンマスはCBのドリブルからボールを運んでいく。

 イプスウィッチは受け止めてチャンスを作っていきたいところだが、ファストブレイクの起点を早めに潰されてしまうことでなかなか前進がままならない状態に。

 押し込むイプスウィッチは大外のレーンからゴールに向かっていく手段を持っているチーム。ワッタラ、セメンヨの両翼から強引に突破を図りながら長いレンジのシュートを軸に押し込んでいく。

 優勢だったのはボーンマスだが、イプスウィッチも少しずつSBの背後を取る2人のSHから押し返すきっかけを作る。すると30分過ぎには先制点をゲット。左サイドのポストで押し下げるきっかけを作ったデラップから、エンシソを起点に横断すると、逆サイドのブロードヘッドがフィニッシュ。ケパの股下を抜く冷静な一撃でリードを奪う。

 以降も両サイドからボーンマスがチャンスを作っていくが、イプスウィッチはなんとか凌ぎながらの防衛。リードを奪ったままハーフタイムを迎える。

 追いかけなければいけないボーンマス。ラインを上げて高い位置でイプスウィッチを迎撃することで反撃に向かう。しかしながら、そんな状況をひっくり返したのはイプスウィッチ。またしてもきっかけになったのはデラップ。左サイドに流れる形でポストプレーに成功すると、そのまま旋回することでフィニッシュにも顔を出して追加点。起点と終点の両方をこなすデラップのバイタリティという持ち味が全面に出たゴールとなった。

 このゴールをきっかけにイプスウィッチはリトリートに専念。ボーンマスの攻撃を受けながら、自陣できっちりとスペースを埋める仕事に舵を切る。

 なかなかきっかけをつかめないボーンマスだが、左サイドからの何の変哲もないクロスをジョンソンがうまく処理することができず、最後はエヴァニウソンが押し込んでゴール。つまらないことで悪い流れを引き寄せてしまういつもの失点を喫することでイプスウィッチには暗雲が立ち込める。

 しかし、いつもと異なりこの試合では最後までボーンマスのシャットアウトに成功。チームの士気が上がる大きな勝利を手にすることとなった。 

ひとこと

 前線のポストからのパターンがハマればイプスウィッチは強い。

試合結果

2025.4.2
プレミアリーグ 第30節
ボーンマス 1-2 イプスウィッチ
ヴァイタリティ・スタジアム
【得点者】
BOU:67′ エヴァニウソン
IPS:34′ ブロードヘッド, 60′ デラップ
主審:ロベルト・ジョーンズ

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