
セットプレーに隙を見せた絶対王者
公式戦全勝街道を直走っているバイエルン。ウニオン・ベルリンとの試合に勝利すれば11月の代表ウィークまでを全勝で駆け抜けることができる。
ウニオン・ベルリンは5-4-1のミドルブロックを敷くことでバイエルンの保持に対抗。今日はケインが左サイドの手前に落ちることでポゼッションのズレを作っていく。
しかしながら、この日はウニオン・ベルリンの守備ブロックが好調。中盤より先への侵入を簡単には許さない。保持においても左サイドに流れるバクを起点として縦へのシャープな進撃を果たす。セットプレーからネットを揺らすシーンを作るがオフサイド。ゴールは認められない。
だが、サインプレーからウニオン・ベルリンは先制。ドゥーヒのミドルから再びのセットプレーのチャンスを仕留める。
ダイレクトな形でもなかなかチャンスを作れずに苦戦するバイエルン。頼みのケインも潰されてしまい、なかなかチャンスを作れない。それでも3バックの3枚目を構成する人を入れ替えることでバイエルンはウニオン・ベルリンのマンツー気味の守備を外しにいく。特にターからの配球は効果があった。
押し込みきっかけを掴んだバイエルンは右サイドの奥を取るところからディアスがゴール。苦しみながらもなんとか試合を振り出しに戻す。さらにバイエルンは追加点のチャンス。こちらもディアスが決定機を迎えるが、決めきれなかった。
後半、ハイプレスで試合を牽引するバイエルン。保持でも中盤でボールを引き取るニャブリから加速。ウニオン・ベルリンの2列目を揺さぶるアクションからチャンスを作りにいく。
中央で起点を作りながら、サイドの景色をよくするバイエルン。オリーズからの1on1で突破を図っていく。バイエルンはあとは崩し切れるかという状況まで作るが、そんな環境をひっくり返す形でウニオン・ベルリンは勝ち越しゴール。またしてもセットプレーからドゥーヒがゴールを生み出す。
終盤は意地でケインがゴールを生み出したバイエルン。なんとか試合を振り出しに戻したものの、勝利までは至らず。試合は2-2でのドロー決着。なんとか無敗記録は継続し、勝ち点1をもぎ取る結末を引き寄せた。
ひとこと
セットプレーが弱いんだな、バイエルン。
試合結果
2025.11.8
ブンデスリーガ
第10節
ウニオン・ベルリン 2-2 バイエルン
シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ
【得点者】
UBL:27′ 83′ ドゥーヒ
BAY:38′ ディアス, 90′ ケイン
主審:フローリアン・エクスナー
