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「Catch up Premier League」~2021.10.3 プレミアリーグ 第7節 ウェストハム×ブレントフォード ハイライト

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■またしても終盤の大仕事で決着したダークホース対決

 昨シーズンに続いていぶし銀枠として堅実な成績を残して一つ格が上のクラブになっている感のあるウェストハムと開幕からビッククラブ相手にダイナミックな試合で今年の台風の目枠であるブレントフォードの一戦。好調な両チーム同士の非常に楽しみな試合である。

 意外にも試合は非常にワンサイドな展開になった。序盤は一方的なブレントフォードペース。高い位置からのボール回収とPA内へのクロスの枚数の掛け方でウェストハムを圧倒する。

 ブレントフォードは非常に内側での楔を使った前進がスムーズになってきた。ポストと受け手の関係が整理されており、少ないタッチで素早い方向転換が可能に。ブレントフォードは開幕時のプレースタイルから徐々にできることを増やす方向にチャレンジしている感じが非常に好感が持てる。

 開幕した時は2トップへのロングボールの一辺倒からの前進が目立っていたけど、今はグラウンダーの楔を付けながらポストを生かして前進することができる。こういうチームは見ていて積み重ねがあるから楽しい。チームの核であるトニーはその代表例だろう。中央にどしっと構えるだけでなく、サイドに流れながらのアシストもお手の物。多くの役割をこなすことがバッチリ板についてきた。

 そんな流れの中でこちらもすでにプレミア級であることを証明しつつあるムベウモのゴールでブレントフォードが先制。そのペースのまま前半を飲み込んで押し切る。

 しかし、前半の途中から徐々に圧力を高めてきたウェストハム。中盤のプレスの強度を高めてショートカウンターを発動する回数が徐々に増えていく。ブレントフォードの中盤はこれに伴ってラインを下げたため、セカンドボールの主導権はウェストハムに移っていく。

 後半、左で作って右サイドの選手がPA内になだれ込む形でチャンスを作るウェストハム。手こずりはしたが80分にボーウェンがようやくこの形から同点弾を叩き込む。

 だが、試合はまだ終わらない。またしても終盤に試合を動かしたのはブレントフォード。そしてリバプール戦と同じく決めたのはウィサ。後半ラストプレーでロンドンスタジアムの観客を黙らせたブレントフォードがまたしても大仕事。土壇場で勝ち点3を獲得し、ダークホース対決を制した。

試合結果
2021.10.3
プレミアリーグ 第7節
ウェストハム 1-2 ブレントフォード
ロンドン・スタジアム
【得点者】
WHU:80‘ ボーウェン
BRE:20‘ ムベウモ, 90+4’ ウィサ
主審:ピーター・バンクス

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