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「Catch up Premier League」~2025.4.12 プレミアリーグ 第32節 マンチェスター・シティ×クリスタル・パレス ハイライト

デ・ブライネが変えた空気はターニングポイントになるか?

 CL出場権確保とFA杯のタイトル。残る2つの目標に対して、シティは全力で走る残りの2ヶ月となる。今節の対戦はそのうちの1つであるFA杯のファイナルで対戦する可能性があるクリスタル・パレスとの一戦だ。

 シティは序盤からボールを持つ立ち上がりとなったが、初期の配置を崩さず外循環するビルドアップに終始。なかなかパレスのブロックを揺さぶることができない。

 パレスは保持に回ると横断からシティの守備の薄いところに繋いでいく形。ロングボール一辺倒ではないというところを踏まえても、一方的にボールを持たれる往年のシティ戦とは異なる形となった。

 特に効いていたのは左サイドから右に横断する形。そこから右の奥を取るフリーランを生かすことでシティのバックラインを一気に押し下げる。この形が刺さってパレスは先制点をゲット。エゼのゴールでパレスが先行する。

 保持からフォーマットを作り、押し下げることができたパレスはセットプレーから追加点。マテタにブロックされているエデルソンが前に出てこれない状態を作り、リチャーズがゴールを決める。

 さらに右の背後を狙う攻撃からシティを追い立てるパレス。このまま一方的な展開を作っていくかと思われた試合の流れを変えたのはデ・ブライネ。直接FKでゴールを決めてエティハドの空気を一気にシティモードに引き寄せる。

 するとこのゴールからあっという間にシティは反撃。サイドでマカティーがキープするとフリーのデ・ブライネにボールがわたり、最後はマルムシュがゴールを仕留める。ワンサイドだった空気は前半終了間際にはだいぶ和らぐこととなった。

 流れを引き戻したシティは後半早々に勝ち越し。左サイドのオライリーのバックドアから背後をとると、マイナスのボールからシュートチャンスを仕留めたのはコバチッチ。早くも試合をひっくり返す。

 すると、その直後には絵でルソンからのタッチダウンパスが炸裂。マカティーの抜け出しから一気に最終ラインの背後をとることでそのままゴールまで一直線というプレーだった。

 前半と異なり、ボールを持つターンがやってこないパレス。シティのラインブレイクに耐えるという時間が延々と続くこととなる。

 さらには右サイドからの押し下げに中央から豪快なミドルを決めたオライリーがゴール。終わってみれば大量5得点。シティが豪快な逆転勝利で勝ち点3を手にした。

ひとこと

 CL争いを線で見た時にターニングポイントになりかねない逆転勝利だと思う。

試合結果

2025.4.12
プレミアリーグ 第32節
マンチェスター・シティ 5-2 クリスタル・パレス
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:33′ デ・ブライネ, 37′ マルムシュ, 47′ コバチッチ, 56′ マカティー, 79′ オライリー
CRY:8′ エゼ, 21′ リチャーズ
主審:ジャレット・ジレット

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