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「Catch up Premier League」~2021.8.21 プレミアリーグ 第2節 クリスタル・パレス×ブレントフォード ハイライト

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■壊し合いまではいかず

 共に第1節はロンドンダービーだった両チーム。第1節で得られた結果は対照的だった。アーセナルにプレミア初勝利を決めたブレントフォードはこの試合でもラヤが抜群の存在感。自陣深い位置からのフィードは質が高く、積極的なプレッシングに出てきたクリスタル・パレスを苦しめる。

 前線でいえばアーセナル戦でも活躍したトニーだけでなく、2トップの相方のムベウモもハイボールの起点になれそうな感じ。単純ではあるが強力な2トップにラヤやバックラインからフィードを合わせこむ形はすでに確立されている。

 一方で後方からのビルドアップは課題になりそう。そんなものしなくていいんだ!といわれればそりゃそうなのだが、少なくともIHが押し上げる時間を作らなければCFに当ててもセカンドボールを回収することが出来ない。そういう意味で保持でラインを上げる時間を稼ぐ程度にはポゼッションのスキルは持っておきたいところである。

 クリスタル・パレスは昨シーズンに比べて積極的なプレッシングが目立つように。保持の局面でもゆったりとボールを持つ場面も見られるようになり、じんわりと新監督のカラーが見えるようである。特に印象的だったのは攻守に働ける中盤の存在。

 昨季は不慣れなバックラインで苦しんだクヤテはアンカーで躍動。ハイプレスから抜けそうになった選手を捕まえ、中盤の防波堤として機能していた。新加入のギャラガーは攻守に豊富な運動量で貢献。ザハの保持時にもボールを引き出すオフザボールでチームの主力として定着しそうな予感がある。

 だが、フィニッシュ局面の乏しさはまだ課題。ベンテケの高さとザハの個人技頼みではゴールは遠かった。仕組みややりたいことはよくわかるが、相手のゴールを脅かせない一戦は妥当なスコアレスドローに終わった。

試合結果
2021.8.21
プレミアリーグ 第2節
クリスタル・パレス 0-0 ブレントフォード
セルハースト・パーク
主審:マーティン・アトキンソン

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