
火力なら負けない
序盤はバタバタと落ち着かない展開となったが、時間の経過とともに少しずつ落ち着きを見せたのはホームのアタランタ。なかなか前線に起点を作ることができないクレモネーゼを尻目に少しずつ保持で押し込んでいく。
アタランタは細かい布陣のズレをうまく使っていた印象。特に左サイドからは割と簡単に運ぶことができる状況。手数をかけてやり直しても問題なく安全にサイドから運んでいく。
インサイドに差し込むアクションも組み合わせながら、ポゼッションしていくアタランタ。優位をベースにきっちりと先制点まで持っていくことに成功。ラスパドーリのクロスからゴールを決めたのはクルシュトヴィッチ。華麗な反転からアクロバティックなシュートで試合を動かす。
先制点以降も押し込む機会を一方的に作るのはアタランタ。押し込む局面をつくることに貢献したのは先制点を手にしたクルシュトヴィッチ。左右に流れたところからのポストで相手を押し込んでいく。
追加点が決まったのは25分。右サイドからザッパコスタが1on1を制して追加点。意外性がある形からアタランタがリードを広げる。
細かく作った段差を利用したポゼッションで巻き返しを図りたいクレモネーゼだが、なかなか前に起点を作るのは苦戦。2点をリードしてなおアタランタはギュンギュン前からプレスに出ていき、ハイプレスから組み合うような展開に。非常にアグレッシブな流れから縦に速い攻撃の連続となっていく。
それでもなかなか優位は覆らず。ボナッツォーリのキープ力はクルシュトヴィッチと比べるとなかなか差を見せることができなかった。
後半もその流れを引き継ぐようなプレスをかけていく立ち上がり。トランジッションの連打が止まらず、その中で強引に切り拓くことができるクルシュトヴィッチからの攻め筋を作っていく。
クレモネーゼも前半よりは手ごたえのある反撃に成功。セットプレーからのカウンターでスカルビーニに警告を出させるような攻撃を繰り出す。遅い時間帯にはなったが、ファーで高さがあるジュリッチがチャンスを迎えるシーンもあった。
しかし、トータルで見ればチャンスを作るのはアタランタ。GKを絡めた保持からプレスを回避し、大きな展開から相手の守備の圧力を空転させる。サルマジッチの決定機を皮切りに、前線のスピード感を生かした攻撃からゴールに向かっていく。強いシュートが枠に飛ばないだけで、アタランタはいつゴールが決まってもおかしくない状況だった。
終了間際にトルスビーのゴールで1点を返したクレモネーゼだが反撃もそこまで。リードを守ったアタランタが勝ち点3を積み上げた
ひとこと
火力ではアタランタに明らかに分があるなという内容だった。
試合結果
2026.2.9
セリエA
第24節
アタランタ 2-1 クレモネーゼ
スタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリア
【得点者】
ATA:13‘ クルシュトヴィッチ, 25‘ ザッパコスタ
USC:90+4‘ トルスビー
主審:マルコ・ピッチニーニ
