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「Catch up Premier League」~2021.12.1 プレミアリーグ 第14節 ニューカッスル×ノリッジ ハイライト

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■予定外の回帰によるリードも…

 逆天王山を迎える両チームはどちらもボール保持型に舵を切ろうというスタイルチェンジの最中である。ニューカッスルはシェルビーがラインを落ちる流れからゆったりとしたテンポでゲームメイク。これまでの縦に早いスタイルからの脱却を図っている真っ最中。

 ノリッジも右のWGに起用したサージェントへのロングボールを駆使してはいたものの、これまでに比べれば直線的な動きが少なく、ボールを回しながらの相手の攻略に挑みだしている。

 両チームの新しいスタイルへの挑戦の過程を見ることが出来るかと思いきや、ニューカッスルにアクシデント。クリアをプッキに当てて抜け出されてしまったクラークが後ろからプッキを引き倒し、わずか9分で一発退場の憂き目に。これで試合の流れはガラッと変わる。

 4-3-2にシフトしたニューカッスルはボール保持を諦めて撤退+ロングカウンターの流れでひとまずのスタイル変化を棚上げすることに。

 その分、ボール保持の色を濃くしたのはノリッジ。SB、IHが退場前よりも気持ち一列前でボールを受ける意識を持ち、ニューカッスルを押し込んでいく。ニューカッスルはニューカッスルで反撃の糸口は十分。トップの選手はノリッジのDF相手にボールを収めることが出来ていたし、高い位置を取るノリッジのウィリアムズの裏に流れることでラインを押し下げることが出来る。

 後半、より攻勢に出るべくノリッジは4-3-1-2へとシフトチェンジ。中央の密度を上げて、前半にはやや迫力不足が否めなかったPA内の圧力を高めていく。SBが時間をもらえるのは前半と同じだったので、大外は彼らに任せつつ、中央を分厚くする算段である。

 ニューカッスルはサイドに流れることで起点は出来ていたが、FWがこの動きを担当するためにエリア内にフィニッシャーがいなくなる問題に直面。サイドからチャンスは作れるが、フィニッシュが出来ない状況に苦しむ。

   そんな流れの中で先制点を奪ったのはニューカッスル。エリア内のハンドの判定でPKを獲得。ウィルソンがこれを決めて先制する。 

    ビハインドとなったノリッジは時間をもらえているSBを変更。ウィリアムズからギアンヌリスに交代し、クロッサーとしてエリアへの砲台の役割を託す。

 このスミス監督の交代は的中。左の大外から上げたクロスを最後はプッキが叩き込んで同点。あわや10人で初勝利を掴みそうだったニューカッスルから寸前のところで勝利を取り上げて見せた。

試合結果
2021.11.30
プレミアリーグ 第14節
ニューカッスル 1-1 ノリッジ
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:61′(PK) ウィルソン
NOR:79′ プッキ
主審:アンディ・マドレー

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