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「Catch up Premier League」~2025.5.3 プレミアリーグ 第35節 レスター×サウサンプトン ハイライト

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来季のライバルに先勝したレスター

 ともに残留を目指すシーズンとなったはずの昇格初年度。しかしながら、すでに35節の段階で命運は喫してしまい、来季もともに同じカテゴリーでサッカーに臨むチーム同士の戦いだ。

 序盤からボールを持つのはレスター。3-2-5に変形することでビルドアップを行うというのはここ数試合のレスターが踏襲している流れ。この日、ポイントにしていたのは右の大外のマカティア。1on1での仕掛けに加えて、降りるアクションからフリーになっていく。

 構造的にこちらのサイドを使うこともしばしば。シャドーのスレマナを手前に引き出しつつ、出来上がったギャップを使って敵陣に入っていく。レスターは保持から順調にサウサンプトンの守備のズレを引き出していった印象だ。

 一方のサウサンプトンも勝負をかけたのは右サイド。こちらも大外のウォーカー=ピータースが縦方向に揺さぶるポジショニングを取りながら勝負を仕掛けていく。

 サイドのギャップ勝負となったこの試合で先制点を手にしたのはレスター。サイドのズレのギャップからクロスを上げると、ヴァーディが先制点をゲット。サウサンプトンのCB陣の浮いた選手の管理が苦手なところを見事についたヴァーディがレスターにリードをもたらす。

 先制点を奪ったことで、レスターは勢いに乗る。途中、主審が負傷するというトラブルもあったが、依然としてリードをしているレスターが主導権。前からのプレスからサウサンプトンのポゼッションを阻害すると、逆にサウサンプトンのプレスを掻い潜っての進撃に成功する。

 順調に試合を運ぶレスターはセットプレーから追加点。FKからの跳ね返りをアイェウ自ら押し込んで前半のうちにリードを広げる。

 後半、サウサンプトンは選手を2枚入れ替えることでプレスを強化していく。しかしながら、レスターはゴールキーパーを経由する保持から相手のプレスをいなしていく。後半早々の出鼻を見事に挫いた格好だ。

 以降もペースを握ったのはレスター。エル=カンヌスを軸としたカットインやカウンターなど前がかりに攻めていきたいサウサンプトンの管理が甘くなっているライン間から進撃していく。

 終盤はサウサンプトンに押し込まれるレスターだったが、なんとか防衛に成功してのクリーンシートを達成。来季の昇格争いのライバルに一足早く悪いイメージを植え付けた。

ひとこと

 ヴァーディが笛を吹くシーンはプレミアの今季の名場面の一つ。

試合結果

2025.5.3
プレミアリーグ 第35節
レスター 2-0 サウサンプトン
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
LEI:16′ ヴァーディ, 44′ アイェウ
主審:デイビッド・ウェブ→サム・バロット

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