
見応えのある痛み分け
互いにボールを持つときは湯あったりとしたスタートとなったこの試合。インテルのポゼッションは3バックをベースに数的優位を構築したもの。
バックラインには強引に捕まえにいかないものの、中央ではチャルハノールを徹底的にロボツカが捕まえにいくなどマークを強化する。バレッラ、ジエリンスキが代わりにアンカーポジションに入るなど、マークを外す工夫を見せてはいたが、ナポリの中央の陣形はなかなか崩れなかった。
むしろ、ナポリにとって怖かったのはトランジッション局面。瞬間的なテュラムの抜け出しはあわやDOGSO?と思われるような危険な対応となった。
一方のナポリのポゼッションも安定。左右に動かすポゼッションの中でインサイドで背負うことができるホイルンドから起点を作っていく。インテルは後ろに構えつつ、スピナッツォーラには早めに縦を塞ぐなど個人に合わせた対応を見せる。
中にもチャレンジングなパスを通していたナポリだったが、その狙いの隙を見逃さなかったインテル。ジエリンスキの潰しからカウンターを発動すると、そこからのファストブレイクをディマルコが仕留めて先制する。
先制点からいいリズムのインテル。ボールを奪ったところからは加速ができていたし、ブロックは強固。ミドルゾーンでのパスワークが雑になったナポリに対して、徐々にワンサイドカットから高い位置でボールを奪いにいく。
しかし、そうした状況の中でナポリは一発でひっくり返すことに成功。横断からスピナッツォーラが突撃すると、最後はマクトミネイ。26分に追いつく。
前半の残り時間は主導権の奪い合い。シンプルにサイドから早めのクロスを入れていくインテルの方が静的なポゼッションからゴールが見えそうな気もしたが、ナポリもボール奪取できっかけを掴めばファストブレイクの道筋も見えた。
後半はホイルンドの抜け出しからスタート。サイドに角度が少しついてしまった分、やや殺傷性が足りなかったが、それでもナポリの後半の好スタートを感じさせる流れとなった。
ナポリの勢いを平定したインテルは保持から再びジリっと押し下げる展開。ディマルコ、バストーニ等のバックスの選手たちの攻撃参加が目立っていく。
するとムヒタリアンがラフマニに踏まれてしまった場面でPKを獲得。このPKをチャルハノールが決めてリードを奪う。
やや苦しい展開となったナポリだが、サイドからのクロスによってシンプルな空中戦から同点。ボックス内の混戦を押し込んだのはマクトミネイ。またしてもナポリが同点に追いつく。
上位対決はドロー決着。見応えのある痛み分けとなった。
ひとこと
インテル、相変わらずしれっと主導権を掴むのがうまい。
試合結果
2026.1.11
セリエA
第20節
インテル 2-2 ナポリ
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
【得点者】
INT:9’ ディマルコ, 73‘(PK) チャルハノール
NAP:26‘ 81‘ マクトミネイ
主審:ダニエレ・ドヴェリ
