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「Catch up Carabao Cup」~2024.1.10 カラバオカップ 準決勝 1st leg リバプール×フラム ハイライトレビュー

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 ウェンブリーのファイナルへの舞台まではあと1つ。カラバオカップ唯一の2レグ制のステージである準決勝で相見えるのはリバプールとフラムである。

 前線へのロングボール+ハイプレスからハイテンポな展開を誘発するリバプール。フラムも素早く縦につける形でこの戦いを跳ね返すなど、縦に速い展開に乗っかる形で試合は進んでいく。一方的に巻き込まれているだけでなく、強引な縦へのパスからカウンターへの素早く発動するあたり、フラムはアーセナル戦の好調を引き継いでいると言えるだろう。

 時間が経過するとボールを持てるようになるのはリバプール。しかしながら、押し込むようになるとなかなか動きをつけられずに苦戦。特に左サイドは全体が後ろに重く、なかなかボールを前に運ぶことができず。右サイドにはサラーという預けどころがない影響がもろに出たように思う。

 そうした中で光になっていたのはCFに入ったジョッタ。動きながらのロングボールの引き出しやサイドへの裏抜けなどのオフザボールからボールの収めどころになり、リバプールの前進のきっかけになっていた。

 フラムはカウンターにフォーカス。ロングカウンターをベースにポゼッションを回収したところからの切れ味で勝負。直近のリーグ戦であるアーセナル戦と同じ指針である。高い位置に出ていくことができた流れの中からフラムは先制ゴール。リバプールはバックラインが厳しいプレッシャーを受けたことで、慌てたファン・ダイクが処理をミスリ、ペレイラとウィリアンのコンビにゴールを陥れられる。

 その後もフラムはガッチリと固めた守備とカウンターからチャンスメイク。37分のシーンはディアスの戻りが遅れれば、あわやフラムがハーフタイム前に2点目をとるところだった。

 後半、リバプールはゴメスをマック=アリスターの隣に立たせる形で左サイドの押し上げ。かつ、6トップ気味に入ることでレーンの入れ替えを増加。イメージとしてはニューカッスル戦の後半に似た展開だったと言えるだろう。

 これで縦パスの狙いを絞れなくなったフラム。ボールを回収できずに、前半よりもカウンターからのチャンスを作れない状態で苦心する。

 そうした中でリバプールはついに同点ゴールをゲット。カーティスのミドルのディフレクションにレノは反応することができず。さらに3分後にはリバプールが追加点。サイドに流れたヌニェスからガクポへの折り返しで勝ち越し。こちらはいかにも後半に2-2-6に変化した効果があったゴールと言えるだろう。

 ポゼッションで相手を外すことを覚えたリバプールは終盤まで試合を制圧。フラムを延々と押し込み、反撃の隙を許さず2ndレグにアドバンテージを持ち帰ることに成功した。

ひとこと

 後半の形、被カウンターの強度はどうなんだろう。フラムは割と最近強度があるので、ここを丸めこめたのはちょっと大きい感じする。

試合結果

2024.1.10
カラバオカップ 準決勝 1st leg
リバプール 2-1 フラム
アンフィールド
【得点者】
LIV:68′ ジョーンズ, 71′ ガクポ
FUL:19′ ウィリアン
主審:デビッド・クート

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