
摩訶不思議ブライトンが10人のチェルシーを仕留める
今季はなかなか内容が良化しない一方で強豪相手にはきっちりと結果を出しているブライトン。今節もこの条件に該当するチームが相手。スタンフォード・ブリッジでのチェルシーとの一戦に挑む。
ブライトンは非常に強気のライン設定。マンツー気味に敵陣から捕まえにいく。だが、この姿勢をチェルシーはひっくり返して前進。エンソがいきなりゴールを強襲するFKを打つなど序盤からチャンスメイク。サイドではスピードの優位で対面を引きちぎり、中央では相手を捕まえきれずにファウルを犯してしまうということでガッツリハイプレスの副作用を食らうこととなる。
保持でもブライトンは苦戦。アバウトなロングボールはブライトンと同じく前がかりにプレスに来たチェルシーには通用せず。自陣での強引なバレバやアヤリのドリブルも引っ掛けてしまいロスト。空転するプレス、後手に回ってのファウル、収まらないロングボールなど苦しい要素が揃い続けたブライトンだった。
順当に先制したのはチェルシー。大外のグストのバックドアからエンソがミドルシュートを仕留めて先行する。
ポゼッションでゆったりとしたいチェルシーだが、ブライトンは依然としてハイプレスで息をつかせることを許さない。保持面でも両翼のファストブレイクで徐々にチャンスを作っていく。サイドでFKを得るとオフサイドトラップ狙いのチェルシーのDFラインを破ったりなど得点の匂いがするプレーも出てくるように。
リードをキープして迎えた後半、チェルシーはサントスのパスミスからチャロバーが退場。後半をまるっと数的不利で過ごすこととなる。
チェルシーは特別後ろを重くする訳ではなく普通のテンションで守るように。数的優位のブライトンは前半以上にサイドからスムーズに裏を取ることができる。すると77分にウェルベックが勝ち越しゴール。左サイドで後半は勝負したミンテのサイドからの打開で試合を振り出しに戻す。
同点になってから押し込まれることを許容したチェルシー。ブライトンはボックス内での時間を増やしていく。終盤はグストのハイキックが起因で大乱闘に。この大乱闘が開けたところからのデ・クーパーのゴールを見る限り、よほどブライトンの面々は鬱憤を溜めていたのだろう。
後半追加タイムにさらにもう1点を加えたブライトン。またしても大物食いを達成し、勝ち点3を敵地で掴み取った。
ひとこと
チェルシー、またしても10人。。
試合結果
2025.9.27
プレミアリーグ 第6節
チェルシー 1-3 ブライトン
スタンフォード・ブリッジ
【得点者】
CHE:24′ エンソ
BHA:,77′ 90+10′ ウェルベック, 90+2′ デ・クーパー
主審:サイモン・フーパー