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「Catch up Premier League」~2023.12.6 プレミアリーグ 第15節 シェフィールド・ユナイテッド×リバプール ハイライト

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監督交代ブーストはかからず

 バーンリーに5-0で敗れてしまい、ついに今季のプレミアで監督解任第1号を出してしまったシェフィールド・ユナイテッド。ヘッキングボトムに代わり指揮を執るのはカムバックとなったワイルダーである。

 そんなワイルダーが就任初戦で直面するのはリバプール。いきなりラスボス感があるが、立ち上がりのフィーリングは良好。セットプレーからロビンソンがあわやという場面を作るなど序盤から得点の気配が見えるスタートとなる。

 しかしながら、当然ボールを持つのはリバプールということになる。アレクサンダー=アーノルドがインサイドに入っての3-2形成はもはやお馴染みという感じ。ブレイズは3トップがナローに絞りながらリバプールを中央から進撃するところを防いでいく。前節は間延びしていたスペースを享受していた遠藤も今節では中央から離れてポジションを取る場面も見られた。

 ボールを持つリバプールだが、ボールは外を循環するなどあまりクリティカルにブレイズの陣内に刺さる様子はない。後ろではゴメスのパスミスからケレハーがチームを救うプレーを見せるなどややバタバタした試合運びが目立つ展開となる。

 そんな困ったリバプールを救ったのはセットプレー。37分にシュートを豪快に仕留めたのはファン・ダイク。復調のシーズンとなっているDFリーダーの一発でリバプールはようやくリードを奪うことに成功する。

 ブレイズは中央を締める方向性は伝わってきたのだが、ややミス待ちになってしまっている状況を変えることはできず。リバプールのゴールに迫るようなボールの奪い方を見せることがなかなかできない状況だった。

 迎えた後半、ラインを上げてプレスを積極的に行っていくブレイズ。だが、ボールを持ちながらリバプールはこのプレスをいなして展開を落ち着かせていく。

 再び自陣の深い位置で構えることになったブレイズ。後方からはファン・ダイクの大きな左右への展開とコナテのキャリーが冴えており、後手に回るブレイズの中盤に混乱を与えていた。

 ブレイズは前半に比べればアーチャーとコナテのマッチアップのところから何とかチャンスをもぎ取る展開。やはりボールを運ぶところの手段の乏しさは否定できない。

 ということで後半も優勢なのはリバプール。仕上げの手段はサラーに代わって精力的に裏抜けを行うヌニェスに入れ替わったが、敵陣に迫るダイナミックさはきっちり押し出すことができていた。

 試合を決める追加点は後半追加タイム。ややオープンな展開とビハインドという状況を割り引いたとしてもブレイズの守備の杜撰さは目を覆いたくなる。誰にもプレッシャーを受けずに振りぬいたシュートで2点目を決める。

 監督交代直後のチーム相手のアウェイゲームという難しい状況を制御しながらクリアしたリバプール。順当な勝ち点3で上位追走に成功した。

ひとこと

 落とさないリバプール。とはいえ、今節は力の差が歴然という感じだったが。

試合結果

2023.12.6
プレミアリーグ 第15節
シェフィールド・ユナイテッド 0-2 リバプール
ブラモール・レーン
【得点者】
LIV:37′ ファン・ダイク, 90+4‘ ショボスライ
主審:サイモン・フーパー

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