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「Catch up Premier League」~2023.10.29 プレミアリーグ 第10節 アストンビラ×ルートン・タウン ハイライト

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無抵抗のルートンを要塞で粉砕

 連勝を積み重ねて上位に迫る位置につけるアストンビラ。今季の2つの敗戦はアンフィールドとセント・ジェームズ・パーク。ホームゲームはここまで全勝だ。要塞と化しているビラ・パークに今節乗り込むのはルートン・タウンだ。 

 ボールを保持するのはホームのアストンビラ。3-2-5に変形しながらルートンの4-4-2相手にズレを作っていく。ルートンはSBからWGの高い位置に移動するキャッシュにダウティーがついていく形を形成。それに伴い、オグベネはSHの位置に移動。後方に重きを置く守り方をする。

 その割にはずるずると後退してしまうルートン。自由にボールを持てるビラのバックラインから大外への展開で一気にルートンを押し下げると、ここからの折り返しでボックス内にスペースを作り、チャンスを作っていく。この形で特に効いていたのは左のザニオーロとディニュ。この左サイドデュオの攻めは効いていた。

 アストンビラは左サイドから得たFKの流れから先制。マッギンが沈めて早い時間にリードを奪う。

 これ以降もサイドから攻めるアストンビラ。一方的に攻め立てる時間が続き、試合は非常にモノトーンな展開に。ルートンは5レーンを埋めているはずなのだが、結果的に押し下げられてしまい、延々と攻め立てられるシーンが続いてしまうことに。頼みのカウンターも通用せず、ルートンはシュートチャンスはおろか自陣から脱出する手段にすら辿りつけない展開になる。

 迎えた後半も試合は動かずアストンビラのペース。ルートンはラインを上げての守備ができずに苦戦する。できれば配球元のパウ・トーレスにはプレッシャーをかけたいところだが、それができないのが苦しい展開になる要因だろう。

 後半も引き続き押し下げることができていたアストンビラは順調に追加点をゲット。左サイドのマッギンからベイリーが折り返し、仕留めたのはディアビ。好調のブンデス産アタッカーは今節もゴールをゲット。後半開始早々にリードを広げる。

 ルートンは選手交代から反撃を狙う。ナカンバ、バークリーに次いでタヒス・チョンの投入でほんのりとボールを前に運べるにおいは出てくるように。しかしながら、前にプレスを行くきっかけがつかめないという非保持側の課題はまだ改善が見られない状態だ。

 結局サイドのプレイヤーの根性が前進の主体になっていたルートン。オグベネが根性を見せるが、ゴールを決めたのはビラ。オウンゴールを誘発し、リードを3点に広げて見せる。

 終盤に追撃弾で1点を返すルートンだが、反撃もここまで。余裕を持った逃げ切りでビラはホーム全勝をキープ。首位との勝ち点は4のままで上位に食らいついていく。

ひとこと

 ハイプレスいけない苦しみはなかなかに切ないものがある。

試合結果

2023.10.29
プレミアリーグ 第10節
アストンビラ 3-1 ルートン・タウン
ビラ・パーク
【得点者】
AVL:17‘ マッギン, 49’ ディアビ, 62‘ ロッキャー(OG)
LUT:83’ マルティネス(OG)
主審:ジョン・ブルックス

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