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「エースの矜持」~2026.1.31 プレミアリーグ 第24節 リーズ×アーセナル プレビュー

目次

Fixture

プレミアリーグ 第24節
2026.1.31
リーズ(16位/6勝8分9敗/勝ち点26/得点31 失点38)
×
アーセナル(1位/15勝5分3敗/勝ち点50/得点42 失点17)
@エランド・ロード

戦績

過去の対戦成績

 過去10回の対戦でアーセナルの9勝、引き分けが1つ。

リーズホームでの成績

過去10回の対戦でリーズの1勝、アーセナルの7勝、引き分けが2つ。

Match facts from BBC sport

Match facts
  • リーズは2000年11月の1-0の勝利から直近6試合のアーセナルとのリーグでのホームゲームで勝ちがない(D2,L4)。4敗のうち、3敗は4-1での敗戦。
  • アーセナルは直近6試合のリーズとのリーグ戦で勝利しておりAGGは20-5。リーズ相手のアーセナルの連勝としては最も長いラン。
  • アーセナルは過去8試合のプレミアでのリーズ戦で4得点以上を決めた経験がある。8月のエミレーツでの試合も5-0での勝利。これより多くリーズ相手に4得点以上を決めたことがあるのはエバートン(12)だけ。
  • リーズはその日を首位で迎えたチームとのプレミアリーグでのホームゲームに勝利したことがない(D7,L7)。アーセナル相手の3回は2002年9月、2003年11月、2022年10月すべて負けている。
  • リーズは直近5試合のホームでのリーグ戦で無敗(W3,D2)。2021年の6試合無敗以来トップリーグでは最長のラン。
  • アーセナルは直近3試合のプレミアで勝ちがない(D2,L1)。負ければ2023年12月以来のリーグ戦連敗。
  • リーズは直近10試合のリーグ戦で1敗だけ(W3,D6)。唯一の敗戦は後半ATの2失点で逆転負けを喫したニューカッスル戦。12月以降の試合でリーズより負けが少ないチームはない。
  • アーセナルは今季のプレミアで4つのオウンゴールを記録しており最多。1シーズンでこれより多くのオウンゴールを記録しているのは09-10(6)と23-24(5)だけ。
  • 10人の異なるアーセナルの選手がプレミアでのリーズ戦で2得点以上を記録しており、8月の試合ではヴィクトル・ギョケレシュとユリエン・ティンバーがここに加わった。これより多いのはエバートン(11)とサウサンプトン(12)だけ。
  • デクラン・ライスは出場すればプレミア300試合目。27歳17日での達成はウェイン・ルーニー(26歳58日)、ジェームズ・ミルナー(26歳117日)、ギャレス・バリー(26歳247日)、ラヒム・スターリング(26歳348日)に次いで5番目に若い記録。

スカッド情報

Leeds
  • ダニエル・ジェームズ(腿)
  • ガブリエル・グドムンドソン(鼠蹊部)
  • ルーカス・ヌメチャ(腿)
  • ヤカ・ビヨル(腿)
Arsenal
  • マックス・ダウマン(脚)

予習

第21節 ニューカッスル戦

第22節 フラム戦

第23節 エバートン戦

今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望

ホームアドバンテージに加わった武器

 リーグ戦では3試合未勝利となったアーセナル。7まで開いた2位の勝ち点は4に縮むこととなった。今節の相手はリーズ。残留争い真っ最中ではあるがここ最近は調子を上げているチームである。

 リーズといえばエランド・ロードの熱狂が大きな武器であり、もちろんそのことに相違はない。ホームでの11試合は5勝4分2敗で1試合平均勝ち点は1.72、アウェイでの12試合は1勝4分7敗で1試合平均勝ち点は0.58。間違いなく大きな差になっている。

 それに加えて大きな因子となっているのは今季に関しては「時期」である。11月までの13試合は3勝2分8敗で1試合平均勝ち点は0.85、12月からの10試合は3勝6分1敗で1試合平均勝ち点は1.5。11月と12月を境目に大きな変化が発生している。

 この時間軸はぴったりとフォーメーション変更と重なる。厳密には11月の最後の試合となったマンチェスター・シティ戦で2点ビハインドの中で迎えた後半頭から採用した3-5-2(もしくは3-4-3)が彼らの大きな命綱となっている。

 このフォーメーションを採用してから、リーズの調子は右肩上がりといっていい。アウェイでの勝利こそないものの、アンフィールド、スタジアム・オブ・ライトなど難しいスタジアムで勝ち点を挙げて、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、リバプールとの計4試合で無敗。唯一敗れたセント・ジェームズ・パークにおいても3点を奪い取っている。

 3バックのフォーメーションの軸となっているのは間違いなくキャルバート=ルーウィン。彼に長いボールを当てて収まれば最高。仮に収まらなくてもセカンド回収でボールを当てることでリーズらしい前向きな矢印を出すことができる。

 そこから直線的に進むことができれば最善。キャリー性能ではチームトップのアーロンソンの復調が3-5-2採用とともに始まっており、鋭いカウンターから相手の高いラインを切り裂くことができる。

 難しければWBを使って幅を取っていく。グドムンドソンがこの試合に間に合うかはよくわからないが、仮に間に合わないとしてもジャスティンやボーグルといったほかの面々も馬力を出すことができる。手数をかけるよりもバーッといってガーッとクロスを上げるイメージだ。そうしたスタイルに合うように逆サイドのWBもIHもとにかくボックス内に入っていく。

 守備に関しても強気。3-5-2もしくは3-4-2-1(アーロンソンがあいまいなポジションであることが多く、どっちがベースかは少し判別しにくい)に対してフォーメーションがかみ合わない相手だとしても、前からスライドして捕まえに行く。

 割り切ってのローブロックもプランに入っている。5-4-1のローブロックから3枚くらいのぐるぐるするサイドアタックに対してはマンツーで咎めるようなスタンスで追撃する。

 それぞれのプランにメリハリがある守備で耐えて、持ち味を存分に出す縦に速い攻撃で強さを押し出す。エランド・ロードにいかにも着火しやすそうなエネルギー満点のスタイルが今のリーズの強みだといっていいだろう。

目の前の相手を引き剥がせるか?

 率直にこのリーズの強みは何かといえば強度だろう。球際が強く、粘りがあり、簡単にボールをキープしたり奪ったりすることができずに相手のチームが苦しむという流れで勝ち点を取っている。

 前節のエバートンとのアウェイゲームもまさにこの球際という点で相手を圧倒。中盤での競り合いで優位に立って、圧巻の45分を過ごした。

 シンプルにCL明けでこういう相手と戦うのはしんどいところではあるが、カイラト戦はアーセナルにとっては何かがかかった重要な一戦というわけではない。負荷を管理した状態で強力なデュエルと向かい合うことは普段のCLよりはできている。

 守備においてはやはりキャルバート=ルーウィンを抑えきれるかどうか?というところが勝負になってくる。勝ち切ることはなくても簡単には負けないような競り合い方をしてくるので、ここへのロングボールを跳ね返すのはハード。それでもガブリエウには期待したい。IHもセカンド回収に備えて構えている。ライスをフレッシュな状態で起用できるのは朗報だろう。

 クロスに対してはボックス内に多くの人がなだれ込んでくる。エバートン戦では一番遅く入ってきたジャスティンがゴールを決めている。ボックス内に入り込む選手は徹底的につぶすことをおこたらないようにしたい。

 基本的には前向きなデュエルが信条のリーズではあるが、先に述べたようにローブロックで引いて受けるシーンも存在する。おそらくアーセナル相手でもこの時間は出てくることになるだろう。

 特定の相手にダブルチームをつけるというよりは枚数を合わせて複数人の攻撃にかみ合わせてくるのがリーズの守備の特徴。そういう守備に対して、最も有効なのは目の前の相手をはがすことができるエースの存在だ。

 この点で依然としてチームの核はサカ。ボールの受け方、受けた後の手札の多さ、プレー精度のバランスはチーム内では別格である。

 少し気がかりな点があるとすれば、タッチライン際から縦に侵入するプレーがやや多いこと。今のアーセナルはCKも勝ちといえば勝ちなので、それでも問題はないのだけども、CKを取ることが目的になっているように見えなくもない。よりマークが厳しいことは承知しているが、インサイドにカットインしながらシュートやファークロスを狙うシーンももう少し出てきてほしい。

 誰かがやらなきゃいけないこの試合ではそこを求めたいところ。エースとしての矜持が未勝利を止めることができれば、再びチームは勢いに乗ることができるはずだ。

【参考】
https://www.bbc.com/sport/football/premier-league

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