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「Catch up Premier League」~2025.12.20 プレミアリーグ 第17節 ボーンマス×バーンリー ハイライト

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機会の差を活かせない引き分け

 長くなっている未勝利沼からなんとか抜け出したいボーンマス。エースの1月流出も日を追うごとに現実味が増しており、一刻も早くチームの流れをよくする必要がある状況だ。

 序盤からボールを持つのはボーンマス。バーンリーは5-4-1と4-4-2のハーフくらいの形で右サイドを軸に最終ラインの枚数を調整しながら対応していく。プレッシャーのかからないバックラインからボールを動かしていくボーンマス。サイドから枚数をかけたローテーションで壊しにいくパターンもあれば、セメンヨへのロングボールのようなパワーを使った形での攻撃も視野に。大外だけでなくライン間にもパスを差し込みながらバリエーション豊かな攻撃を繰り広げていく。

 バーンリーはサイドからのトランジッションから反撃に出ていこうとするが、ボーンマスは余裕を持ってこれを食い止める展開。逆にボーンマスはバーンリーが攻めてくれればそこから縦に速い攻撃で加速をすることもできるという状況だった。

 終盤にはバーンリーは左サイドからようやくひっくり返しリズムを掴むと、そこから決定機を創出。押し込まれるような一方的な展開ではったが、一発で盤面をひっくり返せるチャンスだったが、これを仕留めることができない。

 後半も大きな流れは変わらずペースを握ったのはボーンマス。サイドからのカットインからシュートを積極的に狙っていく。しかし、この日のボーンマスはとにかくシュートが枠に飛ばない。バーンリーが体の寄せが間に合っている場面もなくはないが、そうでなくてもボーンマス側の問題で枠外に飛んでいってしまうことも。

 そういう意味ではセメンヨのシュートはボーンマスに訪れた念願の枠内シュートと呼ぶこともできるだろう。殴り続けるスタンスが奏功し、ボーンマスはようやく先制点を決めることができる。

 以降もペースは変わらず押し込むペースを作っていくボーンマス。しかし、追加点を奪うことができずにいると、右サイドを中心に少しずつバーンリーのリカバリーを許してしまうように。

 勝てていない状況もあり、嫌な雰囲気になってくるヴァイタリティ・スタジアム。その雰囲気は90分に的中。ブロヤの一撃でバーンリーは試合を振り出しに戻してしまう。

 ホームの昇格組という流れを変えたい一戦でも勝利を手にできなかったボーンマス。ジリジリと下がる順位が徐々に気になる立ち位置になり始めた。

ひとこと

 攻撃機会の差を考えればボーンマスは引き分けすら許容が難しい試合だった。

試合結果

2025.12.20
プレミアリーグ 第17節
ボーンマス 1-1 バーンリー
ヴァイタリティ・スタジアム
【得点者】
BOU:67′ セメンヨ
BUR:90′ ブロヤ
主審:クリス・カヴァナー

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