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「Catch up UEFA Champions League」~2023.11.29 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第5節 ベンフィカ×インテル~

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溶かす方も追いつく方も反省が先立つ

 噛み合わないフォーメーションを使ってくる両チームの立ち上がり。ビルドアップ隊が作るズレをいかに攻撃に消化できるかが両チームのポイントといえる序盤戦となった。

 どちらのチームも攻め手としてはオーソドックス。3バックから2トップの脇で前進するインテルが立ち上がりからボールを持つ形がメインとなる立ちあがりの時間帯だった。

 しかしながら、ボール保持の局面で解決策を出したのはベンフィカの方だった。WBと2トップ、3センターの間となる外側のスペースからボールを押し上げるベンフィカ。インテルは3センターがサイドにスライドしながら前に立ちふさがりスペースを消す。

 だが、バックラインへのプレスは不十分。特にホルダーにはあまり制限がかからない。そうした中で前線が右のハーフスペースの奥を取る形で裏抜けをする。この動きは中央から斜め方向になっているのがポイント。これでベンフィカはデ・フライを釣りだすことができる。

 これでビセックのカバー範囲が広がる状態を作り出すことができたベンフィカ。このスキを突いたジョアン・マリオが先制点を決める。

 先制点以降もこの状況を作り続けるセビージャ。デ・フライを動かし、ビセック周りを打ち壊す形でチャンスを量産し続ける。2得点目は右サイドの突破に対してインテルのバックラインのスライドが遅れた形から。再び、ジョアン・マリオが決めてさらに突き放すことに成功する。

 そして3得点目も決めたのはジョアン・マリオ。デ・フライを揺さぶり、ビセック周りで仕留めるという変わらないメカニズムから一気に3点のリードを手にしてハーフタイムを迎えることとなった。

 後がなくなったインテルは後半頭からハイプレスを起動。前から勝負をかけていく。攻めに転じることができるようになってからは両WBの積極的な攻め上がりから攻撃に厚みを出していく。

 追撃のきっかけになる1点目はセットプレーからのアルナウトビッチ。前半にはほぼチャンスがなかったストライカーが後半にようやく巡ってきたチャンスをモノにして点差を縮める。

 後半は勢いよく出てきたインテルに対して全くまとまりがない試合をしてしまったベンフィカ。64分にまともなカウンターを打つのがやっと。それ以上に押し込まれた後のボックス内での対応は非常に淡白。2失点目の左サイドからのクロスをフラッテージが合わせたシーンなどはその典型といえるだろう。

 さらにはオタメンディの軽率なPK献上でインテルにあっという間に同点に追いつかれたベンフィカ。経験豊富なDFが犯していいレベルのミスではない。

 さらにはシウバが退場するなど一気に窮地に追い込まれたベンフィカ。DFを削ってムヒタリアンを投入したインテルが一方的に攻めていく。かと思いきや、10人になってからはベンフィカが攻めに回るというあべこべな展開に。何かが吹っ切れたのだろうか。

 その後は得点が入らず3-3のドロー決着。ベンフィカは3点のリードをあっという間に溶かしてしまった。

ひとこと

 インテルも同じ形への対応遅れや、10人相手への攻め筋の薄さなど反省点が結構ある試合だった。

試合結果

2023.11.29
UEFAチャンピオンズリーグ
Group D 第5節
ベンフィカ 3-3 インテル
エスタディオ・ド・SLベンフィカ
【得点者】
BEN:5‘ 13’ 34‘ ジョアン・マリオ
INT:51‘ アルナウトビッチ, 58‘ フラッテージ, 72’(PK) サンチェス
主審:アンドレス・トレイマニス

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