マンチェスター・シティ、25-26シーズンの歩み。
第1節 ウォルバーハンプトン戦(A)

モリニューで派手に暴れたシティの新戦力
夏場もアメリカで忙しく働いたマンチェスター・シティ。選手たちにとってはあっという間の開幕のように感じられるかもしれないインターバルの短さかもしれない。
モリニューでの開幕戦はまずはシティがボールを持つスタート。ルイスがインサイドに入り、中盤を前に押し上げる形から前に人をかけていく。
押し下げていくとそのままハイプレスに流れるように移行するシティ。ウルブスは左サイドの背後を取るベルガルドからハイプレスを裏返す形でファストブレイクを狙っていく。CFのラーセンのポストがしっかりしている分、ポジトラには安定感があった。
一方のシティは右サイドからファー寄りのクロスを狙う形で押し下げたところから勝負をかけていく。だが、クロスは流れるばかりでなかなかピンポイントで味方には合わなかった。
前線と中盤の5枚でコンパクトな陣形をキープしつつ守っていたウルブス。しかし、シティは見事に打開策に到達。ラインダースのマークが遅れたところからずるずると押し下げることに成功すると、最後はハーランドが先制ゴールをゲット。
さらにその4分後には自らが決めて追加点。後方からのスルーパスをコントロールしつつ、相手のGKの位置を把握したコントロールショットという認知と技術の合わせ技のようなゴールでさらに相手を突き放していく。
ウルブスも右サイドの裏を狙うトランジッションからチャンスを作りにいくが、シティの方が一枚上手。抜群のラインコントロールできっちりオフサイドを取って攻撃を寸断する。
後半の立ち上がりはウルブスが攻勢に。ドハーティが高い位置を取り、フーフェルを押し上げる形で前に出してラインブレイク。ラーセンが決定機を迎えるが、シュートは枠の外だった。
幅を使いながらのポゼッションでボールを動かしていく分、押し下げに成功したウルブスだったが前に人数をかけたところからカウンターでシティは追加点。またしてもラインダースのキャリーから右サイドを突破し、たっぷりスペースをもらったハーランドのパワーショットで3点目を奪い取る。このシュートで試合は決着。
さらにはチェルキがプレミアデビューで初ゴールとなる4点目を決める。新加入選手が派手に暴れたシティが開幕戦で大勝を飾った。
ひとこと
ラインダースのキャリー、めっちゃいいねぇ。
試合結果
2025.8.16
プレミアリーグ 第1節
ウォルバーハンプトン 0-4 マンチェスター・シティ
モリニュー・スタジアム
【得点者】
Man City:33′ 61′ ハーランド, 37′ ラインダース, 81′ チェルキ
主審:ジャレット・ジレット
第2節 トッテナム戦(H)

監督が代わっても天敵は健在
今季のエティハドの開幕戦はトッテナム。伝統的に相性が悪い宿敵との一戦からシティは本拠地でのシーズンの幕を上げることとなる。
まず、互いのポゼッションのスタンスを図るところから。ストーンズが右の大外に開くシティはルイスを自由化。右サイドは枚数をかけたポゼッションから抜け出す選手を作っていく。左サイドは逆にシンプル。マルムシュのスピードを例えばハーランドの落としのような他の武器を組み合わせて生かす形である。
裏を狙うマルムシュの存在は脅威。やや偶発的に抜け出す場面からもチャンスメイクができる怖さがある。ヴィカーリオのファインセーブでなんとかトッテナムが凌ぐ場面もあった。
一方のトッテナムもGKを絡めながら後方で枚数をかけての前進。GKがポゼッションに参加してなおパリーニャがサリーしてボールを動かしていく。降りる選手でフリーマンを作ると、前線はハイラインを破るような裏抜けを使う。一辺倒ではなくリシャルリソンのポストを織り交ぜていたのは個人的にポイントのように思う。
時間の経過とともにハイプレスを敢行する非保持側のスタンスが目立つ展開に。CFのプレスから片側に誘導しつつ、ボールを奪い取りにいくというところを両チームとも勇気を持って行うように。どちらかといえば手応えが良かったのはシティの方で、プレスから後方のボール奪取から素早く速攻に移行することができた。
しかし、トッテナムはこのハイプレスを掻い潜り先制。ギリギリの駆け引きを制して抜け出したリシャルリソンによって裏を取ると、ジョンソンにゴールをお膳立て。わずかなギャップをついてスコアを動かす。
このプレスでトッテナムは主導権を掌握。シティに自陣からの脱出を許さない。おそらくはチェルキにベルナルド役を託したのだと思うが、ややプレス回避のフリーマンとしては存在感が足りなかったように思う。
すると、ハイプレスからトッテナムは追加点。やや怪しいシーンがちらついていたトラフォードがついにパスミスを引き起こしてしまうことに。これでトッテナムは2点のリードでハーフタイムを迎えることとなった。
後半、リードをしているトッテナムはさらにハイプレスに出ていく。シティはまずはハイプレスの撃退を優先。後方に枚数をかけて、まずは相手のハイプレスを退かせることに専念する。
押し込むシティは右サイドからの攻撃にフォーカス。だが、トッテナムはサイドにスライドしながら対応し、シティに自由を許さず。特にチェルキに低い位置まで追い回すこともあったスペンスの守備は目を見張るものがあった。
シティはハイプレスからチャンスを作ることもあったが、トッテナムは右サイドのクドゥスを軸に陣地回復。前半ほどシャープではないものの、ボックス内へボールを運ぶところまでは安定してできていた。
ベルナルド、ロドリ、ドクといった面々の入れ替えで前進の安定化と敵陣でのサイドの崩しを狙っていくシティ。だが、最後までトッテナムのブロックを崩すことはできず。
フランクに代わっても天敵度合いは変わらず。トッテナムがシティを撃破し、開幕2連勝+2試合連続のクリーンシートを達成した。
ひとこと
トッテナム、ハイプレスへのコミット具合が昨季とは別次元。
試合結果
2025.8.23
プレミアリーグ 第2節
マンチェスター・シティ 0-2 トッテナム
エティハド・スタジアム
【得点者】
TOT:35′ ジョンソン, 45+2′ パリーニャ
主審:ピーター・バンクス
第3節 ブライトン戦(A)

大物食いで今季初勝利達成
ここまで2試合でリーグ戦勝ちなし。ブライトンはなかなかリズムに乗れていない序盤戦となっている。ホームに迎えるシティを叩けなければ中断期間を未勝利で迎えることとなる。
積極的にハイプレスで出ていくスタートとなったブライトン。シティはそれを図ったかのようなプランで反撃。前節よりもさらに早くマルムシュとハーランドのロングボールでハイラインをつく形を使っていく。ブライトンのDFラインのアジリティであれば、ダイレクトにガンガン狙っていっていいという判断なのだろう。
押し上げる機会がない分、ブライトンに対してのプレスが重めのシティ。しかし、ブライトンはこの機会を活かすことができず、自陣での軽いパスミスでリズムを作れず。むしろ、ブライトンがリズムを作ったのはハイプレスの方で。2列目の献身的な守備から一気に加速していく。ボールの預けどころとしてウェルベックの機能性の高さは際立っていたし、三笘は前節と同じくカウンターからチャンスを迎えていた。
シティは徐々に保持からリズムを産んでいく。中央に立つベルナルドをブライトンが捕まえきれず。徐々にサイドへの展開がスムーズになっていく。ブライトンはなかなか脱出ができない状態となる。
すると、シティは先制点をゲット。マルムシュとハーランドのゴリ押しから中央をかち割るという強引さの塊のようなプレーから試合を動かす。ハーランドにとってはすでに2回あったチャンスを外していたため、待望のゴールとなった。
ブライトンはボールを奪う機会はあるが、そこからのクオリティがついてこず。ここは主にミンテの課題だろう。失点シーンでもミンテのリリースが遅れたところのカウンター返しがきっかけ。リードを許す形で後半を迎える責任の一端を負うこととなってしまった。
後半も前半の途中からのシティ優位の流れを引きずってのスタート。インサイドに絞るマルムシュ、ボブがラインデルス、ベルナルドを解放する形でポゼッションをキープ。ブライトンのプレスを鎮圧しながら前進。
ブライトンも前半と流れは同じ。WGのプレーがやや速い攻撃のリズムに乗り切れず、なかなか効果的な前進ができない展開となる。
流れが変わったのは60分。4枚交代で中央の高い位置の選手たちを総入れ替えする。三笘→ミンテでようやく効果的なカウンターを打てるようになると、徐々に前進の推進力が復活。敵陣に侵攻していく。
その流れからブライトンは同点に。ヌネスの軽率なハンドからPKを献上すると、このPKをミルナーが仕留めて追いつく。
シティはこの失点で保持では追いつくようになり、またもプレスを回避していくように。それでもカウンターでのミンテやラターをフサノフ、アイト=ヌーリというシティの左サイドユニットで迎え撃つのはリスク。カウンターから引き続きブライトンが流れを掴んだと言っていい展開となった。
トラフォードの好セーブでなんとか粘りを見せていたシティだが、ブライトンはカウンターの嵐からついに勝ち越し。なかなかやり切るプレーを見せることができなかったグルダが相手を手玉に取り見事な追加点を決める。
交代選手でギアアップができないシティに対して、ブライトンは前線が時間を作りながら逃げ切り。大物食いに成功し、今季初勝利を手にした。
ひとこと
4枚交代で盛り上がった空気をハンドでのPKが確実なものにしてしまった感があった。
試合結果
2025.8.31
プレミアリーグ 第3節
ブライトン 2-1 マンチェスター・シティ
アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BHA:67′(PK) ミルナー, 89′ グルダ
Man City:34′ ハーランド
主審:ダレン・イングランド
第4節 マンチェスター・ユナイテッド戦(H)

全く異なる悩みの深さ
3試合を終えて両チームはいまだにここまで1勝。なかなか波に乗れない両雄にとってはチーム状況を上向かせる絶好のチャンスでもある。
そんな状況であることをよく理解しているかのように高い位置からプレスをかける両チーム。互いにGKを絡めてのビルドアップはバタバタとしており両軍にとってはプレスをかける意義は感じられるスタートだった。
そうした中で異彩を放っていたのはドク。左サイドの低い位置に降りてハイプレスようの逃げどころとなるロングボールのターゲットとして機能を果たそうとしていた。
そのドクは右のハーフスペースの突撃で先制点に絡む。神出鬼没な場所での登場に加えて、突破と粘りから勝負を仕掛けてフォーデンのゴールをアシストする。
仮説の域を出ないところではあるが、シティはやや右のハーフスペースでショウとのマッチアップを狙い撃ちにしていた節がある。ハーランドの反転なども含めて、マッチアップとしてここを狙っていく姿勢はそれなりに見られたといいっていいだろう。
ユナイテッドはハイライン破りから反撃に行けるルート自体は見えていたように思う。ムベウモの背後を取るアクションやシェシュコのポストなどはそのルートを作り出すきっかけにはなっていた。ただ、ユナイテッドのカウンターは最短ルートで突き抜けようとする分、単調だったことでシティにはやや対応しやすさも生まれていたように見えた。
それでも前半の終盤の押し込むことができた時間帯はユナイテッドが優位。だが、この時間に追いつくことができず、試合はシティのリードでハーフタイムを迎える。
後半は前半の頭の焼き直し。ハイプレスの応酬から主導権を争う流れに。そうした中でまたしても局面を切り開いたのはドク。半身で背負いながら受けた状態からハーランドにラストパス。ヨロがなぜあのコースを開けてしまう守り方を選択したのかはよくわからなかったが、いずれにしてもドクは1点目に続いて状況がよく見えていたなと感じる場面だった。
これで完全に試合はシティのラインブレイクゲームに突入。保持において前に人数をかけるユナイテッドに対して、ハーランドを中心にシティは延々と裏に独走する形を狙っていく。3点目をとって、その後にラインダースが決定機を外して以降はやや展開が落ち着いたが、ユナイテッドは反撃のきっかけを掴むことはできないまま終了。3点差をキープしたシティが連敗を2で止めた。
ひとこと
どちらのチームもこの試合前まではそれぞれの悩みがあったと思うけども、悩みの深さが全然違うことがよくわかる試合だった。
試合結果
2025.9.14
プレミアリーグ 第4節
マンチェスター・シティ 3-0 マンチェスター・ユナイテッド
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:18′ フォーデン, 53′ 68′ ハーランド
主審:アンソニー・テイラー
第5節 アーセナル戦(A)

またしても輝いた終盤のマルティネッリ
レビューはこちら。

リバプールを追う両チームにとってはここは落とせない一番。首位を追走するチームとして勢いに乗り、連勝を続ける彼らについていきたいところだろう。
序盤はシティがハイプレスでスタート。アーセナルがこのプレスを回避するところから始める。後ろに重めのポセッションをするところからシティの中盤を誘引し、縦にパスを差し込むことで一気に前進を図る。
相手の背後を突く動きは悪くなかったアーセナルだが、一つのミスから失点。密集で囲まれたハーランドがボールを逃すことに成功すると、ラインダースからカウンターを発動。数的優位の状況を最大限に活かし、カウンターでハーランドが先制ゴールを生み出した。
シティはこのゴールをきっかけに試合のリズムを掴むように。前に出ていってメリーノを潰したり、あるいは背後に走り抜けるトロサールへのパスをカットしたりなど、メリハリのある対応でアーセナルの保持に対抗していく。
結局、CBは放置しラインを下げながら左サイドに流れるハーランドからのカウンターを主体としたロングカウンターで勝負することとしたシティ。ライン間にボールを入れることが難しくなったアーセナルは少しずつアバウトなロングボールが増える。右サイドのマドゥエケはそうした状況下でも踏ん張っていたが、CKも含めてクロスへの対応はドンナルンマが抜群。アーセナルの副産物と言えるセットプレーを封殺し続けてリードを守った。
後半、アーセナルは選手交代でリズム変更。ライン間に入る選手をエゼ、スビメンディ(これに伴いライスが後方移動)などに変更することで、縦パスのレシーブから左右に揺さぶることでチャンスを作っていく。右サイドのサカもマドゥエケよりも選択肢豊富な攻撃を見せていく。
押し込まれる局面が増えてきたシティだが、ハーランドとドク、ラインダースの速攻からチャンスは構築。特にドクはここ数試合の好調を維持し、反転しながら高い位置に出ていくことも少なくなかった。
前にプレスにいく頻度を減らしたシティは徐々に後方を手厚く5バックにシフト。DFでエリア内を埋めて1点差を守りに行く。ハーランド、ドクも最終盤にはいなかったので文字通りの虎の子の1点である。
相手に合わせて高い位置の選手を増やしていたアーセナルだが、なかなかパワープレーは機能せず。焦りが募る中で冷静だったのはエゼ。無意味に高い位置をとってしまっていたシティのバックラインのギャップをついたマルティネッリに素晴らしいロブパス。ドンナルンマの飛び出しをよく見ていたマルティネッリがループで押し込んで土壇場で同点に追いつく。
最悪の事態は免れたアーセナル。CLにつづきまたしても交代のマルティネッリが勝ち点に関与する重要なゴールをあげた。
ひとこと
1失点目が少しもったいなかったアーセナル。数的不利を作られた時点でやや詰みだった。
試合結果
2025.9.21
プレミアリーグ
第5節
アーセナル 1-1 マンチェスター・シティ
エミレーツ・スタジアム
【得点者】
ARS:90+2′ マルティネッリ
Man City:9′ ハーランド
主審:スチュアート・アットウェル
第6節 バーンリー戦(H)

引いて受け続ける相手には問題なし
要所でなかなか勝ちきれずに順位を上げられないシティ。ホームできっちりと昇格組のバーンリーを叩き、上位に顔を覗かせたいところだ。
バーンリーはここ数試合と同じくきっちりと5-4-1でプロテクトしていく形。バックラインにプレスをかけずにシティの保持を許容していく形である。
相手が突きつける脅威がない分、シティは伸び伸びと人数をかけての攻撃に打って出ることができていた。こうした撤退守備の攻撃において最近のシティを牽引しているのがドク。カットインからの侵入でオウンゴールを誘発。相手にあたって不規則に跳ねたボールに対するリアクションの早さはいかにもドクらしい長所である。
失点しても試合の展開はなかなか変わらず。シティのポゼッションに対してプレスのポイントを見つけることができずにゆったりとボールを持つことを許す。
そんなシティにおける隙はプレッシング。前から捕まえにいく強度に関してはやや控え気味。その分、バーンリーは左サイドから長いレンジのボールを入れることができるように。バーンリーの保持の局面において、シティがボールを奪回するのにやたら時間がかかったところがこの試合のバーンリーの突破口だった。
バーンリーはその突破口から同点ゴールをゲット。カレンのトランジッションから左サイドに展開すると、ハートマンからのクロスをアンソニーが仕留めてワンチャンスを生かす。わずかな糸口をきっかけにバーンリーはハーフタイム前に試合を振り出しに戻した。
後半、シティはボール保持から巻き直し。後半の軸足となるのは左サイド。大外に出ることが多かったオライリーからのクロスでシンプルにボックス内に放り込む形で勝負をしていく。
バーンリーはカウンターにフォーカス。フォスターのキープ力を活かした長いレンジのボールから左サイドのアンソニー、ハートマンを生かしてボックス内に迫っていく。
しかし、チャンスを活かしたのはやはり試行回数に勝るシティ。左サイドからの攻撃を仕上げたヌネスが見事なゴールでこじ開けに成功。試合を動かす。
4分後にシティは更なるゴールでリードを広げる。左右に広げた攻撃にバーンリーは対応することができず、エステーヴがこの日2回目のオウンゴールを喫してしまう。
一方的なポゼッションで試合を進めるシティはATに更なる2得点で終わってみれば5得点。2点目で入れた亀裂を利用し、大差でホームゲームを制した。
ひとこと
昨季の悪い時期は引いて受け続ける相手に苦労した時もあったが、すでにその時期は脱したことを証明する大勝だった。
試合結果
2025.9.27
プレミアリーグ 第6節
マンチェスター・シティ 5-1 バーンリー
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:12′ 65′ エステーヴ(OG), 61′ ヌネス, 90′ 90+3′ ハーランド
BUR:38′ アンソニー
主審:ロベルト・ジョーンズ
第7節 ブレントフォード戦(A)

「責任」とは別の解決策
前節はマンチェスター・ユナイテッドにダメ押しの一撃をお見舞いする完勝を果たしたブレントフォード。今節も相手はマンチェスター。今季初の連勝を目指すシティをホームに迎えての一戦だ。
ブレントフォードはきっちりと後ろを固めるスタート。基本的には左右の揺さぶりに対して3CHがスライドし、WBは大外を埋める形に固定。5バックの陣形を維持することでシティのパスワークに対応していく。
ボールを持つことを許容されたシティはまずはショートパスから前進。3CHの誘導を割けるような動きから少しずつ相手を押し下げていく。
前節も5バックのバーンリーを押し込んで壊したシティ。しかし、前節のキーマンとなったドクは今節ベンチスタート。そうした中で誰かが責任を取るのか?というのが立ち上がりのシティのテーマであった。
あらゆる選手がドリブルを敢行することで変化を付けるというシティの回答はそれなりに好感が持てるもの。強いて言えば率先してドリブルを行っていたラインダースが牽引する形になった攻撃だったが、ヌネスなど彼以外にもドライブから斜めに切り込んでいくドリブルで打開をしようという姿勢が見えた。
しかし、得点は全く別の切り口から。グバルディオルからハーランドのロングボールでファン・デン・ベルフの位置に穴を空けることに成功したシティ。ややラインが高く浮いたブレントフォードを文字通りぶっ壊すことで先制点を手にした。
先制を許したブレントフォードはロングボールベースにひっくり返す形にトライするも、再びのチアゴは不発。シティのプレスの強度がそうでもないところに乗っかり、ショートパスから左右を揺さぶっていく。
だが、脱出口がなかなか見つからないと再び30分からはシティがポゼッションを強める。ロドリがいなくなってもニコ・ゴンサレスをアンカーに置いたシティは延々とサイドに配球しながらドライブが仕掛けやすい状況を整えていった。
後半はハイテンポなスタート。ボブの仕掛けを咎めた直後にチアゴが抜け出しから決定機。だが、これはドンナルンマがストップ。さすがといえばさすがだが、駆け引きに惨敗しすぎな感もあった。
ゆったりと押し込むシティだが後半は押しこむ割に得点の匂いがせず。ブレントフォードにも同じように保持の機会が与えられていたが、こちらも押し込んだ先にカヨーデのロングスロー以外の活路が見えないまま時間が過ぎていく。
主力を入れてもなお得点のチャンスが増えなかったり、ドンナルンマが危ういミスキックをしたりなど、咎められそうな雰囲気もなくはなかったシティ。だが、危うい空気をクリーンシートでシャットアウトに成功。今季初の連勝を見事に手にした。
ひとこと
押し込むところからの打開のされ方がもったいなかった感があるブレントフォード。重く受けるならば徹底的にやった方がよかったかもしれない。
試合結果
2025.10.5
プレミアリーグ 第7節
ブレントフォード 0-1 マンチェスター・シティ
オールド・トラフォード
【得点者】
Man City:9′ ハーランド
主審:ダレン・イングランド
第8節 エバートン戦(H)

左サイドがやり遂げたミッション
徐々に攻守にクオリティが安定してきたように見えるシティ。少し足踏みをしているリバプールを今のうちに捉えるためにもここで3ポイントを稼いでおきたいところだろう。
ボールを持つのはシティ。バックラインにボールを持たれることは許容する形の様子。まずは後ろが重めのポゼッションからシティは後方からサイドを迂回しつつ、ハーフスペースアタックとそこから生み出されたマイナススペースを狙うという非常にオーソドックスな入りであった。
時間の経過とともに押し下げられたエバートン。高さを微妙に変えるパスの連続で徐々にシティのバイタルに圧力がかからなくなるように。ミドルから少しずつチャンスを作っていく。
エバートンは反撃に出たいところだが、グリーリッシュの不在が響いているのが難しい。アルカラスが悪いというよりはいつもは絶大なグリーリッシュがいないなというニュアンスの方が強い。それでもシティはボールを無理には追いかけまわさかったので、それなりに保持の時間ができる。
CFのベトは前進のポイントとしては機能するが、やはり課題はゴール前。序盤の10分過ぎの絶好の決定機は是非とも決めて欲しかったところでもある。
苦しむエバートンだが、右サイドのエンジアイの馬力が冴え渡っていたのは印象的。左サイドに足りないキャリーの要素を含ませながら右サイドからチャンスを作っていく。ネガトラではこちらもアタッキングサードのキーマンになっていたドクを止める役割も。バチバチ火花が散るようないいマッチアップだった。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。
迎えた後半。前半の終盤と同じく、互いにゆったりと敵陣を攻めていくスタート。前半と同じくドクとエンジアイのマッチアップの激しさが見られる展開だった。
そうした中で違いを見せたのはシティのもう1人の左サイド。オライリーの巧みなランで完全にエバートンのDFラインをおいていくことに成功すると、折り返しをハーランドが仕留めてゴール。シティがリードを得る。
このゴールで試合を完全に掌握したシティ。引き続き、左サイドから攻め続けると1点目と同じような左サイドの攻撃を完結することでハーランドが追加点をもたらす。
やや崩しの局面では苦戦したシティだったが、最後は左サイドが違いを見せることに成功。エバートンのブロック攻略というミッションを見事にやり遂げた。
ひとこと
仕方のないことだが、今のエバートンにグリーリッシュがいないというのはあまりに重たすぎるように思う。
試合結果
2025.10.18
プレミアリーグ 第8節
マンチェスター・シティ 2-0 エバートン
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:58′ 63′ ハーランド
主審:トニー・ハリントン
第9節 アストンビラ戦(A)

上位も見据えるジャンプアップ
アーセナルと同じくシティにとっては土曜に負けたチームとの勝ち点を一気に引き離すための大チャンス。しかし、相手は今季未勝利から一気に3連勝と勝ち星を伸ばしてきたアストンビラ。こうなった時のビラ・パークは非常に難しいスタジアムであることは明らかだ。
好調のアストンビラは敵陣からボールを捕まえにいく積極策によるスタート。近頃お馴染みとなっているストーンズを一列上げる形からシティはプレスを回避する。噛み合わせのミスマッチを作ると、ドリブルから縦に急ぐルートを狙いつつ、それがうまくいかないとなればサイドにつける形でスローに攻略を狙っていく。
アストンビラは敵陣で捕まえられないようであれば自陣で5-3-2の守備を敷く形でスローダウン。マッギンが大外を埋める形で5バックにシフトする。保持では徐々にシティが押し込んでいく。
しかし、一方的な展開にならなかったのはアストンビラが保持局面で根性を見せたからだろう。見ているこちらがヒヤヒヤするほど限界まで相手を引き込みながら繋ぐのがこの日のビラ。マルティネス、パウ・トーレス、カマラという足元とバランス感覚が優れているメンバーが揃えばそんな芸当は難しくないのだろう。
自陣で根性で繋ぐとロジャーズなど2列目が前を向き加速するルートを作るアストンビラ。押し込んでいくとセットプレーから先制。二次攻撃をトリッキーな身のこなしで左足で仕留めたキャッシュは素晴らしい一撃でアストンビラに先制ゴールをもたらした。
以降もビラはリスクを顧みないプレス回避でシティに一方的に攻撃のリズムを許さず。ワイドアタックがなかなか波に乗ることができないシティはトランジッション要素から一気に加速したハーランドを使う形の方が有望。だが、ハーランドは得意な抜け出しからの得点パターンを仕留めることができず。試合はビラがリードした状態でハーフタイムを迎えることとなった。
引き続きシティはハイプレスで後半も臨むが、アストンビラの対応は冷静そのもの。大きな展開できっちりとボールを逃すことでシティのプレスに屈さない。シティは押し込む保持からチャンスを作りたいが、司令塔役として不慣れなアンカーの位置に入るラインデルスはやや苦戦。攻撃で有効なパスを差し込んだり散らしたりすることができず、トランジッション場面では警告を受ける場面もあった。
というわけでWGの力技が徐々に負荷が増してくる展開に。サヴィーニョのミドルはトーレスが阻み、ドクとオライリーの連携も簡単には侵入を許さない。マルムシュなど動き出しの要素も増やしていくシティだが、最後は攻撃的なメンバーを入れすぎて中央渋滞を引き起こし、崩し切ることができなかった。
試合はそのまま終了。3連勝で勢いに乗ったビラがシティ討伐を達成。上位も視野に入るジャンプアップを果たした。
ひとこと
シティ、押し切れる展開までは持っていったような気もしたのだが。
試合結果
2025.10.26
プレミアリーグ 第9節
アストンビラ 1-0 マンチェスター・シティ
ビラ・パーク
【得点者】
AVL:19′ キャッシュ
主審:マイケル・オリバー
第10節 ボーンマス戦(H)

真っ向勝負を制して「元に戻る」
首位のアーセナルを追うポールポジションに立っているのは現在ボーンマス。彼らがここに立っているのは前の週にシティが勝ち点を落としたから。シティにとってこの試合はそのポールポジションを取り返すための一戦ということとなる。
ボーンマスはいつも通りに高い位置からのプレスでスタート。敵陣でのボール奪回に成功すると、そのまま横断からいきなりクルーピがネットを揺らすがこれはオフサイド。それでも攻守に積極性を出し続けて、シティのビルドアップを阻害する。
シティはこのハイプレスをどのようにいなせるかの勝負。左サイドのドクとオライリーはレーンを細かく変えながら敵陣に。高さも微妙に捕まえにくい形でボーンマスのSHを翻弄する。
もう1つの武器になるのは当然ハイラインを一発で破れるハーランド。先制ゴールはこちらの攻略法をベースにしたもの。引く位置まで下がるアクションを釣りとして使い、。一気にゴールまで。降りるアクションの状態で「出る!」というタイミングを対面のディアキテに先手を打って敢行することで一手先に前に出ることができたシーンだった。
この場面のように前に出ていく意識の強いボーンマスに対して、ハーランドの一撃というのは致命的になりかねない。セットプレーで追いついたボーンマスだったが、シティは直後にも早い展開から延々とチャンスを作り出していくこととなった。
一時期は追いついたボーンマスだったが、すぐにシティは勝ち越しに成功。前半の内にシティは強気のボーンマスの姿勢を打ち砕くことでリードを生み出し、ハーフタイムを2-1で折り返すことに。
後半も試合の展開は変わらず。主導権を握っているのはシティ。速い攻撃においてはハイライン破りのハーランド、ゆったりとした展開においてはSHのファジーなポジショニングから相手にズレるギャップを埋める作業を押し付けることで、緩急を付けながら主導権を握っていく。
後半15分のオライリーのゴールは試合を決着させる一撃。相手が捕まえるのを遅れたタイミングを逃さず、ボールをコントロールしながら足を広げさせてシュートを仕留めるコースを見つけるという形で見事に打ち抜いて見せた。グバルディオル然り、シティのレフトバックは非常にフィニッシュの精度が高いことを示す得点だった。
真っ向から向かってくるボーンマスを見事に撃退したシティ。2位の座に戻り、首位のフォロワーとして立場を見事に取り戻した。
ひとこと
こういう向かってくる相手を吹き飛ばせるだけの馬力がきっちりと備わっていることを感じさせる勝利だった。
試合結果
2025.11.2
プレミアリーグ 第10節
マンチェスター・シティ 3-1 ボーンマス
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:17‘ 33’ ハーランド, 60‘ オライリー
BOU:25’ アダムス
主審:アンソニー・テイラー
第11節 リバプール戦(H)

ライバルを蹴落として首位追走
アーセナルを追う格好となっている優勝候補の両チーム。首位が躓いた今節は絶対3ポイントを積み上げたいところ。代表ウィーク前の最後の試合としてふさわしい大一番だ。
序盤から保持でペースを握ったのはシティ。際立ったのは2列目がかなり自由を与えられたレーン移動。ドクを始めとして多くの2列目の選手がインサイドに絞る自由を与えられながら縦パスを受ける。
ただ、時間の経過とともにドクは左サイドに固定する割合を増やす方が手ごたえがあると思ったのだろう。対面のブラッドリー相手に優位を取れるドクは10分にPKを獲得。カバーに入ったコナテの処理が跳ね返り、再びドクに収まってしまい、ママルダシュヴィリがPKを献上する。
しかし、このPKをママルダシュヴィリは見事にストップ。ハーランドに先制点を許さない。
ここまではシャープさのないカウンターからの簡単なボールロストを繰り返してきたリバプール。ママルダシュヴィリのPKストップで流れを引き戻したいところだが、どうもギアが上がらず。プランがどうこう、布陣がどうこう以前にフィフティーの体の入れあいでほぼ完ぺきにシティに軍配が上がるというフィジカルコンディションではなかなか反撃もままならなかった。
唯一といえる通用する武器のセットプレーではファン・ダイクがネットを揺らすが、これはロバートソンがオフサイド。きわどい判定ではあるが、ゴールは認められなかった。
デュエルに敗れてズルズルと下がるが、最後のところでも踏ん張り切れないのがこの日のリバプール。ドクはどうやっても止められないし、リリースした際のインサイドのパスコースもとがめられず。ラインを上げ損ねた緩さを見逃さなかったニコ・ゴンサレスによって、シティは追加点を奪う。
後がなくなったリバプールは後半にプレスから猛チャージ。ボールを奪い取ったとっころから一気に裏抜けを進めて敵陣に入り込んでいく。サラーは裏抜けから決定機を迎えたが、ドンナルンマは落ち着いて対応するなど反撃のきっかけを与えない。
そして、何よりリバプールがペースを握り切れなかったのはシティの攻撃を止められなかったから。今日はこの人!という感じの一撃をドクが披露し、試合を完全に決める。
試合はこの3点目で完全にトーンダウン。終盤には押し込んだリバプールが左右のサイドからのクロスで惜しい場面を作り出すが、完全に焼け石に水という状態だった。
タレントが躍動して暴れまわったシティ。アーセナルの追って対決を制して2位浮上に成功した。
ひとこと
ちょっとリバプールには勝ち筋が見えなかった。
試合結果
2025.11.9
プレミアリーグ 第11節
マンチェスター・シティ 3-0 リバプール
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:29‘ ハーランド, 45+3‘ ゴンサレス, 63’ ドク
主審:クリス・カヴァナー
第12節 ニューカッスル戦(A)

スコア推移が強度を維持する助けに
CLでは順調な戦いを進めている一方で国内での戦いには明らかに満足できない内容が続いているニューカッスル。一刻も早くペースを取り戻して上位進出のきっかけを掴みたいところ。ホームのシティ戦は当然難しい相手ではあるが、復調の兆しが見えてくる内容にしたい。
ニューカッスルの内容の難の大きい要素を占めるのは守備のソリッドさが出てこないこと。構えて受けてしまう時に顕著ということもあり、この試合ではオールコートマンツーのハイプレスから勝負。好調のフォーデンにはギマランイスをずらして当てるなど、噛み合わせまで意識したものに。すぐさまジョエリントンの潰しから決定機を迎えるなど、ニューカッスルには成果があった。
しかし、シティもすぐにハーランドが抜け出す場面を作り出すなど決定機を創出。やり返しでの手応えを感じさせる立ち上がりだった。
少ない保持の局面ながらもニューカッスルは丁寧に裏抜けのシチュエーションを整備することでチャンスメイク。クリーンな抜け出しを作り、一撃のインパクトを高めてはいたがドンナルンマが凄まじい存在感でシュートを悉く弾き飛ばす。ヴォルテマーデが弾かれ続ける一方で、バーンズには完全にドンナルンマを外すことができた決定機があったが、このシュートは枠外に飛ぶこととなった。
シティは少しずつ押し込む局面を作っていく。マンツー気味の状況の中で違いになったのはドク。アウトサイドだけでなくインサイドに入ることで相手の守備から浮くことができていた。
逆にニューカッスルは定位置にドクがいないことにより、こちらのサイドに逃せば即時奪回を回避することができる。それでもドクのサイドから攻め込むオライリーを含めて基本的にはシティが優位の状態で前半を進めたと言っていいだろう。
後半、早々にCKからチャンスを迎えたニューカッスルだが、基本的にペースを握るのはシティ。ライン間のドクとベルナルドからチャンスメイク。機会的には優位でややニューカッスルは苦しい状況。しかし、その状況を見事に打開。中央をスラローム的に外したギマランイスから突破すると、最後はバーンズが先制。ようやくドンナルンマの壁を打ち破る。
しかし、すぐにシティは反撃。セットプレーからの波状攻撃でディアスがゴールを切り拓く。
急に現れたゴールラッシュはニューカッスルのターンで終幕。こちらもセットプレーからバーンズが再び仕留めて2分でリードを取り戻す。
終盤は5バックにシフトし、ひたすら跳ね返しを行っていくニューカッスル。なんとか逃げ切りに成功しホームでのシティ撃破を達成した。
ひとこと
やや間延びしながらも常にリードをキープするというスコア推移に助けられていい状況を保つことができたニューカッスル。
試合結果
2025.11.22
プレミアリーグ 第12節
ニューカッスル 2-1 マンチェスター・シティ
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:64′ 70′ バーンズ
Man City:68′ ディアス
主審:サム・バロット
第13節 リーズ戦(H)

後半の変身のよるリーズの猛追を振り切る
ここに来て公式戦連敗とちょっとしたブレーキがかかっているシティ。ここから始まるプレミア連戦で巻き返しを期すために連敗ストップをかけてホームのリーズ戦に臨む。
シティは1分も経たないうちに先制。ベルナルドのタメから抜け出したヌネスの折り返しをフォーデンが仕留めて早速リードを奪う。
得点後も一方的な保持を見せるマンチェスター・シティ。4-5-1と5-4-1のハーフのような形でコンパクトにブロックを組むリーズ。シティのホルダーになかなかプレスをかけることができない。2列目の自由度の高さも健在のシティは自由なポジションを取るドクを中心にボールサイドに人を片寄らせながらチャンスを作りにいく。
ドクがいないサイドからリーズはボーグルと田中で前進を狙う。裏をとるジェームズから一発を狙うがオライリーとのマッチアップで優位を取るのは容易ではなく、多少押し返す以上の効果を期待するのは難しそうだった。
ドクが立ち位置を守り、オライリーのオーバーラップとインサイドへの折り返しへの両睨みをするようになってからはシティはさらに一方的に。リーズのボールの前進どころを奪うと、サイドから延々と殴り続けていく。25分にはセットプレーから追加点。グバルディオルが混戦から押し込んでリードを広げる。
2点というセーフティなリードを得たシティはリーズの中盤のブロック手前で余裕を持ちながらサイドでの突破という安全運転で余裕の展開。リーズはリードを縮めるというよりはなんとか2点差を保つのがいっぱいという状態だった。
2点のビハインドとなったリーズは選手交代でシステム変更。5-3-2でのブロックを組んでいく。ポゼッションで後方に数的優位を作ったリーズは左右に揺さぶりつつ前進。2枚となったターゲットにロングボールを当てつつ、プレスのラインを上げながら回収する。
高い位置を取りながら奪う意識を取ることができたのがリーズの後半最大の変化。久しぶりの先発となった田中もこのアグレッシブな姿勢を体現していた。
息を吹き返したリーズの中でも特に効果的だったのは交代で入ったキャルバート=ルーウィン。長いボールのターゲットとして起点となると、ハイプレスからのショートカウンターで見事な動き出しを見せて追撃弾をゲットする。
さらには右サイドへのロングボールから抜け出してPKを獲得。このPKは一度はドンナルンマに跳ね返されるが、こぼれをヌメチャが自ら冷静に押し込んだ。
シティはプレスの勘所をつかみきれず、両翼ではドクとフォーデンが陣地回復役としての仕事を果たすことができない。ドンナルンマが負傷のポーズをとったタイミングでグアルディオラが青空作戦会議をはじめたことこそシティが苦戦していた何よりの証拠だろう。
シティはゆったりとしたポゼッションから主導権を取り返し。右のフォーデンからのファーのクロスと横断の使い分けからチャンスを作りに行く。しかしながら、リーズも2トップへのロングボールやそこからの列上げでのボール奪取から互角にシティと渡り合う。
ATまでもつれた試合はフォーデンの一撃で決着。混戦の中でがむしゃらにゴールに向かう姿勢のご褒美のようなゴールで試合を決める。
激しいリーズの抵抗に遭いながら結果を出したシティ。何とか連敗ストップという結果を引き出した。
ひとこと
リーズ、見事な後半の変身だった。
試合結果
2025.11.29
プレミアリーグ 第13節
マンチェスター・シティ 3-2 リーズ
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:1′ 90+1‘ フォーデン, 25‘ グバルディオル
LEE:49‘ キャルバート=ルーウィン, 68’ ヌメチャ
主審:ピーター・バンクス
第14節 フラム戦(A)

一点集中による猛追で冷や汗の逃げ切り
前節はリーズ相手に余裕の前半を過ごしながらも冷や汗をかいてしまったシティ。ハラハラの週末の反省を経て、今週は余裕を持った試合運びが期待されることとなる。
序盤からボールを持つのは当然シティ。いきなりベルナルドが列落ちをかまし、ドクがインサイドに入っていくなど、今季の彼ららしい動きを見せた。
押し込むところから決定機の創出までが非常にスムーズだったシティ。ヌネス、ベルナルドの右サイド組で背中を取るとハーランドがいきなり決定機。このシーンではゴールは生まれなかったが、直後に左サイドからの速いクロスでシティは先制。ハーランドがゴールを奪う。
先行を許したフラムは速攻が基本線。ヒメネスにボールを当てつつ、そこから好調のウィルソンからサイドの裏に走り込む形を作ることで反撃を狙っていく。深さを取るところで余裕ができた時はアンデルセンの対角からサイドの奥をとりにいく。シティはそこまでプレスで深追いをせずに撤退時は大人しく5-4-1に移行し、フラムのポゼションを受け入れていた。
失点した後のフラムはラインを上げながら守備の位置を上げにいくトライを敢行。バッシーの勇気を持った迎撃でボールの位置を高めにいく。
フラムの抵抗も悪くはなかったが、追加点を奪ったのはシティ。ハーランドのポストからラインデルスが裏抜けで2点目を奪う。さらにはCKを跳ね返りをフォーデンが押し込んで3点目。リードをさらに広げる。
フラムは一矢報いる形で前半追加タイムに反撃。この日冴えていたバッシーのボール奪取からウィルソンに繋ぎ、最後はスミス・ロウが押し込んだ。
フラムが逆転を視野に入れるには次の1点が大事。しかしながら、その望みはシティに早々に砕かれることに。フォーデンが左サイドからのクロスに合わせる形で追加点を奪う。4点目をアシストしたドクは自らの仕掛けて5点目のオウンゴールを誘発。リードはこの試合最大の4点に開く。
これで試合は実質決まりかと思われたが、ここからフラムは猛反撃。イウォビの右サイドからのミドルでドンナルンマを撃ち抜いたところから反撃のきっかけを掴むと、そこから猛攻をスタート。
フラムが主に狙い目としたのは右サイド。オライリーの攻めの遅さやドクやラインデルスのカバーの遅さを狙い撃ちし、ひたすらこちらのサイドからクロス。その跳ね返りを繰り返しミドルで狙うことでガンガン決定機を作り出している。
端的に言えばこれだけ。ただ、これだけを嫌というほど繰り返した結果、チュクウェゼが3点目。さらにはセットプレーからチュクウェゼがもう1点を生み出し、ついに試合は1点差だ。
交代選手でも歯止めがかからなかったシティは左サイドからの反撃でリズムを取り戻しにいく。ただ、その手当がうまくいったというよりはフラムがトーンダウンしたというテイストが大きいだろう。80分代後半はポゼッションからリズムを作り直す。
最後はケビンの左サイドから一撃を狙ったフラム。しかし、ギリギリのところでシティはゴールを守り切って逃げ切り勝利。5-4で乱戦を制した。
ひとこと
一点集中で壊され続けるのはちょっと不安感があるシティ。
試合結果
2025.12.2
プレミアリーグ 第14節
フラム 4-5 マンチェスター・シティ
クレイヴン・コテージ
【得点者】
FUL:45+2′ スミス・ロウ, 57′ イウォビ, 72′ 78′ チュクウェゼ
Man City:17′ ハーランド, 37′ ラインデルス, 44′ 48’ フォーデン, 54′ ベルゲ(OG)
主審:クレイグ・ポーソン
第15節 サンダーランド戦(H)

「勝ちながら修正」という最高の結果
アンフィールドからエティハドというタフな1週間を迎えているサンダーランド。ル・ブリの50歳の誕生日となる試合は首位との勝ち点差を縮める大チャンスを迎えているシティとの一戦だ。
サンダーランドは5バックを形成しシティの攻撃をきっちりと受ける構え。シティは右サイド中心の攻め筋。ベルナルド、チェルキを中心としたファーサイドへの相手のラインを下げさせるようなクロスから揺さぶっていく。インスイング一辺倒にならないのがシティのいいところ。ヌネスの裏抜けから速い折り返しもバリエーションとして持っている。
サンダーランドはファストブレイクから反撃。イシドールの抜け出しからチャンスを作ろうとするが、ハイラインで引っ掛けてシティはオフサイドからカウンターを封じ込める。それならばと左右に振りながらシティのハイプレスと全面的に勝負することができるのがサンダーランドのいいところでもある。
一時期はサンダーランドに押し下げられる時間もあったシティだが、再びポゼッションを回復。どのように壊すかを探っていくと、ディアスのミドルが炸裂。飛び道具から試合を動かす。
さらにはセットプレーから追加点。グバルディオルの走り込みながらの一撃でさらにリードを広げる。
2点のリードを得たシティにとっては課題はここから。複数得点のリードをきっちり守り切る必要がある。サンダーランドは5-4-1をキープしたままでプレスの捕まえにいくアクションを強気にシフト。前から降りる選手を捕まえにいく。
その分、オライリーのオーバーラップやハーランドの速攻を活かす形から攻め上がるシティ。サンダーランドも縦に速い展開から反撃を狙っていく。
互いにシャープで縦に速い展開が続く状況。サンダーランドの得点が高まる状況はシティにとっては雲行きが怪しい状況ではあるが、なんとか無失点で粘って時計の針を進めていく。
すると、65分にフォーデンがゴールを決めてリードは3点差に。接戦であれば粘ることができるサンダーランドもこの3点目で意気消沈。最後にはオニエンの不要な退場で出場停止がついてくるというおまけまでもらってしまう。
直近2試合に勝ちながら残した課題の反省を生かしたシティ。勝ちながら修正という最高の形で連勝を重ねた。
ひとこと
ディアスのミドルという試合の動かし方がすごかった。
試合結果
2025.12.6
プレミアリーグ 第15節
マンチェスター・シティ 3-0 サンダーランド
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:31′ ディアス, 35′ グバルディオル, 65′ フォーデン
主審:アンディ・マドレー
第16節 クリスタル・パレス戦(A)

終わってみれば完勝
徐々に連勝を伸ばしていきアーセナル追撃体制が整っているシティ。4位を調子を上げているパレスの本拠地を攻略し、首位の背中にピタッとついていきたいところだろう。
序盤からボールを持つのはシティ。ドクがいなくともいつものように左サイドハーフのフォーデンは内側に絞りながら外を開ける形。パレスの5-4-1ブロックに対して穴を開ける場所を探していく。
パレスは特にベタ引きというわけではなく、相手のマイナス方向のパスに押し上げるアクションを敢行。隙があれば列を上げるアクションからプレッシャーを強めていく。そうすることで徐々に攻撃に転じた時の位置を高め、カウンターからのシュートまでの形を射程圏内に持っていく。
パレスはポゼッションでも好調。3バックからの縦パスで中盤が簡単にターン。ここから前線へのラストパスからチャンスを作っていく。この日、チャンスが多く巡ってきたのはピノ。彼が確かな決定力を見せていれば、おそらくはパレスは前半に先制点を手にしていたはずだった。
段々とパレスの圧力を退けて保持モードに入るシティ。だが、サイドを変えながら隙を作っていこうというアクションにも関わらず、ギャップに入り込めないまま時間だけが経過する。
だが、ワンチャンスからシティは先手を奪う。ヌネスが上げたクロスに対してリチャーズがあまりにもあっさりとマークを外してしまい、ハーランドが高い打点からゴール。一瞬の隙から先制ゴールを生み出し、シティはリードでハーフタイムを迎える。
後半、追いかけるパレスがボールを持つスタート。広く使いながらのポゼッションで相手を押し下げてサイドアタック。ボールをロストしたところからもスムーズに相手を潰してカウンターを打つなどチャンスを多く迎えた。サールの一発裏抜けのような決定的なチャンスもあったが、角度があったこともありサールはシュートを打てず。チャンスをフイにしてしまう。
シティは序盤の波を凌ぎ切ると落ち着いたポゼッションからリカバリー。後半もひたすらライン間に人を置くことで中央でフリーマンを作って前進。時にはアンカーのゴンサレスが一列前に入ることもあった。
集中的に狙っていたライン間からシティは追加点。ドリブルで加速したチェルキが相手を引きつけると見事なリリースでフォーデンにアシスト。狙い澄ましたシュートで追加点を奪う。
追加点の直後に鎌田が負傷してしまったこともあり、反撃ムードは下火。シティはゆったりと残りの時間を過ごしていく。
最後にはサヴィーニョが独走でPKを獲得。このPKをハーランドが仕留めて試合の幕引き。強かにアウェイでゴールを重ねたシティが連勝を伸ばした。
ひとこと
圧倒!という感じではないのだけども、終わってみれば完勝という試合運びのうまさと決定力を感じる試合だった。
試合結果
2025.12.14
プレミアリーグ 第16節
クリスタル・パレス 0-3 マンチェスター・シティ
セルハースト・パーク
【得点者】
Man City:41′ 89′(PK) ハーランド, 69′ フォーデン
主審:ダレン・イングランド
第17節 ウェストハム戦(H)

勝手が違う中央封鎖
連勝しながら調子を取り戻してきたシティ。ここでも連勝を伸ばし、アーセナルにプレッシャーをかけたいところだろう。
対するウェストハムは前節のアストンビラ戦で見せた中央封鎖の4-3-1-2を採用。ライン間に2列目を並べることを強く意識しているシティに対しても同じ策を敷いての勝負となった。
序盤からボールを持つのはシティ。ベルナルドが中央で低い位置を取っていく一方で、SBは幅をとって立つ形。中央封鎖に軸足を置いたウェストハムに対してケアしにくい構造をとっていく。
オライリー、チェルキが大外に幅をとっていくシティ。アストンビラとの違いは大外からのチャンスメイク力。アストンビラであれば大外は1枚で抑えられるかもしれないが、シティだと同じようにはいかない。左の大外からフォーデンのハーフスペースアタックを成功させたシティがハーランドのゴールで先制点。切れ目をあっさりと繋がれてしまい、早速ウェストハムは目論見が崩れた格好だ。
保持に回ってもウェストハムは苦戦。中央にポイント作れず、敵陣側に進むことができない。ハイプレスでリズムを作ろうとしてもシティは後ろ重心で交わして沈静化。ゆったりと敵陣に押し込みながら大外を起点とした攻撃からチャンスを作っていく。
前進に苦戦するウェストハムを尻目にシティはあっさりと追加点。チェルキのプレスからのショートカウンターで追加点を奪ってリードを広げる。ハーフタイム前にシティは安全圏と言える点差をつけることとなった。
後半頭はオープンな展開。高い位置でのカットやボーウェンのロングカウンターなどウェストハムにもチャンスもあったが、立ちはだかったのはドンナルンマ。セーブでウェストハムの反撃ムードを許さない。特にボーウェンからのロングカウンターはウェストハムにとっては大きなチャンスになっていたが、流れを切る仕事はまさに守護神だ。
撃ち合いとなった後半にシティはハーランドのゴールで涼しい顔で追加点。3点目を決める。シティがポゼッションでゲームをクローズというよりはチャンスをお互い作りながらの終盤戦となったが、結局どちらも試合を動かすことができず。試合はシティの完勝で幕を閉じることとなった。
ひとこと
アストンビラには一定の効果があったウェストハムの中央封鎖だが、シティだと完全に勝手が違った。
試合結果
2025.12.20
プレミアリーグ 第17節
マンチェスター・シティ 3-0 ウェストハム
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:5′ 69′ ハーランド, 38′ ラインデルス
主審:ポール・ティアニー
第18節 ノッティンガム・フォレスト戦(A)

重たくなった展開をこじ開ける
アストンビラとともに首位のアーセナルを追走するシティ。連勝の勢いのままに迎えるはシティ・グラウンド。フォレストとのアウェイゲームで年末年始の連戦の幕を上げる。
序盤からボールを持つのはシティ。フォレストのブロックに対して、ベルナルドやラインデルスが下がりながらボールを動かしていく。フォレストはギブス=ホワイトが中盤に入って5枚でのブロック組みに。
それでもライン間に差し込んでいくシティ。ハーランドへのラストパスを通すためのルート探しが今日も軸となっていく。ライン間にパスは通されてしまったが、CBのカバーリングでフォレストは対応していく。
フォレストは左サイドからのハドソン=オドイ→ギブス=ホワイトが決定機を迎える。この形が前半唯一の決定機。ジェズスが体を張って起点を作ることはできてはいたが、ゆったりと押し込む時間でもトランジッションでもなかなかチャンスができない展開に。
シティはフォレストがボールを持つ時間が長くなることに伴い、トランジッション成分が増加。フォーデンの抜け出しやヌネスの対角などここからラストパスを通すことができればもうゴール!という状況を作る。
だが、その最後の一歩に立ちはだかったのがフォレストのバックライン。ミレンコヴィッチを中心にことごとくシティのシュートはブロックに。ヴィクトルの手を煩わせる手前でシティのチャンスをシャットアウト。前半はスコアレスでハーフタイムを迎える。
後半はジェズスがサイドに流れる形でのチャンスメイクからスタート。ディアスにあわや2枚目のカードを出させたか?と思うようなプレーから幕を開ける。
ロベルト・ジョーンズに許しをもらい11人でのプレーが続いたシティはすかさず先制点。ライン間のチェルキからミレンコヴィッチの背中をとったラインデルスが見事な先制ゴールを決める。
このゴールでリズムを掴んだシティはスピードに乗った攻撃からさらなる得点を狙う。しかし、ラインデルスのバイタルでのロストからカウンターを許すとこの攻撃から失点。ギブス=ホワイトが発動したカウンターはジェズスのクロスをハッチンソンが抑えの効いたハーフボレーでゴールを決める。シティは右サイドのトランジッションの甘さがゴール前まで続いてしまった。
得点以降はシティの守備のゆるさが目立つ展開に。ジェズスが収める起点として前半以上の働きを見せるなど、フォレストが押し込む場面が出てくるようになる。
オープン気味に打ち合っていた試合は70分が過ぎたところから少しずつ凪に。試合展開が重たくなったところでシティはセットプレーの二次攻撃から勝ち越し。チェルキのミドルで見事にゴールを撃ち抜いた。
クローズに成功したシティ。またしても連勝を重ねてアーセナルにプレッシャーをかけた。
ひとこと
重たい試合をよく動かした。ジャッジはやや幸運だったかもしれないが力のある勝ち方だった。
試合結果
2025.12.27
プレミアリーグ 第18節
ノッティンガム・フォレスト 1-2 マンチェスター・シティ
ザ・シティ・グラウンド
【得点者】
NFO:54′ ハッチンソン
Man City:48′ ラインデルス, 83′ チェルキ
主審:ロベルト・ジョーンズ
第19節 サンダーランド戦(A)

整えるシティに粘るサンダーランド
AFCONに多くの人数を送りながらなんとか過密日程に食らいついていくサンダーランド。ホームにおけるシティ戦は彼らにとっては大きな試練となるだろう。
立ち上がりから試合はバタバタとした展開に。アケの負傷疑惑に、ベルナルドがオフサイドながらもネットを揺らした場面などやたらと試合が止まる立ち上がりとなった。
展開が落ち着くとボールを持つようになったのはシティ。やや左サイドに重心をかけながらポイントを作りながら枚数をかけた崩しにトライしていく。
一方のサンダーランドはブロビーの一発でのせりかけや右サイドからのヒュームのファストブレイクから縦に進んでいく形で反撃。縦に速い攻撃だけでなく、ポゼッションからも陣地回復することでシティの一方的なポゼッションに対抗する。
やや保持から攻めあぐねている感があったシティに比べると、サンダーランドの速攻中心のプランはハマった感。やや2トップ気味の人選により、片方がサイドに流れてももう片方がフィニッシャーになれるというのは強み。ただ、この日はとにかくフィニッシュが枠に飛ばない。
攻め込むシティに関しても傾向は同じ。中央からの強引なこじ開けはブロックの憂き目にあうし、そうしたものを綺麗に外してのシュートというシチュエーション自体をあまり作ることができなかった。試合はスコアレスのままハーフタイムに。
後半早々に決定機を迎えたのはシティ。左右の裏取りからサンダーランドの最終ラインを揺さぶっていく。それでもボックス内で体を投げ出すサンダーランドの守備陣によって攻撃を阻まれることに。
シティの攻撃のフィーリングは後半も合わず。いつもの2つ手前くらいの段階でミスで出ているイメージで、ミドルゾーンでのパスが繋がらず、押し込み切る場面は後半しばらくすると作れなくなってしまう。
難しいシティはドクを投入。左サイドに定点攻撃が機能する場所を作る。サンダーランドはヒューム、ジャカなどが枚数調整役となり時には5バックにシフトしながら対応する。ロドリも左のハーフスペース周辺からロブ性のボールをファーに置く形からチャンスメイク。さすがの視野と正確な配球力でチャンスを作っていく。
サンダーランドにとっていたかったのは交代で入ったイシドールが起点として機能しなかったこと。それでもボールを奪ったところからシャドーに繋いでキャリーしてもらうパターンを確立することでサンダーランドは少しずつ敵陣にも入っていく。
どちらに得点が入ってもおかしくないオープンでスリリングな終盤戦。だが、結局はどちらも得点を仕留めることができず。見応え抜群の試合はスコアレスのまま幕を閉じることとなった。
ひとこと
いいスコアレスドロー。おすすめ。
試合結果
2026.1.1
プレミアリーグ 第19節
サンダーランド 0-0 マンチェスター・シティ
スタジアム・オブ・ライト
主審:ジャレット・ジレット
第20節 チェルシー戦(H)

手負いで拾った勝ち点1
2026年の幕開けとともにチェルシーはマレスカとの契約を解除。この試合での指揮はU-21で指導しているマクファーレンが暫定的に取ることとなった。
チェルシーは4-2-3-1をベースに非保持においてはRSHのエステヴァンをオライリーについていく形でポジションを下げて非保持では5バック化。その代わり右の前方のプレスにはパーマーを活かせる形だった。
チェルシーはプレッシングは高い位置から追いかけ回すスタートで外切りで内側に誘導を徹底。ドンナルンマであれば簡単には外切り2列目の背後は取られないという判断だろう。ネトとパーマーは前からのプレスに積極的だった。
しかしながら、徐々にプレスは沈静化。シティの保持ベースで試合はシフトする。こうなれば、今度はチェルシーのプレスは内側を切ることで外に追いやるように。
非保持においては落ち着いてシティに対応できた感があるチェルシーだったが、保持に回った時に問題が顕在化。前線にボールの預けどころが見つからずになかなか前に進むきっかけを掴むことができない。中盤で壁となったロドリ周辺で攻撃を終わらせられると、そこからのショートカウンターでチェルシーのバックラインを強襲。整っていない状態で攻撃を受けると失点の可能性が高いシチュエーションに追い込まれた感があったチェルシーだった。
しかしながら、シティはここからの攻撃をなかなか完結することができず。カウンターの精度が足りないシティからすれば、前半の終盤に入ったラインデルスのゴールはようやく決まった先制点と位置付けることができるだろう。
チェルシーは後半サントスを投入し、5-4-1の非保持に無理がない形に陣形を修正する。人をはめていくハイプレスからチャンスを作ろうとするが、シティは先制点と同じように左サイドに流れるラインデルスからチェルシーのバックラインの背後をとって侵入していく。一方のチェルシーも左サイドからネトが決定機を迎えるなどファストブレイクから対抗する。
試合は徐々に互いのハイプレスが緩んでいき鎮静。シティも無理にプレスを行うのではなく、きっちりとブロックを組んで防衛する意識を見せていた。
しかし、この日のチェルシーは最後に意地を見せる。右サイドからのグストの突破からのクロスはファーに流れたエンソに。一度はドンナルンマに防がれてしまったシュートだが、再びエンソが押し込んで同点。後半ATに追いついてみせる。
手負いながら勝ち点を死守したチェルシー。シティにとってはホームで痛い勝ち点逸となってしまった。
ひとこと
前半にシティは複数点ほしかったところ。グヴァルディオルの負傷の状態も気がかりだ。
試合結果
2026.1.4
プレミアリーグ 第20節
マンチェスター・シティ 1-1 チェルシー
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:42′ ラインデルス
CHE:90+4′ エンソ
主審:マイケル・オリバー
第21節 ブライトン戦(H)

三笘の大仕事が1ポイントをもたらす
ここ2試合は引き分けに終わってしまい、勝ち点の積み重ねがやや滞っているシティ。連戦の最後を勝利で飾り、何とか首位に追いすがりたいところだろう。
序盤は前からのプレスの掛け合いでスタートしたこの試合。シティは不慣れなCBコンビながらも前からのプレスに組み合う形で対応していく。
ブライトンはこの不慣れなシティのCB陣を壊すところを前半は徹底的に狙っていく。オーソドックスなラターのポストから背後を狙う形をはじめとして、とにかく背後へのランを積極的に敢行。前からのプレスである程度制限をかけることはできていた分、そこまでフリーにやり放題だったわけではないが、狙いがはっきりしていたのできっちりと背後を取ることができていた。
シティのプレスはコンパクトさよりも連動しながらプレスをかけあう形で高い位置から制限。ブライトンのビルド隊との攻防は非常に見ごたえがあった。
シティは序盤こそサイドの2人の関係性から一気に縦に進んでいくが、時間の経過とともに少しずつポゼッションを高めていきながら即時奪回を狙っていく形を敢行。徐々に支配力を高めていき押し込む時間を長くしていく。
すると、左サイドからドクの仕掛けが成立してPKを獲得。この日は左の大外に固定される形だったドクが仕事をし、ハーランドがゴールを決めてリードを奪う。ハーフタイムの前にシティが試合を動かしてハーフタイムを迎える。
後半もシティがいきなり決定機。降りるアヤリを咎めるところからベルナルドが決定機。以降もブライトンは同数のプレス回避に苦戦。シティ相手になかなか攻めるきっかけを見つけることができなかった。
そんな状況を見事に変えたのは三笘。左サイドからのカットインから長いレンジでドンナルンマを打ち抜く見事な一撃。細いチャンスをゴールに変えて見せた。シティ目線だとヌネスの体の向きのわりに距離が遠かったせいで縦に誘導できなかった感があった。
シティはロドリが登場するが、勢いは得点を奪ったブライトン。降りるCHからのさばきも少しずつ安定。攻撃も前半の背後一辺倒と異なり、SH+SBの右サイドの進撃や体格パスからの三笘のアイソなど幅を使いながらの攻撃に終始する。
それでも終盤はシティが意地を見せる。またもハイプレスからアヤリの降りてのプレーを咎めるが、これはフェルブルッヘンがセーブ。なお、アヤリにつけるフェルブルッヘンに自作自演とみることもできなくはない。
主導権を握ったシティだが、自陣にくぎ付けになったブライトンはなんとか失点を回避。勝ち点1を死守する形で試合は幕を閉じた。
ひとこと
三笘、ワンチャンスでの見事な大仕事だった。
試合結果
2026.1.7
プレミアリーグ 第21節
マンチェスター・シティ 1-1 ブライトン
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:41’(PK) ハーランド
BHA:60‘ 三笘薫
主審:トーマス・ブラモール
第22節 マンチェスター・ユナイテッド戦(A)

欧州カップ出場権確保に向けて好スタート
キャリックが帰還し、残されたリーグ戦17試合を欧州カップ戦の出場権を目指して戦う今シーズンのユナイテッド。そんなキャリックの就任初戦に立ちはだかるのはローカルライバルのシティ。冬の大型補強から上昇気流に乗るためにも、まずはライバルを倒しておきたいところだ。
序盤から試合はバタバタ。セットプレーからのマグワイアからの決定機を皮切りに落ち着かない展開が続く。シティは自陣でのミスが多く、ユナイテッドがボールを高い位置から奪って優勢に進めていたかと思いきや、両SBがあまり意味のないタックルで警告をもらうなどシティとは違う切り口の変な流れを生み出していた感があった。
落ち着いたところでボールを持つのはシティ。配置での駆け引きは控えめにしつつ、シンプルにサイドにボールを預ける形から前進を狙っていく。インサイドへの縦パスもなくはないが、ベルナルドとフォーデンは割と簡単にボールを外に叩いていた。WGとの1on1という形はシティの狙い通りかもしれないが、ユナイテッドの両SBは1on1を受け入れてきっちりと止めていた感があった。
ならば、インサイドで工夫をしたいシティだが、フォーデンはタッチ数が増えるとメイヌーにボールを奪われてしまうし、ロドリのパスが列を超える回数も少ない。内側で下手なロストをしてしまうとカウンターからピンチになるので、結局シティは安全な外にボールをつけて1on1から試行回数を重ねていくが、なかなか打開ができないという展開だった。
ユナイテッド目線で言えばCHのスライドが見事。縦にパスを入れられた時の素早いカバーとそこからのカウンターの起点としての役割をこの日のメイヌーとカゼミーロはよく果たしていた。特にこの日がリーグ戦初めてのスタメンのメイヌーは見事なパフォーマンスだった。
ブルーノにボールを預けつつ、左右のアタッカーの攻撃を活かす形。左ではドルグのスピードが、右ではタイミングを測ったダロトのオーバーラップが効果的。フサノフの緊急対応やドンナルンマのセーブによってシティはピンチを凌ぐ。
中でも綱渡り感があったのはオフサイド。相手が大外にいるケースなど結構博打感があるところでのオフサイド奪取でシティはなんとか首の皮をつないでいた感があった。
ブルーノを軸に左右のサイドのスピードを活かすというプランがはまったユナイテッド。しかし、リードは奪えないままハーフタイムを迎える。
後半、シティは2枚の交代を敢行するが引き続きペースはユナイテッド。早々に右サイドのダロトの攻撃参加から厚みを作り出していく。
個人的に気になっていたのは左SBのオライリーの投入。守備の手当てという交代ではないのは明らかだったので、まずは単純に晒され続けてカードをもらってしまうという状況自体がチームとして彼の投入を活かせる流れに持っていけなかった感がある。
加えて、今季のシティでオライリーが攻撃で輝いていたケースはインサイドレーンに絞るドクを外からオライリーが追い越す形。だが、この試合はオライリーが入ってもドクは張り続けておりポジションバランスを変える感じは見えなかったので、率直にいって何がしたいのかわからなかった。後半になってシティは多少左右のハーフスペース突撃のフリーランは増えたが、ディアロにひたすらオライリーが突っつかれ続けるというマイナスに比べれば、増えたプラスは微々たるもののように思える。
ドンナルンマの奮闘でなんとか踏ん張るシティだが、ユナイテッドはついにセットプレーからのカウンターで勝ち越し。フサノフが動くまでリリースを待つことができたブルーノのエスコートでムベウモがドンナルンマを打ち砕いた。シティは前半から良くなかったセットプレーのキックの精度と中盤のすれ違いがついに失点という形で爆発してしまった。
以降も反撃の兆しが見えないシティに対して、ユナイテッドは右サイドからトドメ。オライリーのところをクーニャが縦に突破したところの折り返しでドルグが追加点を奪う。
ドルグはサイドの選手なので、ポジション的にはルイスが絞らなければ!ということはあるのかもしれないが、個人的にはこの失点はフサノフが気になるところ。おそらくは低い位置をとるブルーノを気にしたのだと思うが、あそこまでクーニャに縦に行かれたらもうマイナスの優先度は下げていいはずなので、ラインを下げる判断を早急にしたかった。
あの形の縦突破でインサイドに1枚しかいないターゲットをSBが絞らなきゃミスになるって時点でイマイチだと思う。この試合ではアジリティを生かしたいいプレーもあったフサノフだが、この場面ではシンプルに経験不足を感じた。
2失点をしたことでグアルディオラは完全に白旗の交代。カウンターで延々と殴られる苦しい時間を過ごすだけとなり、ユナイテッドは優雅なウイニングランを残り時間で過ごす。キャリックは就任初戦でローカルライバルを破り、欧州カップ戦確保に向けた好スタートを切った。
ひとこと
ユナイテッド、きっちりと守備ブロックを仕上げてきた。シティはチームとして前半から良くはなかったが、オライリー投入がかなり敗着の一手だった感。投入の意図が気になるところだった。
試合結果
2026.1.17
プレミアリーグ 第22節
マンチェスター・ユナイテッド 2-0 マンチェスター・シティ
オールド・トラフォード
【得点者】
Man Utd:65′ ムベウモ, 76′ ドルグ
主審:アンソニー・テイラー
第23節 ウォルバーハンプトン戦(H)

粘りを振り切り無失点で4試合ぶりの勝利
ここに来て手痛い公式戦連敗を喰らったシティ。ウルブス戦でのメンバーの入れ替えはいろんなものが込められているメッセージのようにも思える。
序盤からボールを持つのはシティ。中央に立つチェルキは中盤に加わり、マルムシュとセメンヨはペナ幅くらいの位置に立つ。ラインダースもライン間に入ることが多かったため、中央はかなり人が多く、細かなパス交換から奥行きを作って狭いまま攻め切ろうという意識が見えた。
マルムシュの動き出しは特にそういう感じ。縦に深さをとりながらポストで組み立てにも関わることができる。この部分は直近のハーランドとは少し違う質のプレーである。
先制点はこの狭い形からではなく、幅を使うところから。ヌネスからのシンプルなクロスに足を伸ばしたマルムシュがゴール。モスケラは前に入られてしまった。
ウルブスはロングボールからの一発での陣地回復は難しいものの、ショートパスからのプレス回避には可能性を感じさせる。中盤の段差を使うところからフリーマンを作り、そこから背後を使うまでは出ていくことができていた。
しかしながら、基本的にはシティの保持で主導権は動かず。リードを得ていることもあり、ゆったりとしたポゼッションからインサイドへの奥行き作りを敢行していく。ウルブスはモスケラのハンドはお目溢しを受けることができたものの、前半終了間際に失点。中央で丁寧に作った段差から最後はセメンヨがゴールを決めてリードを広げる。
後半、2枚の交代選手を投入したウルブスだが流れは変わらず。シティのポゼッションから試合は落ち着いた入りを見せる。
少し流れが変わったのは55分くらいから。高い位置からでのアンドレのボール奪取からのショートカウンターから波状攻撃を仕掛けていく。低い位置からの組み立てでもシティのハイプレスを回避するなど、中盤で優位に立っていく。WBがなかなか仕上げられなかったのが痛恨。ロドリゴ・ゴメスのプレーが悪かったわけではないが、前節のディアロを見てしまうと物足りなさはある。
だが、そのアンドレが警告を受けると再びトーンダウン。シティは保持からもう一度テンポを作り直す。ハーランドとドクを入れて幅を取ることで試合を落ち着かせにいく。
正直なところ、想定よりはウルブスにひっくり返されてしまっていたなという感じではあったが、それでもシティはなんとか踏ん張りながら無失点をキープ。粘るウルブスを振り切り、久しぶりの勝利を手にした。
ひとこと
ウルブス、粘りは見せたが勝ち点はついてこなかった。
試合結果
2026.1.24
プレミアリーグ 第23節
マンチェスター・シティ 2-0 ウォルバーハンプトン
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:6′ マルムシュ, 45+2′ セメンヨ
主審:ファライ・ハラム
第24節 トッテナム戦(A)

4バックで窮地から1ポイント
ガラタサライに勝利しCLはノックアウトラウンドにストレートイン。今月は比較的ゆったりとしたスケジュールが決まったマンチェスター・シティ。アーセナル追走に集中したい2月はあまり相性が良くないトッテナムとの一戦に挑む。
試合は序盤からシティが主導権を握るスタート。保持面ではCLをトレースしたような布陣。左の大外をアイト=ヌーリに任せつつ、オライリーとセメンヨが比較的前のポジションを取る。4-2-3-1で記載した上のフォーメーションは守備時のものであり、保持においてはガラタサライ戦のドクとマルムシュの再現をオライリーとセメンヨで行うイメージを持った。
トッテナムはハイプレスに出て行こうとするが自陣に下がるベルナルドを捕まえ切ることができず。オライリーが中盤に降りるアクションを行う分、ガラタサライ戦よりも布陣のバランスはビルドアップ寄りだったかもしれない。それでも狭く鋭くの方向性はガラタサライ戦と同じで中央の細かいコンビネーションでトッテナムの中盤を蹂躙する方向性だった。
非保持においては4-4-2ベースにしつつハイプレスを敢行。敵陣ではベルナルドが列を上げて3枚目のプレスを行っていく。攻守にベルナルドのバランス感覚が重要なのがこの日のシティだった。トッテナムのバック3の内、パリーニャにはセメンヨが早めに寄せる形で特に警戒を強くしていた。
前半に生まれた2つのゴールはいずれもプレスからの連続性があるもの。ベルナルドのプレスバックから生み出した1点目、ドラグシンを蹴らせてからファストブレイクに移行した2点目はどちらもトッテナムのビルドアップを手玉に取ったものだった。
トッテナムは左右に散らしながら前進をしていきたいところではあるが、CHの段差作りがうまくいかずに苦戦。スピードを生かしたファストブレイクも同じくスピードを生かしたフサノフの対応によって封じられてしまう。
トッテナムの光になったのは前半終了間際のプレーだろう。ビルドアップにまだ完全には馴染んでいないグエイを咎めたコロ・ムアニのプレスと、押し込むことができた際にロドリを千切って警告を出させたシモンズのドリブル。それでもトッテナムの面々はホームの観客のブーイングを浴びながらハーフタイムを迎える。
後半、トッテナムは選手交代を敢行して4-4-2にシフト。これにより、右サイドのバランスが代わりSBのグレイが浮くことが多くなっていく。ここから横断や前線へのロングボールを入れることができるようになっていく。
敵陣に入り込む機会が増えたトッテナムは左サイドからのクロスで得点。ややファウルが怪しまれる場面ではあったが、審判団の判定はゴール。ソランケが追撃を形にして1点差に迫る。
シティは失点の前後から中盤の強度で後手に回っている感。特にプレスの局面では相手との距離が多く、前半と異なりトッテナムのビルドアップ隊は圧力を感じるケースが減ることとなった。保持においても強引なセメンヨの陣地回復に頼る場面が出てくる。
トッテナムの2点目のシーンは後半の彼らの中盤の強度を推進力を生かしたシーン。強引に右サイドを抜けだギャラガーからのクロスをソランケがアクロバティックに仕留めて試合を振り出しに戻す。
ここからはトッテナムがガンガンと相性の良さで飲み込んで行く時間帯。左右のWGからの仕掛けで一気にゴールに迫っていく。
最終盤は再び押し込んだシティ。やや内と外のバランスが悪い中でもラインデルスの飛び込みからチャンスを作るがネットを揺らせず。相性の良くないトッテナム相手にシティはここで足踏みをすることとなった。
ひとこと
前半を見た時にトッテナムはここからどう追いついたのだろうと思った。
試合結果
2026.2.1
プレミアリーグ 第24節
トッテナム 2-2 マンチェスター・シティ
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
【得点者】
TOT:53′ 70′ ソランケ
Man City:11′ チェルキ, 44′ セメンヨ
主審:ロベルト・ジョーンズ
