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「Catch up Premier League」~2025.9.21 プレミアリーグ 第5節 アーセナル×マンチェスター・シティ ハイライト

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またしても輝いた終盤のマルティネッリ

 レビューはこちら。

 リバプールを追う両チームにとってはここは落とせない一番。首位を追走するチームとして勢いに乗り、連勝を続ける彼らについていきたいところだろう。

 序盤はシティがハイプレスでスタート。アーセナルがこのプレスを回避するところから始める。後ろに重めのポセッションをするところからシティの中盤を誘引し、縦にパスを差し込むことで一気に前進を図る。

 相手の背後を突く動きは悪くなかったアーセナルだが、一つのミスから失点。密集で囲まれたハーランドがボールを逃すことに成功すると、ラインダースからカウンターを発動。数的優位の状況を最大限に活かし、カウンターでハーランドが先制ゴールを生み出した。

 シティはこのゴールをきっかけに試合のリズムを掴むように。前に出ていってメリーノを潰したり、あるいは背後に走り抜けるトロサールへのパスをカットしたりなど、メリハリのある対応でアーセナルの保持に対抗していく。

 結局、CBは放置しラインを下げながら左サイドに流れるハーランドからのカウンターを主体としたロングカウンターで勝負することとしたシティ。ライン間にボールを入れることが難しくなったアーセナルは少しずつアバウトなロングボールが増える。右サイドのマドゥエケはそうした状況下でも踏ん張っていたが、CKも含めてクロスへの対応はドンナルンマが抜群。アーセナルの副産物と言えるセットプレーを封殺し続けてリードを守った。

 後半、アーセナルは選手交代でリズム変更。ライン間に入る選手をエゼ、スビメンディ(これに伴いライスが後方移動)などに変更することで、縦パスのレシーブから左右に揺さぶることでチャンスを作っていく。右サイドのサカもマドゥエケよりも選択肢豊富な攻撃を見せていく。

 押し込まれる局面が増えてきたシティだが、ハーランドとドク、ラインダースの速攻からチャンスは構築。特にドクはここ数試合の好調を維持し、反転しながら高い位置に出ていくことも少なくなかった。

 前にプレスにいく頻度を減らしたシティは徐々に後方を手厚く5バックにシフト。DFでエリア内を埋めて1点差を守りに行く。ハーランド、ドクも最終盤にはいなかったので文字通りの虎の子の1点である。

 相手に合わせて高い位置の選手を増やしていたアーセナルだが、なかなかパワープレーは機能せず。焦りが募る中で冷静だったのはエゼ。無意味に高い位置をとってしまっていたシティのバックラインのギャップをついたマルティネッリに素晴らしいロブパス。ドンナルンマの飛び出しをよく見ていたマルティネッリがループで押し込んで土壇場で同点に追いつく。

 最悪の事態は免れたアーセナル。CLにつづきまたしても交代のマルティネッリが勝ち点に関与する重要なゴールをあげた。

ひとこと

 1失点目が少しもったいなかったアーセナル。数的不利を作られた時点でやや詰みだった。

試合結果

2025.9.21
プレミアリーグ
第5節
アーセナル 1-1 マンチェスター・シティ
エミレーツ・スタジアム
【得点者】
ARS:90+2′ マルティネッリ
Man City:9′ ハーランド
主審:スチュアート・アットウェル

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