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「EURO2020ハイライト」~Group C Match day 2 オランダ×オーストリア~ 2021.6.17

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■終盤に効いた出場停止

 第1戦と比べるとオランダは少しやり方を変えてきたように見える。変わったように見えたのは右サイド。ウクライナ戦で攻撃面で活躍したダンフリースを押し出すように、後方ではデ・フライがSB化。中盤もアンカー気味だったデ・ローンがデ・ヨングとフラットで底に2枚並ぶ形が多かった。

 想像だが、前者はベクトルを自分たちに向けたような交代に見える。ダンフリースを攻守に前方に押し出すことで大外から押し込むことを狙っているように見えた。一方のデ・ローンとデ・ヨングがフラット気味な形になったのはオーストリアの中盤3枚に形を合わせる色が強かったように思う。

 オランダは前に出る時は4バック気味でガンガン行こうぜプレスをかけるのだが、リトリートの際にはダンフリースを5バックの外に戻した形でかっちりブロックを組む。オーストリアとしてはオランダが前に出たところをかわし、かつ5バックを形成する前に攻め切りたかったはず。例えば27分のシーンのように。

 しかし、そうしたシーンは非常に稀。なかなか攻め手を見つけられなかった。ザビッツァー、ウルマー、ヒンターエッガーが流れる左サイドから攻めたいのだろうけど、流れてくるタイミングや位置があまり効果的ではなく、変形で相手をずらすことができない。例えばオランダのDFのついていきたい習性を利用して、2トップのどちらかをサイドに流しつつザビッツァーをPA内に突撃!みたいなことをやってくれれば面白かったと思う。

 そんなことをしているうちにオーストリアは主将のアラバがポカ。PA内でダンフリースを踏みつけてPKを献上する。試合開始から両軍はやたらタックルのテンポが合わずに無謀な警告を食らいまくっていた。このアラバは単に足があってしまい踏みつけてしまった感はあるけど、ファウルで落ち着かない立ち上がりを象徴していると思う。

 後半は攻撃に出なければいけなくなったオーストリア。またしても得点に絡んだダンフリースに追加点を決められ状況は厳しくなる。だが、70分になってようやく縦パスが入るように。75分くらいにはもうオランダの中央がヘロヘロで攻め立て放題になったこともあり進撃が可能になる。

 だが、とにかく火力がない。具体的にはエリア内の脅威がない。いや、これはアルナウトビッチでしょ。なんで出場停止なのよ。オランダを押し込むまでにはいったが、最後の仕上げの要素がピッチになかったオーストリアが最後は屈してしまう。北マケドニア戦の二匹目のドジョウを狙い、アラバを解放しても受け手がいなければ同じことだ。

 結局試合はそのまま終了。2連勝のオランダが1節を残してグループCの首位通過を決めた。

試合結果
オランダ 2-0 オーストリア
ヨハン・クライフ・アレナ
【得点者】
NED:11′(PK) デパイ, 67′ ダンフリース
主審:オレル・グリンフェルド

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