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「Catch up UEFA Champions League」~2025.9.17 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第1節 スラビア・プラハ×ボデ/グリムト ハイライトレビュー~

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溶かしてしまった貯金

 序盤にボールを持つのはボデ/グリムト。スラビア・プラハはハイプレスから人基準にエネルギーを使いながら追いかけ回すスタートだった。

 ただし、スラビア・プラハのマンツーマンはオールコートではなくCFのところには2枚で受ける形。すなわち、ボデ/グリムトのバックラインからは前進ができる形。必ず余る1人を活かすところからボールを前に進める意識が高かったボデ/グリムトはスラビア・プラハの中盤を引き出す形を作り、ズレを作っていく。ボデ/グリムトのCBは躊躇なくボールを前に運んでいった。

 ボールを奪うシーンを作れるとスラビア・プラハは右サイドからのトランジッションで反撃。縦にシャープに進んでいき、奥行きを作ったところからクロスでチャンスを作っていく。テンポを落としたところからでも右サイドからの前進を狙う。ドーリーの右サリーから右サイド全体を押し上げる形で枚数をかけた崩しを敢行する。

 先制点はこの右サイドから。上がったクロスは一番遠いところに構えるムボジに。SBtoSBの攻撃から先制点を奪い取る。

 勢いに乗るスラビア・プラハはプレスを強めて勝負に出ていく。ボデ/グリムトは蹴らされると辛いのであくまで間を進んでいきたいところだが、スラビア・プラハがあまり許してくれないという流れに。

 縦に進めるスラビア・プラハはホリーへのロングボールと右のハーフスペースへのアタックからシャープに進んでいく。主導権を握りながらハーフタイムを迎えたのはスラビア・プラハだった。

 後半、スラビア・プラハはポゼッションからのスタート。追いかけるボデ/グリムトは前向きの矢印を出しながらプレスに出ていくが、ファウルになってしまうなどいまいち噛み合わせが良くない展開だった。

 そんな中でもハーフタイムに交代した右サイドのバッシの突破からPKを獲得。だが、ホグのPKはスタニェクに阻まれてしまい、ボデ/グリムトは先制のチャンスを逃す。

 PKを献上したムボジだったが、後半に再びゴールを奪うことでリカバリー。スラビア・プラハがリードを広げる。

 だが、終盤はボデ/グリムトの反撃が中心。縦に鋭い攻撃に対して、同数で受けることとなってしまったスラビア・プラハは立て続けにサイドを破られての失点。2点の貯金を溶かしてしまい、試合は2-2のドローで幕を閉じることとなった。

ひとこと

 スラビア・プラハ、勝ち逃げできそうな試合運びだっただけに、クローズのところが勿体無い。

試合結果

2025.9.17
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第1節
スラビア・プラハ 2-2 ボデ/グリムト
エデン・アレナ
【得点者】
SRP:23’ 74‘ ムボジ
BOD:77‘ バッシ, 90′ フェアット
主審:マリアン・バルブ

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