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「Catch up UEFA Champions League」~2025.9.30 UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ 第2節 ガラタサライ×リバプール ハイライトレビュー~

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ギアアップ不発で難所で連敗

 週末のクリスタル・パレス戦で今季初めての敗戦を喫したリバプール。なんとか敗戦を払拭したいCLの第2節はトルコ遠征。多くのイングランド勢が苦しむアリ・サミ・イェンでの一戦に挑む。

 リバプールの保持に対して、観客は割れんばかりのブーイング。声援に後押しされるようにハイプレスに出ていく。リバプールはまずはファン・ダイクへの対角パスからフリンポンを使う形でプレス回避。まずは外を使って相手をいなすと、インサイドにガンガンパスを通していく。エキティケの抜け出しとプッシュアップしに行ったガクポにはそれぞれチャンスがあったが、ゴールを決めることができなかった。

 しかし、先制はガラタサライ。序盤にこちらも決定機になっていたユルマズのファストブレイクからショボスライがPKを献上。このPKをオシムヘンが仕留めて先制する。

 リバプールはサイドの攻撃がやや不安定。サラーをここで休ませたいというのはわからなくもないが、大外の打開をフリンポンに任せるのはなかなか難しいところ。攻撃力が高いSBとWGの役割は別物であると感じさせられる。

 センターラインでもヴィルツがトレイラに厳しくマークに合うなど起点づくりに苦戦。他の選手が浮いていることもあるが、リバプールがそこから進めるわけでもなかった。

 ガラタサライは左右のサイドの裏からのカウンターで反撃。前半終了間際にはグラフェンベルフを咎めたところからあわやPKというシーンもあり、リバプールは冷や汗をかく展開であった。

 後半は前半よりはフリンポンは有効な突破を披露。右サイドを縦に進む形からスペースメイク。しかし、決定機をエキティケが仕留めることができない。

 ハイラインの背後を取るオシムヘンの突破はアリソンが防いだが、このプレーでアリソンは負傷。決定機阻止の代償として守護神を失うこととなる。

 後半の中盤は一進一退の攻防。リバプールは3枚の交代で主力組を入れるが、ボールを持たないところからリズムを作ることができない。

 終盤は右サイドのコンビネーションから少しずつチャンスメイクに成功したリバプール。88分にはPKを獲得するが、これはOFRで取り消し。VARがなかったらゾッとするようなPK判定であった。

 PKという特大のピンチを切り抜けたガラタサライ。リバプールはアウェイでの連敗を伸ばしてしまうこととなった。

ひとこと

 ギアアップしようにもなかなかあったまらないな感があるリバプールだった。

試合結果

2025.9.30
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第2節
ガラタサライ 1-0 リバプール
アリ・サミ・イェン・スポーツ・コンプレックス
【得点者】
GAR:16’(PK) オシムヘン
主審:クレマン・トゥルパン

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