MENU
カテゴリー

「Catch up FIFA World Cup Qatar 2022 Asia qualifiers」~カタールW杯 アジア最終予選 グループB 第1節 サウジアラビア×ベトナム~ 2021.9.2

画像1

■常連国の貫禄でじっくりと料理

 アジア最終予選初の参加を決めることに成功したベトナム。記念すべき初戦はこのステージにおける常連のサウジアラビアである。

 ベトナムは常連国の胸を借りるつもりだったのか、アウェイで思い切りのいい立ち上がりを見せた。フォーメーションこそ5-4-1と後ろ重心ではあったものの、隙があればラインをあげながらのプレッシングを試みる。特に積極的なプレスを行っていたのはCHの2人。サウジアラビアのCHに対して前に出て保持の阻害を試みる。

 その勢いのままにベトナムは一気に先制。サウジアラビアのクリアが甘くなったところで、22歳の新鋭である19番のグエン・クアン・ハイのシュートが炸裂。若きWGがベトナムの最終予選史上初のスコアラーとなった。

 先制点の後はサウジアラビアの保持一色に。ベトナムのローラインの5-4-1に対して、まずはボール回しで様子を見ながら攻略法を探す。糸口として見つけたのはベトナムのCHの積極的なプレスを逆手に取ること。彼らを誘き出した上で背後のスペースに選手を多く送り込み、そこに楔を入れることで起点を作る。CFのアル・シェフリのポストプレーに合わせた抜け出しも見られるようになると、徐々に積極的だったベトナムの守備陣は脆さが見られるようになっていく。

 サウジアラビアのブロックの溶かし方は堅実だった。内側に狙いを定めるだけでなく、きちんと大外も噛ませることで、ベトナムの守備に的を絞らせない。外を使ったと思いきや、今度はWGから斜めの楔で中を使うなどやり方はさまざま。サウジアラビアのアプローチは派手さはないものの、確実にベトナムにダメージを与えていた。

 そのダメージが決定的になったのは後半開始直後。大外から裏をとったサウジアラビアに対して、右のCBであるド・ドゥイ・マンがハンド。そしてこれが2枚目の警告となり、PK+退場のダブルパンチを喰らうことになった。

 こうなると一気にペースは同点弾を決めたサウジアラビアに。5-3-1だと中央の楔をケアするために閉じることや、逆サイドの手薄さをカバーするのがどうしても難しくなるベトナム。一方的なサウジアラビアペースの中、勝ち越しゴールとして積極的なオーバーラップを見せていたアッ=シャラハーニーがヘディング(アフロってなんでこんなに空中戦強いんだろう)でネットを揺らす。勝ち点をなんとか確保しようと積極的に攻めたベトナムを、今度はカウンターアタックから裏返すとまたしてもPK。決定的な3点目を獲得する。

 結局試合はそのまま終了。開始直後こそ面食らったサウジアラビアだったが、ベトナムをじっくり料理し、常連国としての貫禄を見せつけた。

試合結果
2021.9.2
カタールW杯アジア最終予選 第1節
サウジアラビア 3-1 ベトナム
キング・サウド・ユニバーシティ・スタジアム
【得点者】
KSA:55′(PK) アッ=ドーサリー, 67′ アッ=シャハラーニー, 80′(PK) アル・シェフリ
VIE:3′ クアン・ハイ
主審:タンタシェフ・イルギス

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次