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「Catch up Premier League」~2025.12.13 プレミアリーグ 第16節 バーンリー×フラム ハイライト

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クオリティを見せつける3ゴール

 徐々に内容の良化は見られる一方で勝ち点の積み上げにはつながっていないフラム。一刻も早く残留争いのボーダーから離れるために勝ち点の近いバーンリーとの一戦は確実にものにしておきたいところだろう。

 しかし、序盤から積極策が目立ったのはバーンリー。相手のバックパスに対して列を上げてプレスにいき、圧力をかけてマイボールを奪取。敵陣でのプレーを増やしていく。自陣での守備となればSHを思い切り下げる6-2-2型に移行。この2つを使い分けながら守備をしていく。

 徐々にポゼッションを増やしながらバーンリーに6-2-2型の時間を強いるようになったフラム。オーソドックスな配置ながらも速いテンポのパス回しで相手を振り切っていく。

 セットプレーから試合を動かしたのはフラム。ニアに入り込んだスミス・ロウが見事なゴールを打ち込む。ストーン役のハートマンは痛恨の空振りで完全にスミス・ロウに得点機会をプレゼントしてしまった格好だった。

 しかし、バーンリーも反撃。不慣れな4-3-3のポゼッションも徐々にアンカーを解放するアクションが目立ってくるように。すると21分のゴールは素晴らしいポゼッションから。ブロヤで裏に引っ張りつつライン間に入ったラーセンがアンカーのカレンを解放。そこからのラストパスをウゴチュクが仕留めてゴール。見応え抜群の一撃で試合を振り出しに戻す。

 3-2-5の保持から押し込むフェーズを取り返したフラムは再びセットプレーから加点。左サイドで神トラップを見せたウィルソンからバッシーがフリーでヘディングを決めてゴール。

 失点したバーンリーは前半終盤に再びボールを持つタームを得る。同じくセットプレーからファーのエステーヴが決定機を迎えるが、ネットを揺らすことはできず。試合はフラムのリードでハーフタイムを迎える。

 後半、バーンリーはハイプレスから勝負に出ていく。フラムはがっちりこのハイプレスを受け止める形で対抗。特に自陣で相手を止めた後に敵陣までドリブルで入っていったバッシーは異質だった。

 プレス回避が安定してきたフラムはミドルゾーンで加速した攻撃に打って出ることができるように。スミス・ロウ、チュクウェゼのキャリーから最後に仕留めたのはウィルソン。力の抜けたフィニッシュとネットを揺らす前にセレブレーションに動き出すところを見ると、今は本当に調子がいいのだなと思う。フラムにとっては大きな3点目が入る。

 ハイプレスがハマらなかったバーンリーは保持の時間が長くなる中で得点の可能性を模索。フラムの4-4-2のミドルブロックに対して、バーンリーは得点できる可能性を探っていく。フレミングのタッチダウンパスなど奥行きのある攻撃を織り交ぜながら攻撃を仕掛けていく。

 ソンヌのゴールから1点差に迫るバーンリーだが、反撃もここまで。優位をきっちりと勝利に結びつけたフラムがクオリティを見せつける3ゴールで完勝を飾った。

ひとこと

 フラム、いい感じに仕上がってきたように思う。

試合結果

2025.12.13
プレミアリーグ 第16節
バーンリー 2-3 フラム
ターフ・ムーア
【得点者】
BUR:21′ ウゴチュク, 86′ ソンヌ
FUL:9′ スミス・ロウ, 31′ バッシー, 56′ ウィルソン
主審:マイケル・オリバー

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