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「Catch up Premier League」~2021.12.29 プレミアリーグ 第20節 ブレントフォード×マンチェスター・シティ ハイライト

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■右サイドから壊した高い完成度の守備

 激しいプレスからトランジッションを重視した縦への早い攻め込みでプレミアのインテンシティに対抗するスタイルが持ち味のブレントフォード。この日は布陣こそいつもと同じ5-3-2だが、マンチェスター・シティ相手ということで、割り切った撤退守備を行うことでシティに対抗する。

 基本的なスタンスはシティを外に追いやりながら守る形。ハーフスペースに侵入させることだけは避けながら、シティのサイド攻撃の鉄板であるSB、WG、IHのトライアングルに対して、ブレントフォードはうまく受け渡しながら対応していく。

 クロスに対しての対応はブレントフォードの方が優位。ハイクロスの競り合いながらシティ相手には問題なくできる分野である。なので、どこまでついていきながら鋭いクロスを上げさせないか?がポイントになる。

 ブレントフォードはハーフスペースの守備も完成度が高く、ワイドのCBが相手に前を向かせないように、トッテナムの降りるアクションについていきながら潰すことができていた。したがって単体で出ていくDFのスペースを埋める最終ラインの横移動もうまく、シティに対抗する5-3-2は比較的できていたように見える。

 シティはサイドチェンジで行うことで活路を探っていくが、2トップが守備をサボらないブレントフォードに対して、なかなかスムーズにサイドを変えられずに苦戦する。

 というわけで困った時は外から壊すに限る!というシティ。この日はカンセロ、デ・ブライネという外からピンポイントのクロスを入れることができる選手が右サイドに。

 その右サイドからの遠距離射撃からシティは先制点をゲット。デ・ブライネの浮き玉に反応したのは裏に抜け出したフォーデン。ワンチャンスを物にして一歩前に出る。

 ブレントフォードは積極的に高い位置をとるシティのバックラインに対してロングボールで対抗手段を探す。前に進み、エリアにクロスを上げることができる状況ならば、問題なく攻撃ができるのだがどうしてもエリアにたどり着くための機会が少ないブレントフォード。

 失点後、ブレントフォードはかなり積極的にミドルプレスに出て行ってはいたが、どうにもゴールを取り切るところまでは至らない。攻守に健闘は見せたが、セットプレーも含めてなかなかチャンスの機会が増えてこない。

 試合はそのまま終了。攻守にシティ対策のきっかけを見つけるところまでは行ったものの、序盤の失点が尾を引く形で昇格組のブレントフォードがシティに屈することとなった。

試合結果
2021.12.29
プレミアリーグ 第20節
ブレントフォード 0-1 マンチェスター・シティ
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
Man City: 16′ フォーデン
主審:デビッド・クーテ

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