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「Catch up FIFA World Cup Qatar 2022 Asia qualifiers」~カタールW杯 アジア最終予選 グループB 第3節 オーストラリア×オマーン~ 2021.10.7

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■サイドに圧をかけてねじ伏せる

 9月シリーズを2連勝。見事なスタートダッシュを決めたオーストラリア。オマーンを叩いて勝ち点を落とした日本にプレッシャーをかけていきたいところ。

 おなじみになってきたオマーンの中央封鎖の4-3-1-2に対して、オーストラリアはCHが低い位置まで降りることで仕掛けていく。CHが降りる動きを見せることで、オマーンのIHはオーストラリアのSBについていくのか、あるいはCHについていくのかの判断をする必要が出てくる。

 オマーンのIHが降りていくオーストラリアのCHについていった場合、オマーンの守備の陣形はIHとSBの距離が開くことに。従って、オーストラリアのCHにオマーンのIHが食いついた時がオーストラリアの攻める絶好機。SBとWGがオマーンのSBに襲いかかる形でクロスを上げられるとオーストラリアにはチャンスが出るようになる。

 ただ、オマーンにも十分にチャンスはあった。オーストラリアの4-4-2ブロックは全体の陣形がコンパクトに維持できておらず。機動力が優れているとはいえないオーストラリアの中盤が広いエリアを任されることによって、オマーンに振り回されることがしばしば見られた。

 オマーンは守備面でも途中からIHがプレスを自重することで修正。オーストラリアに対してコンパクトな守備を敷くことができるようになってきた。メイビルによって奪われた先制点も28分にアル・アラウィの得点で取り返してオマーンが流れを引き戻す。

 しかし、並びで考えると4-3-1-2のオマーンはスライドが間に合わなくなった際にサイドの守備がどうしても孤立してしまいやすい。オーストラリアはその隙をついて得点を重ねていく。サイドでのロストからのクロスで後半早々に勝ち越し点を得ると、試合終了間際にもホルダーを追い越す形でのオーバーラップでクロスを上げてミッチェル・デュークが追加点。

 隙を見せながらも最後はオマーンを仕留めたオーストラリア。グループBのライバルたちにプレッシャーをかける勝ち点3を獲得し、日本とのアウェイゲームに乗り込む。

試合結果
2021.10.7
カタールW杯アジア最終予選 第3節
オーストラリア 3-1 オマーン
ハリーファ国際スタジアム
【得点者】
AUS:9′ メイビル, 49′ ボイル, 89′ デューク
OMA:28′ アル・アラウィ
主審:ナワフ・シュクララ

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