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「Catch up La Liga」~2024.1.18 コパ・デル・レイ Round 16 アトレティコ・マドリー×レアル・マドリー ハイライト

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再びの延長でサウジアラビアのリベンジを果たす

 サウジアラビアでスーペルコパ準決勝を戦ったばかりの両雄。舞台をマドリードに移し、コパ・デル・レイを再び戦う。

 スーペルコパでは非常に堅い戦いに終始していた両チーム。この試合でもその一戦と同様に4-4-2と3-5-2という互いのブロックをきっちり固めることで勝負をしていく。ただ、特にマドリーは少しオープンな展開を施行していたように思う。4-4-2を維持したままのプレッシングとボールを奪った後の速い仕掛けがちらほら。ヴィニシウスとロドリゴの2人の一瞬の切れ味でアトレティコをおいて行こうとする。

 アトレティコが保持に回った場合はマドリーの中盤のプレス意識を利用するイメージ。デ・パウル、グリーズマン、サウールあたりが中盤を行ったり来たりすることでズレを作っていく。

 先制したのはアトレティコ。アンカーのコケが解放された流れからモラタで深さを作ると、前線に飛び出したサウールがミスを誘発。こぼれたところをリーノが押し込み先制する。

 このままいい流れでアトレティコが試合を握っていくかと思われたが、マドリーは終了間際のセットプレーで同点に。モドリッチのFKを処理しようとしたオブラクがコンタクトでバランスを崩してしまい、オウンゴールを記録してしまう。

 迎えた後半はよりお互いが保持のターンを大事しながら組み立てていく展開に。マドリーはゆったりとボールを持ち、アトレティコはサイドにフローするデ・パウルをボールの落ち着けどころにしていた。

 そうした中でゴールを決めたのはアトレティコ。やや強引なゴール前への放り込みが功を奏しての先制点。ルニンの弾いたボールが味方に当たり、最後に目の前に転がってきたモラタが押し込む。

 パスカットからゆったりとした保持に回ることで以降の試合を支配するアトレティコ。このまま試合が終わるかと思われたが、マドリーはベリンガムがサイドからスーパーなクロスで同点ゴールをアシスト。苦しい展開の中で同点に追いつく。

 延長戦も非常にジリジリとした展開。その中でワンプレーで風穴を開けたのはグリーズマン。右の大外レーンからの独力の突破でマドリーの守備をこじ開け、角度のないところからシュートで勝ち越しゴールをもたらす。

 以降はマドリーの保持に対して、アトレティコがカウンターで対抗する流れ。どちらにゴール入ってもおかしくない時間帯で見事に次の点を決めたのはアトレティコ。右サイドでカウンターの起点を作ると、そこから生まれたチャンスを丁寧に繋いでいき、最後は左サイドのリケルメがフィニッシュ。

 見事にサウジアラビアのリベンジを果たしたアトレティコ。延長を制してベスト8に駒を進めた。

ひとこと

 グリーズマン、いいっすねぇ。

試合結果

2024.1.18
コパ・デル・レイ Round 16
アトレティコ・マドリー 4-2 レアル・マドリー
エスタディオ・シビタス・メトロポリターノ
【得点者】
AMA:39′ リーノ, 57′ モラタ, 100′ グリーズマン, 119′ リケルメ
RMA:45+1′ オブラク(OG), 82′ ホセル
主審:クアドラ・フェルナンデス

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