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「Catch up UEFA Champions League」~2025.9.17 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第1節 オリンピアコス×パフォス ハイライトレビュー~

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ピリッとしないオリンピアコスの開幕節

 アーセナル予習シリーズ。ギリシャリーグでは現在首位を走るオリンピアコスの初戦の相手はパフォスである。

 オリンピアコスの攻撃のスタイルはシンプル。2CB-2CHで変形しながらのポゼッション。CHには最終ラインに落ちることを許容する形でポゼッションをしていく。サイドはSHとSBの2枚の縦関係が軸。CFのエル・カービへのロングボールからチャンスを作りにいく。

 後方はキャリーをする余裕もある状況ではあるが、運んだ先でのプレーの選択や精度はイマイチ。相手を動かして攻略することができない。

 一方のパフォスはゆったりとしたポゼッションとロングボールを織り交ぜていく展開。オリンピアコスの2列目は左右にスライドしながらボールを捕まえにいくが、相手に入れ替わられてしまいなかなか高い位置で捕まえきれず。相手に侵入を許してしまう。

 アバウトながらも右サイドを中心に侵入をしていたパフォスにアクシデント。右WBのブルーノが退場。70分ほどの残り時間を10人で過ごすことになってしまう。

 10人になった相手に対して、押し込んでいくオリンピアコス。しかしながら、チャンスを作っていくことはなかなかできず。サイドの深い位置をとって、折り返しからフリーになったバイタルを狙うという大枠はわかるのだが、細かいところのパスの精度が刺さりきらないという難点があった。

 むしろ、右サイドからジャジャが運ぶなどパフォスは10人でもチャンスメイク。入れ替わられる中盤とガタガタで揃っていないオリンピアコスのDFラインが気になる展開となった。

 後半もオリンピアコスは保持からボールを動かしていく。サイドから押し下げてのクロスはなかなか精度が伴わず。たまに合う場面においてもエル・カービが仕留めきれない。後半もパフォスに運ばれるケースをスポットで許すなど、相手に息をつかせない攻撃を展開できないのも気になるところだ。

 5-3-1になる形で少しずつクローズに向かうパフォス。ボックス内の守備はきっちりと先回りすることで後半もチャンスをなかなかオリンピアコスに与えない。

 あわやタレミが退場してしまうシーンを作られるなど、最後までピリッとしないオリンピアコス。最終盤にはエル・カービが決定機を迎えるが、ネオフィトスのファインセーブでパフォスはこのピンチを回避する。

 結局勝ちきれなかったオリンピアコス。0-0で10人のパフォスに勝ち点を持って行かれてしまった。

ひとこと

 オリンピアコス、11人相手でも10人相手でもあまり前向きになりにくいパフォーマンスだった。

試合結果

2025.9.17
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第1節
オリンピアコス 0-0 パフォス
スタディオ・ヨルギオス・カライスカキス
主審:イシュトヴァン・コヴァーチ

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